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十数年ぶりの大雪

昨日は午後半ばから綱島のポイントウェザーで、旅音の林さんとお会いしての打ち合わせ。その後は飲み会モードに切り替わり、結局11時頃まで居続けてしまった。ここ最近、いろんな人と打ち合わせという名目で旅の話ばかりしてるのだが、何だか楽しい。まるで仕事じゃないみたいだ(笑)。

で、今朝。天気予報でさんざん脅されてたから驚かないつもりだったけど、降ったなあ、雪‥‥。東京では十数年ぶりの規模の大雪らしい。今日の午後、宅急便で荷物が届くはずだったのだが、ヤマト運輸から「この大雪で予定通りの配送が難しそうなので、お届けを明日に変更させていただけませんでしょうか?」というまさかのギブアップ宣言。まあそれも無理ないな、と思わせるほどの大雪だ。

しんしんと冷え込んでいく、音のない一日。部屋の中で、僕の指がMacのキーボードをカタカタと叩く音だけが響く。

ニットキャップ

昨日は夜から渋谷で取材の仕事があったのだが、午後、部屋の窓から外を見てびっくり。ぼた雪がすごい勢いで降っている。こりゃ大変だ‥‥とちょっと焦ったが、出かける時間をぎりぎりまで遅らせていると、うまい具合に止んでくれて、傘を持たずに出かけられた。

それにしたって、この間の小春日和から一転、この冬一番といっていいほどの寒さのぶり返し。今日は昼から埼玉の川越の方で取材があって出かけたのだが、電車で移動するにつれ、溶け残った雪の量が増えていく。取材先に降り立った時の風の冷たさは半端なく、待ち合わせた担当者がなかなか現れないので、凍えてしまいそうになった。

こんな風に寒くなると、ラダックで暮らしていた頃にいつもデチェンに言われてた言葉を思い出す。

「タカ! 外に出かける時は、必ず帽子をかぶるんだよ! でないと、寒さで頭が痛くなっちゃうからね!」

確かに冬のラダックでは、ニットキャップは必需品中の必需品だった。今の東京での寒さも、ラダックではぬるいくらいの感覚だ。あの頃に比べると、僕も弱くなったのかなと思う。冬のお出かけには、ニットキャップを忘れずに。

つかの間の春

今日はびっくりするくらい暖かくて、うっかり桜が咲いてしまうんじゃないかと思えるほどだった。

午後、先週末に申請したビザを受け取りに、目黒のバングラデシュ大使館へ。隣国のビザでは今まで数えきれないほどのトラウマを抱えてるのだが(苦笑)、バングラのビザはすんなりともらえた。まあ、出発は十日後のはずなのに、未だに飛行機のEチケットが届かないのはどうかとは思うが。

大使館の後は、代官山蔦屋書店の森本さんとの打ち合わせ。ひさびさにお会いしたのだが、思っていた以上にお元気そうで、打ち合わせでも次々にアイデアを出していただいて、本当に助かる。森本さんに力添えしてもらえるのだから、いい本を作らなきゃな、と思う。

さて、今週は忙しいぞ。明日からまた寒さがぶり返すらしいし、うっかり風邪とかひかないようにしなければ。

消えていく写真店

昼、電車で新宿へ。写真を何枚か引き伸ばしてプリントする必要が出てきたので、新宿西口にあるキタムラに行く。

実は昨日、吉祥寺のヨドバシで一度プリントしてみたのだが、申し込む時にうっかり補正を相手任せにしてしまったところ、写真全体を思いっきり黄味がかった処理にされてしまった。少々なら目をつぶるが、色の転び方が完全に許容範囲を超えてしまっていたので、店を変え、補正なしにして出力し直すことにしたのだ。今度はまずまずうまくいった。

考えてみれば、写真店で写真をプリントしてもらったのも、何年かぶりだ。以前は三鷹駅北口界隈に二軒ほど写真店があり、もっぱらそこでプリントしてもらっていたのだが、今はその店もなくなってしまった。フィルムの衰退や高性能な家庭用プリンタの普及とともに、写真店はどんどん減っていく運命にあるのだろう。

フィルムカメラを使っていた頃、どこかに旅に出て帰ってくるたびに、選んだ写真を手焼きプリントで引き伸ばしてもらって楽しんでいたのが、遠い昔のことに感じられる。何だか寂しい。