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期せずして

昨日は昼から、都心を中心に写真展行脚。広尾で開催されていた吉田亮人さんの写真展と、青山で開催されていた角田明子さんの写真展。どちらも会期が終了する前に間に合ってよかった。その展示空間に行くことでしか感じられないものはあると思うから。

夕方、ひさしぶりにポイントウェザーに行くと、結構な大入満員でちょっと焦ったが、無事にカレーセットとビールにありつく。実はこの日、「近場の人で誰か来れます?」みたいなことをFacebookにちらっと書いていたのだが、思いの外たくさん人が来てくれて、営業終了後はお店のスタッフの方も加わっての大宴会みたいな感じになってしまった。

期せずして、びっくりするような展開になってしまったけど、何だか楽しかったな。ちなみにポイントウェザーでは、9月に小さな写真展をやります。お楽しみに。

結局、ベタ踏み

昨日と今日、そして明日は、家に籠って、急ぎの原稿書き。来週はまた別案件の急ぎの原稿書き。週末は横浜で展示中の写真展に在廊しに行かねばだし、少なくとも今月末までは、ぱっつんぱっつんの日々が続く。

たしか1カ月ほど前に、これからはちょっと仕事が落ち着くはずだから、年末からベタ踏み状態だったアクセルをゆるめて、ちゃんと休もう、という意味のエントリーをここに書いていた気がする。それは結局、儚い希望的観測のままで終わってしまった。5月には終息すると思っていた大学案件が想定外のボリュームで追加されてしまったり、ブータン取材に京都でのイベント、横浜での写真展など、いろいろありすぎて、結局アクセルはベタ踏みのまま。オーバーヒートして焼き切れそうな勢いで、梅雨空の下を突っ走ってる状態だ。

何かもう、ここまで来たら、行けるところまで行ってやれ、という気にもなっている。どうせ7月半ばからは約1カ月のインド暮らしだし。今、やるべき時に、やれるだけのことをやる。ひと息つくのは、ラダックに着いてからでいい。

想定外の露出

今週の水曜、リトスタで今やっている写真展について、ケーブルテレビ局から取材を受けた。その話をもらった時は「まあ、家でケーブルテレビのローカルニュース番組を見てからこの写真展に来る人なんて、ほとんどいないだろうし」と、軽い気持ちで引き受けたのだった。

ところが、在廊していた昨日、「歩いてたらこの写真展の情報をテレビで見たので」という人が来た。「歩いてたら? どゆこと?」とちょっと訝しく思っていたのだが、今日来られた人も「ニュースでやってたのを見ました」と言う。しかも「駅のモニタで見ました」と。聞くと、駅の構内や近辺に設置されているデジタルサイネージの大型モニタ画面には、ケーブルテレビ局などによるローカルニュースの情報も配信されているのだという。

……なんてこった。完全に想定外だ。恐ろしいほど不特定多数の人が行き来する駅で、僕のしけたツラがでかでかと表示されているなんて……(汗)。

駅に近づくのが、すっかり怖くなってしまった。やれやれである。

活動限界

昨日の午後は、リトスタでの写真展の件で、ケーブルテレビ局からの取材を受けた。冷静に考えると、3月末からやってる写真展の情報を、なんで会期残り10日ほどの今になって、とも思うのだが……。まあ仕方ない、断る理由もないということで、粛々と対応し、カメラの前で30分ほど質問に答えた。

で、その後は電車で恵比寿に移動し、駅前でラーメンを食って腹ごしらえをした後、代官山蔦屋書店へ。三井昌志さんとのスライドトークイベント、毎度のことながら緊張して、終わった後も記憶は真っ白だったが、どうにかこうにか乗り切れた、と思う。関係者の方々や、見に来てくれた人たちも喜んでくれてたし。

それにしても、同じ一日のうちに、テレビ取材対応とトークイベントのコンボとか……。今までももちろんなかったし、これからもないだろう。緊張と気疲れとで、活動限界は完全に超えていた。やれやれである。

文禄堂荻窪店の選書フェア参加のお知らせ

東京・荻窪にある文禄堂荻窪店で、5月13日(金)から約1カ月ほど、旅にまつわる本の選書フェアが催されます。これは旅人の求人サイト「SAGOJO」が企画を担当した「働く旅人が選ぶ、働かない旅人の本棚」というフェアで、僕もそのお題に準じた本を数冊選んで、コメントとともにおすすめさせていただいています。何を選んだのかは見てのお楽しみということで。

選書フェアの棚では、別の方がおすすめしてくださった「ラダックの風息[新装版]」が数量限定の未収録エピソード小冊子とポストカード2種を同梱した「限定特典セット」状態でお取り扱いいただいています。近くにお立ち寄りの際は、ぜひフェアの様子をご覧になってみてください。