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愉しい密談

午後、八丁堀へ。ラダックガイドブックでお世話になった編集者さんと打ち合わせ。

今回、俎上に載せたのは、今までの書籍とはかなり毛色の違う企画。ものすごくシンプルなアイデアだが、そーいえば今までなかったなあ、という感じのものだ。話を聞いてくれた編集者さんも「ありだと思います」と言ってくれた。最初の一手としては悪くない。何だか打ち合わせというより、愉しい密談のような感じだった。新企画について話してる時は、概してそんなものだけど。

次は内陣に切り込んで、本丸攻め、つまり予算獲得に繋げられるかどうか。うまくいけば、来年の今頃はかなり面白いことになってるかもしれない。まだ何一つ決まってないから、獲らぬタヌキの何とやらにもほどがあるが‥‥とりあえず、がんばろ。

〆切に次ぐ〆切

取材のため、朝から電車に乗って南大沢へ。眠気が覚めなくて困ったが、缶コーヒーをがぶ飲みし、どうにか無難にやり遂げる。

やっぱり疲れを感じたので、家に戻ってから、夕方まで少し仮眠。晩飯を食ってシャワーを浴びたら、かなりしゃっきり。さっそく原稿に取りかかり、夜中までに何とかメドが立った。しかし、机上にはまだ山のよーに仕事が‥‥。

九月に帰国してからというもの、やたらめったら忙しい。文字通り、〆切に次ぐ〆切に追いまくられている。この調子だと、来年の一月末くらいまではせわしない日々が続きそうだ‥‥。紅葉の時期に合わせて、丹沢あたりを歩きたいと思ってたのだが、ちょっと無理かも。

ま、やるしかないか。

辿り着いたその先で

昨夜は、パタゴニア東京ゲートシティ大崎店で、冬のラダックをテーマにしたスライドトークイベントに登壇した。ただでさえマイナーなラダックという地域の、しかも観光客がほとんど訪れない冬の話をするという、ターゲットが狭いにもほどがある(笑)イベントだったにもかかわらず、定員を上回る85名もの方々が来場してくださるという、まさかの展開。どうなることかと思ったが、関係者の方々のサポートもあって、何とかやりきった。モエツキタ。シロイハイニナッタ。

トークの中でも皆の注目を集めていたのは、やっぱりチャダルの話と写真だった。凍結した川の上を歩いて旅するという世界でも他に類を見ない冒険だから、当然といえば当然なのかもしれない。ただ、あの時の僕が、凍った川の上を歩くことそのものよりも遥かに心惹かれたのは、つらい道程を歩き続けて辿り着いたその先で出会った、冬のザンスカールで暮らす人々の姿だった。

今までもこれからも、僕が取り組むのは、頂に登ったり、困難な道程を制覇したりすることではない。そんな厄介なことは他の人にお任せする(笑)。僕は、辿り着いたその先で、目にしたもの、出会った人々のことを伝える。それが自分の果たすべき役割だと思っている。

居酒屋の記憶

たまに、無性に居酒屋に行きたくなることがある。

気の合う友達二、三人と、けっしてチェーン系ではない、場末の地味な居酒屋へ。瓶入りのサッポロラガーに、小さめのコップ。肴は焼き鳥の塩ナンコツ、川エビの唐揚げ、それから煮込みとか。そんな感じで際限もなく、ゆるゆる、だらだらと飲み続けたい。

そんなことを想像していたら、はたと気づいた。それって、大学に進学して東京に出てきた時に連れていかれた、学生寮の近所の居酒屋のメニューそのままじゃないか。酒を飲みはじめた頃に刷り込まれた記憶は、その後もずっと飲み方に影響するのかもしれない。

ネットで調べてみたら、当時連れていかれた居酒屋は、もう、なくなってしまったようだった。

季節の境界線

午後、八王子で取材。今日は撮影も担当するので、小さめのカメラバッグを担いで行く。

無事に取材を終え、建物の外に出ると、ひんやりと肌寒い。都心に比べると八王子は若干気温が低めなのだろうが、この秋、明らかに「寒さ」を意識したのは、これが初めてかもしれない。

今は、家の近所ならスウェットの上下にサンダルをつっかけてるけど、それもそのうち、ソックスに靴を履き、上着を着て、やがては外に出るのも、布団から出るのも億劫になる。そうなる時期は、案外近い。仕事にかまけてばたばたしてると、あっという間に冬だ。やれやれ。

明日は、この間買ったセーターを着て出かけようかな。