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愉しい密談

午後、八丁堀へ。ラダックガイドブックでお世話になった編集者さんと打ち合わせ。

今回、俎上に載せたのは、今までの書籍とはかなり毛色の違う企画。ものすごくシンプルなアイデアだが、そーいえば今までなかったなあ、という感じのものだ。話を聞いてくれた編集者さんも「ありだと思います」と言ってくれた。最初の一手としては悪くない。何だか打ち合わせというより、愉しい密談のような感じだった。新企画について話してる時は、概してそんなものだけど。

次は内陣に切り込んで、本丸攻め、つまり予算獲得に繋げられるかどうか。うまくいけば、来年の今頃はかなり面白いことになってるかもしれない。まだ何一つ決まってないから、獲らぬタヌキの何とやらにもほどがあるが‥‥とりあえず、がんばろ。

〆切に次ぐ〆切

取材のため、朝から電車に乗って南大沢へ。眠気が覚めなくて困ったが、缶コーヒーをがぶ飲みし、どうにか無難にやり遂げる。

やっぱり疲れを感じたので、家に戻ってから、夕方まで少し仮眠。晩飯を食ってシャワーを浴びたら、かなりしゃっきり。さっそく原稿に取りかかり、夜中までに何とかメドが立った。しかし、机上にはまだ山のよーに仕事が‥‥。

九月に帰国してからというもの、やたらめったら忙しい。文字通り、〆切に次ぐ〆切に追いまくられている。この調子だと、来年の一月末くらいまではせわしない日々が続きそうだ‥‥。紅葉の時期に合わせて、丹沢あたりを歩きたいと思ってたのだが、ちょっと無理かも。

ま、やるしかないか。

札幌で取材

昨日は取材のため、北海道の札幌に行った。今回、原稿の〆切がありえないくらいキビシイので、やむなく弾丸日帰り取材とあいなった。

朝七時に家を出て、吉祥寺から羽田空港行きのリムジンバスに乗る。10時過ぎの飛行機で新千歳空港に飛び、到着後すぐに電車に乗り換え札幌へ。取材前の打ち合わせなどもあったため、マクドナルドで急いでハンバーガーを頬張るのが精一杯(泣)。

ありがたいことに、取材自体はスムーズに終了したので、札幌駅界隈で二時間ほど自由時間が持てた。小雨がぱらつく中、時計台を見物しにぶらりと歩き、駅の地下の店で海鮮丼とビールの遅い昼食。いやー、うまい。北海道の思い出、以上(苦笑)。その後は電車で新千歳空港に向かい、七時の飛行機で羽田へ。家に帰りついたのは十時半頃だった。さすがに疲労困憊。

というわけで、ほとんどろくに見て回れなかった、初めての北海道。でも、ほんとによさげな土地だった。次回は思うぞんぶん観光して、うまいものを飲み食いして、ゆったりと過ごしたい。

ゆるんだゼンマイ

今日は外出の予定もなく、一日家にいられると思って、何も考えずに眠り続けたら、軽く昼を過ぎていた。午前中に宅配便が届いて、呼び鈴が鳴ったのにも気付かなかったほどだった。

それで起きてはみたものの、どうにもこうにも、身体がだるい。両肩の上に濡れざぶとんが乗っかってるような感じ。考えてみれば、先月から、取材に撮影に執筆に、トークイベントやフリマ出店、大事な企画プレゼン、知人の逝去という突発的事態など、いろいろありすぎて、疲労が蓄積されていたのだろう。

とりあえず、来週からの取材の準備はしたものの、それ以上は、ちょっと無理。ゆるんだゼンマイを巻き直すために、今日はとっとと寝てしまおう。

僕らの仕事

夕方、先日急逝した知人の通夜へ。黒いネクタイを締めると、いつも気が滅入る。

棺の中の彼女の顔は、思っていたよりもふっくらとしていて、安らかそうだった。遺族の方から、闘病中の話を聞く。強い薬の副作用で意識が朦朧としていた時も、彼女はずっと、仕事のことばかり気にしていたそうだ。どれだけの責任感を背負って生きてきたのだろう。彼女が最後に手がけた、僕が編集を担当した本をご遺族にお渡しして、彼女の仕事ぶりをお伝えすることができたので、少しだけほっとした。

僕らが積み重ねてきた仕事は、きっと、無駄じゃない。明日からはまた、前を向いていこう。