Tag: Tokyo

季節がふたつ先へ

3週間と少々のタイ取材を終え、今朝、東京に戻ってきた。

日本を発つ前はまだ暑いくらいだったのに、帰ってきてみると、わずか3週間で、季節がふたつ先へと進んでしまったかのようだった。自宅の部屋の中でも、出発前はTシャツ短パンだったのに、今はスウェットの上下に靴下、さらに半纏まで羽織っている。タイの暑さに順応するために身体中の汗腺が開ききってる状態だから、なおさら。

これから年内はずっと日本にいる予定なので、とりあえず、しばらくは規則正しく落ち着いた生活がしたい。自分で食事を作り、コーヒーをいれ、デスクワークに集中して、という生活。ふりかえってみると、7月頃からずっと旅しかしてなかったような気がしている。9月は日本にいたけれど、忙しくてなかなか落ち着けないうちにまた旅立ってしまったし。

来年1月には半月ほどラオスに行くので、それまでは、じっくり腰を落ち着けて、仕事に集中します。

鈍感になっていく

午前中から、新宿で取材。家を出る前にネットを見ていたら、中央線が人身事故で大幅に遅延というニュース。とりあえず予定より早めに三鷹駅まで行き、総武線の始発で新宿へ。それでも少し遅れはしたが、待ち合わせにはどうにか間に合った。

昨日も昼に曙橋の方に行く用事があったのだが、新宿駅で都営新宿線に乗り換えようとしたら、人身事故で完全に止まっていて、総武線で市ヶ谷の方から迂回しなければならなかった。最近、こういうのが多い。というか、常に多い。人身事故が、日常茶飯事のようになってしまっている、東京では。

列車の遅れで大事な予定が大幅に狂うと、正直言って「迷惑だなあ」と思わないでもない。誰もがあまり気にしないようにして、なるべくすぐに忘れてしまおうとしているようにも見える。でも、そうやってどんどん鈍感になっていくのは、ある意味、とても怖いことのようにも思う。

人の命が消えていったことに対して、胸の奥に感じる痛みを、ほんのいくばくかでも、忘れないようにしたい。

短パンとサンダルの季節の終焉

昼のうちに原稿を書き進めて、夕方、歩いて吉祥寺へ。

台風18号が運んできた熱帯の湿気が大気にたちこめて、急に真夏がぶり返してきたかと思うほど、暑い。アスファルトがぎらぎらと日射しを反射させている。帽子にTシャツ、クロップドパンツ、サンダル。ひさしぶりに完全に夏仕様の服装で出かけた。

でもさすがに、短パンとサンダルで出歩ける時期も、そろそろ終わりだろう。セミの鳴き声も、いつのまにかすっかり秋虫のさざめきに変わってしまった。街を歩けば、秋物の服やハロウィーンのカボチャがディスプレイされている。僕自身、インドで黒焦げに焼けた肌の色がだいぶさめてきた。もうすぐ秋本番。そして、またたく間に冬が来るのだろう。

……いや違った。再来週から、3週間半もタイに行くんだった。短パンとサンダルから今年卒業するのは、少なくとも10月24日以降(苦笑)。今年もまた、いつまでたっても、夏が終わらない。

連休と台風

昨日は丸一日、休んだ。昼に吉田亮人さんがフィリピンのストリートチルドレンを撮った写真展に行き、ひさしぶりにご本人にお会いして、写真を拝見しつつ、しばしおしゃべり。その後は最近割とお気に入りのエリア、清澄白河の方に行って、ぶらぶら歩き回って、お茶を飲んだり、コーヒー豆を買ったり(たまたま選んだのは奇しくもフィリピン産の豆だった)。そういえば、ブルーボトルコーヒーが日本第1号店をオープンしたのも清澄白河だった。巨大企業ネスレに買収されちゃったけど。

で、台風18号が近づいてきて一日中雨だった今日は、完全に家に引きこもって、ずっと原稿を書いていた。昨日たっぷり休んだからか、サボりたくても台風で外に出て行けなかったからか、今日はものすごくはかどった。我ながらよくがんばった。やればできる。いつもこのくらいがんばればいいのに(苦笑)。

さて、台風一過の明日は、どうしようかな。

醒めても夢

朝6時に起き、買い置きのランチパックをほおばり、取材道具を携えて、渋谷へ。朝イチからの取材は、通勤ラッシュにも巻き込まれるので、なんだかんだで疲れる。

取材を終えた後、昼過ぎに家に戻る。仕事に取りかかる前にちょっと休もうとソファに横になると、そのまましばらく寝落ちしてしまった。

……目が醒める。なぜだろう、テレビの画面がついていて、音が聞こえる。ステレオの電源が入っていて、CDトレイが開いている。僕の身体の上に、誰がかけてくれたのだろう、毛布がかかっている。誰もいないはずなのに。いったい、誰が?

……本当に目が醒めて、身体を起こすと、テレビはついていないし、ステレオもついていない。身体に毛布もかかっていない。目が醒めたと思ったら、そこもまた夢の中だったのか。

それにしても、奇妙な夢だった。