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Facebookタイムライン

先日から、Facebookのプロフィールページで、タイムラインという新しい表示方法が利用できるようになった。ユーザーのこれまでの活動が時系列に沿って表示されるようにしたもので、自分の人生の年表がそのまま描かれているような、なかなかユニークなデザインだ。

タイムラインを使用するには、紹介ページにあるボタンをクリックすれば、すぐにタイムラインの編集モードに切り替わる。いきなり公開することもできるが、ある程度じっくりと準備してからの方がおすすめだ。

タイムライン表示の一番上には、「カバー」と呼ばれる写真が大きく表示されるエリアがある。表示エリアのサイズは850×315ピクセルなので、ある程度横長の構図できれいに納まる写真や画像を選ぶといい。ぴったりのサイズにしなくても、大きめなものをアップロードすればリサイズされる。

Facebookでの過去の活動は、重要と思われるものが自動的に選ばれて表示されるが、自分で表示・非表示やハイライト表示、公開範囲を設定して、見せたい過去と見せたくない過去(笑)を設定することも可能だ。Facebookに記録されていない活動も、日付を指定して投稿すればタイムライン上のその時期に挿入される。学歴や職歴、旅行などのライフイベントを追加するメニューもあって、昔の写真をアルバムから引っ張り出して追加していくと、なかなか楽しい。

今までのFacebookは、開発力は確かにすごいけど、デザインがヘボくてあまり使う気にならなかったのだが、今回のタイムラインのアイデアは、かなりイイ線行ってると思う。ミクシィやGoogle+がこれに追いつくのは、ちょっと大変かもしれない(笑)。

日記を書く場所

一日一回、こうしてブログを書くことは、僕にとっては暇つぶしというか、すっかり習慣と化しているのだが、この習慣がいつ頃から始まったのかと思い返してみると、かれこれ十年も前のことだった。ひょえー。

当時はブログなんてほとんど影も形もなくて、テキストエディタでコーディングして作った個人サイトで日記を書いていた。Movable Typeに移行したのがその数年後。今と違うのは、通常の日記の他に、当時はWeb上で見つけたちょっとヘンだったり面白かったりするネタを、コメントとリンク付きで毎日数本紹介していたことだった。それはそれで楽しかったし、そういったB級ニュースを目当てにアクセスしてくれる人も少なからずいた。

ただ、その後はB級ニュースを集めて紹介するサイトはものすごく増えてしまったし、情報を共有する方法もTwitterやFacebookで恐ろしく簡単にできるようになったので、アマノジャクな僕は、ブログでB級ニュースを紹介するのをやめることにした。以後、ひたすらだらだらと独り言を書きつけるという今のスタイルが確立されるに至る(笑)。

日記を書くこと自体が生産的な行為だとは、別に思っていない。ただ、何か思うところがあって文章を書いておかなければならない時、それをささっと書けて、それを読んでくれる人がいる(かもしれない)場所があるというのは、僕にとっては割と大事なことだ。読み飛ばされても文句の言えない140文字じゃ伝わらないこと、たくさんあるから。

Aside

最近はデジタル系のガジェットにもあまり食指が動かなくなってきているのだが、BERGのLittle Printerにはひさびさに心ときめいた。このご時世に、レシートサイズの感熱式プリンターという目のつけどころが素晴らしい。

たとえば、誰でも手軽に作れる料理のレシピが一日一回送られてくるとか、世界の遥か彼方——たとえばアラスカとかからちょっとしたニュースが送られてくるとかすると、かなり楽しそう。メルマガなどとはひと味違う、ぬくもりのあるコミュニケーションができるかも。

ソーシャルメディアのフワフワ感

終日、部屋で仕事。先週取材した分の原稿も、どうにか形になってきた。明日には推敲して納品できそう。

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ソーシャルメディアというものが世の中に広まってから、しばらく経つ。TwitterやFacebookは、今や個人だけでなく、どこの企業も当然のように使っている。Facebookの模倣に終始しているmixiや早くもしぼみかけてるGoogle+はともかく(苦笑)、ソーシャルメディアは今の社会に不可欠なインフラになったと思う。

僕自身、このブログとTwitterの個人アカウントのほかに、ラダック関係のブログとTwitterとFacebookページを運用している。ほとんど放置気味だけど、mixiもGoogle+もアカウントがある。一応、昔はIT系雑誌の編集者だったので、とりあえずひと通りは手を出しているわけだが(笑)。確かに、自宅で仕事をしながらでも、友人たちと他愛のないやりとりができるのは便利だし、ラダックつながりで、見知らぬ人と思わぬコミュニケーションが生まれることもある。自分の今の生活にも、少なからず影響しているなあと思う。

ただ‥‥どうなんだろう? TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアで発する言葉は、とてもフワフワした、心許ないものに感じられる。風に吹かれて飛んでいく、タンポポの綿毛みたいに。手軽なコミュニケーションや情報の拡散には便利だけど、しっかりと届けたい強い言葉を残すには、頼りない感じがしてしまう。ブログは、過去記事がわかりやすい形で残るという点でいくぶんましだけど、それでも軽い存在と感じられる時がしばしばある。

ずっと残したい言葉を、確かな形で届ける。紙の本を作ることの意味は、そういうところにあるのかもしれない、とふと思った。

Aside

前からこのブログをご覧いただいている方はお気づきかもしれないが、少し前から、各エントリーのフッタにTwitterやFacebookなどのシェアボタンなどが表示される仕様にしている。これは、Jetpack by WordPress.comという、WordPressの開発元Automattic社が提供するプラグインによるもの。

このプラグインは現時点で8つほどの機能がセットになっていて、サイトの統計情報やTwitter対応ウィジェットなどの他、Sharedaddyというシェアボタン表示機能が用意されている。利用するにはWordPress.comに登録してアカウントを取得する必要があるが、たいした手間ではない。ミクシィやはてブといった日本ローカルなサービスにはデフォルトでは対応していないが、僕的にはTwitterとFacebookで十分。設定などの使い勝手も悪くない。

何の苦もなくこういう機能が実装できるのが、WordPressのいいところだよなあ、と思う。