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春うらら

昼、リトスタでおひるを食べながらの打ち合わせ。今日からいちごのババロアも登場ということで、一緒においしくいただいた。打ち合わせの方も、これからいろいろ面白いことが実現できそうで、楽しみになってきた。

それにしても、今日は暖かかった。20℃は余裕で超えてただろう。打ち合わせの後、おなかいっぱいで眠いし、まっすぐ家に戻るのが惜しいくらいのいい天気だったので、吉祥寺方面に散歩してみることに。風の散歩道では、気の早い桜が咲きはじめている。井の頭公園には早々と「宴会は22時まで」の横断幕が(笑)。すっかり春うららだな。

ぐるっと北に回って家まで戻ると、眠気がさめるどころか、ますます眠くなった(笑)。

洋食屋にて

朝から午後にかけて、鷹の台で大学案件の取材。1本目と2本目の間に1時間半ほど時間があったので、どこかでおひるを食べようとうろうろ。

去年この町に来た時、確かあのへんに何か‥‥と、うっすらした記憶を頼りに歩いていると、あった。ものすごく古めかしくてこぢんまりとした佇まいの洋食屋。中に入ると、ほぼ満席だったが運よく座れた。お店をやってるご夫婦の応対は、至極淡々とした感じ。店内に流れ続けるゆうゆうワイド。

ハンバーグ定食を注文。小ぶりの煮込みハンバーグが2枚に、目玉焼きとケチャップスパゲティとサラダ、味噌汁、どんぶりごはん。デミグラスソースがちゃんとしてて、すごくおいしい。これでなんと650円だという。すっかり満腹で、午後の取材で眠くならないか心配になってしまった(笑)。

でも最近は、こういう良心的な洋食屋は、東京ではどんどん減っているのではないかと思う。昔、荻窪に住んでいた時によく通っていた洋食屋も、だいぶ前になくなってしまったし。どこに行っても同じようなチェーン店が並んでいるだけの町は、やっぱりつまらない。だから、こういうお店には末長くがんばってほしいと思う。

やる気の差

昨日は打ち合わせを終えた後、新宿の西口界隈をしばらく歩き回っていたので、ついでに晩飯に何か食べて帰ることにした。

あてにしていたとんかつ屋は満席。他に何かないかと探していたら、新宿の東口にあるラーメン屋と同じ名前の店が西口にもあるのを見つけた。東口側の店にはよく行くのだが、同じチェーンの支店だし、まあいいか、と入ってみることにした。

席についてから、何か違うな、と感じた。一人だけいるお店の人に元気がないというか、やる気がなさそうというか‥‥。やがて、運ばれてきたラーメンを少し食べてみて、びっくり。東口側の店と同じスープ、同じ麺、同じ具材のはずなのに、なぜかおいしくないのだ。スープの温度? 麺のゆで具合? 具材の準備の仕方? たぶん、そういう一つひとつに、ちょっとずつ差があったのかもしれない。

気のせいじゃないの?と言われて反論できるほど、自分の舌に自信があるわけじゃないけれど、お店の人のちょっとした気配りの違いで味に差が出るというのは、結構あるんじゃないだろうか。作り手にやる気がどれくらいあるのかというのも大事なんだろうな、と思った。

トライ・アゲイン

午前中、白山で取材。終了後、担当さんに別れを告げると同時にダッシュして駅に向かい、次に入っていた打ち合わせ場所へ。取材のために僕一人だけ遅れての参加だったのだ。

打ち合わせは、二月末に行くはずだったのが直前でキャンセルになったインド取材について。今年の初夏にかけて、再びトライすることになったのだという。僕自身はまたゼロから事前調整に右往左往することになるが、これも仕事だ。

この夏、場合によっては、自分のラダック取材と合わせて二カ月くらいインドに行きっぱなしになるかもしれない。長いなあ(苦笑)。まあ、昔に比べればどうってことないけど、秋は秋でまたタイ取材が入りそうだし。

その前に、まずはいよいよ始まった大学案件の繁忙期をどうにか乗り切ろう‥‥。

ブルーボトルコーヒー

3月11日、あれから四年。急ぎの仕事もないし、何もせずに家にいても、いろいろもやもや考えてしまう。ひさしぶりに天気もいいし、特にあてもないまま、出かけてみる。

電車に乗ってる間に思いついたのは、先週末に表参道にオープンしたというブルーボトルコーヒー2号店に行ってみようか、ということ。昨年来メディアにこぞって取り上げられたせいで激混みだと聞いていたが、平日の午後ならまだ何とかなるのでは、と思ったのだ。

店の場所は、昔のクライアントの出版社が入ってたビルの隣(笑)。行列はあったもののそれほどでもなく、20分ほど待つと中に入れた。店内はシンプルですっきりしていて、店員さんたちの応対も、マニュアルの型にはめられてない感じのよさ。シングルオリジンのケニアと、キャラメルソースのベニエをオーダー。何人かの店員さんが、目の前でコーヒーを次々とペーパードリップしていく。思いのほか注湯のスピードが速くて、ちょっとびっくり。

肝心のコーヒーは、普通にちゃんとしていて、おいしかった。個人的に、コーヒーは「普通にちゃんとしてる」のが、すごく大事だと思っている。特殊な味のコーヒーは、フルーティーだの何だの言われても、どうも苦手で‥‥。これなら大丈夫だと思い、家で飲んでみる用に、ジャイアント・ステップスという一番濃い味のブレンドの豆を購入。200グラムで1500円と、僕にとってはちょっとお高い豆。

ブルーボトルコーヒー、確かに良いお店だし、話題になるのもわかる気がする。でもまあ、平日ですら並ばなければならないあの混みようだと、落ち着いてコーヒーを味わうにはちょっと厳しい。あと一、二年経ってほとぼりが冷めるのを待つか。この界隈、残念ながら大坊珈琲店はもうないけど、渋谷まで行けばマメヒコもあるしね。

というわけで、珍しく流行りに乗ってみたエントリーでした(笑)。