一昨年と昨年に引き続き、撮影とデータ取材の一部を担当させていただいた「地球の歩き方 タイ 2016〜2017
」が2月8日(月)頃から発売になります。今回の改訂版では、巻頭のカラーグラビアで、タイ北部の街めぐり(チェンマイ、ラムパーン、プレー)で6ページ、タイ国内の世界遺産の紹介(主な内容は昨年と同じですが、写真の大半は撮り下ろしを含めた別カットを使用)で5ページの写真を提供しています。その他には、本全体の巻頭トビラとタイ中部の章トビラの写真、カンチャナブリーの項にある泰緬鉄道の見開き写真なども。書店で見かけたらお手に取ってご覧になっていただけるとうれしいです。
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ふと気がつくと
午前中に家を出て、昼、神保町でインタビューの収録。今日も面白い話を伺うことができた。終わった後、カメラバッグを背に渋谷に移動。マメヒコでコーヒーを飲んだりして少し時間をつぶし、夕方から新しい仕事の打ち合わせ。この案件、年に数回のペースで発生することになりそうだ。
ふと気がつくと、今、やっぱり、仕事の数が集中しすぎてる。いや、うすうす感づいてはいたんだけど、それにしても……。あれもやらなきゃ、これも進めとかなきゃ、と気ばかり焦って、何だか落ち着かない。ほんとに全部捌けるのかな、大丈夫かな、と自分でも自信が持てなくなる。
まあでも、やるしかない。それが仕事だから。
パスポートの切り替え
昨日は午後から新宿へ。今まで使っていたパスポートの有効期間が残り一年を切ったので、新しいものに切り替えるための申請をしに行った。旅券課の窓口はそれなりに混んではいたが、そんなに苦労することもなく、無事に申請することができた。出来上がりは一週間後。
今までのパスポートは、ラダックでの長期滞在を始める少し前から使いはじめていた。だから、ページをめくってもめくっても、出てくるのはインドビザのステッカーばかり。ほんと、アヤシイ以外の何物でもない。どこかの国で入国審査を受けるたび、審査官が「何だこのパスポート?」と眉をひそめながらページをめくり続けるのを、内心びくびくしながら見守っていた(苦笑)。
新しいパスポートになったら、そんな心配ともオサラバ、のはず。少なくとも、しばらくの間は……。まあ、今年の夏もほぼ間違いなく、行くことになるんだけどね、インド。
初の沖縄へ
来月中旬、取材の仕事で、沖縄に行くことになった。今年最初の取材旅行は、意外にも国内からスタートする。
さらに意外に思われるかもしれないが、僕自身にとっても初の沖縄エリア訪問なのだ。現地では一般のご家庭に民泊させていただく予定。今の段階では土地勘も予備知識もまったくないのだが、逆にそれが楽しみでもある。もちろん仕事なので、出発までにある程度の下調べはするけれど。
思えばここしばらく、いろんな意味でエクストリームな場所にばかり行かされていたので、冬ののどかな沖縄を訪ねるというのは、何だかとてもほっとする。別にエクストリームな取材を専門にしてるわけではないと主張しても、なかなか信じてもらえない昨今なので(苦笑)、なおさら。
新鮮な発見や出会いがあることを期待しつつも、まずは目の前に立ちふさがる仕事の山を何とかせねば。
耳慣れた国歌
終日、部屋で仕事。昨日取材した件の構成決めと、音声起こし。ほどほどのところで切り上げ、ビールの栓を開けつつ、ひさしぶりにテレビをつける。サッカーU-23代表の五輪最終予選がちょうど始まるところだった。対戦相手はタイ。
試合前に両チームの選手が整列し、それぞれの国の国歌が流れる。タイの国歌がテレビから流れてきた時、妙に耳慣れた感じがする歌だなあ……と考えていたら、はたと思い当たった。
タイでは毎朝8時と夕方6時に、テレビやラジオからタイ国歌が流れる。人々はどこにいてもピタッと立ち止まり、直立不動で国歌に耳を傾ける。毎年秋のタイ取材では、ほとんど毎日この国歌タイムに遭遇するから、いつのまにか僕の耳にすっかり馴染んでいたのも、当たり前といえば当たり前だ。
考えてみたら、毎年約1カ月、3年連続でタイに行ってるんだよなあ……今年も行くことになるのだろうか。いったい、いつまであの国に行くことになるのだろう。うーむ。ま、いいか。