この間のタイ取材で、ラムパーン近郊の象保護センターに行った時、ショーに出ていた一頭の象の様子をたまたま連写で撮っていたので、それをたわむれにアニメーションGIFにしてみた(笑)。なにせGIFなので画質が荒くて申し訳ないんだけど、畳んだ先に貼っておくので、よかったらどうぞ。
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自撮りにトライ
世間では最近、「自撮り」が流行っているらしい。英語圏では「セルフィー」と呼ぶのかな。要するにスマホとかで自分の写真を撮って、それをSNSにアップしたりすること。
この間、取材で旅していたタイでも、現地の若い子たちが至るところで自撮りをしていた。観光地ではもちろん、なんでそこで?というような突拍子もない場所とタイミングでも。棒の先にスマホを取り付けて使う「自撮り棒」なるアイテムも大人気で、どこに行っても使っている人を見かけた。
僕自身は、もともと自分自身を写真に撮ることにはまったく興味がなかったのだが、これだけタイで自撮りが流行ってるのを目の当たりにして、何か面白いと思える要素があるのかもしれない、と、とりあえず試してみることにした。タイのチェンマイのホテルで、これから取材に出かけるという時に、鏡に映った自分の姿をiPhoneで撮ってみたのだ。
‥‥まったく何にも面白くなかった。写真に写っていたのは、Tシャツ短パン姿のひょろい身体にボロいカメラバッグをぶらさげた、どこからどう見てもただのしょぼくれたおっさんでしかなかった。当たり前だけど。
自撮りはどうぞ、自分に自信のある方々でおやりになってください。僕はもういいです(苦笑)。
旅と平和
今年のタイは、去年の同じ時期と比べて、旅行者が極端に少なかった。
去年から続くクーデターなどの政情不安は確実に影響しているだろうし、外国人に対するビザの規則が一時厳しくなって、いわゆる不良外国人が居づらくなったこともあるのだろう。今の暫定政府もさすがにこのままではまずいとわかったのか、ビザの規則を緩和したり、各地でキャンペーンを張ったりして、観光業の再起に躍起になっている。また上向いてくれるといいけど。でないとガイドブックが売れなくなるので困る(苦笑)。
それにしても、あらためて思うのは、旅行業界というのはつくづく平和産業で、ちょっとした不安要素にもたやすく左右されてしまう存在なのだな、ということ。エボラ出血熱、イスラム国、香港のデモ‥‥。そうした出来事の一つひとつが、「ちょっと旅でもしてこようかな」という気持にブレーキをかける。僕が携わっている仕事も、そんな波にいとも簡単にさらわれてしまう。
いろいろ考えさせられること、考えなきゃいけないことが、たくさんある。
辛味の伏兵
タイ料理は辛い、というイメージを持っている人は結構多いと思う。実際は、何から何まで手のつけようがないほど激辛な料理というわけではない。辛味だけでなく、甘味や酸味、香草の風味などをいろんな食材と組み合わせて楽しめるのが、タイ料理のいいところだ。
道端の露店や安食堂でよく出てくるカオマンガイやパッタイ、汁麺の類にしても、基本的には別に全然辛くなくて、日本人好みの味だ。まあ、地元の人たちがそれに粉末トウガラシをばんばんふりかけてるのも確かだけど(笑)。
とはいえ、うまいうまいと何でもかんでも食べてると、時々、とてつもなく辛いのにぶち当たってしまって、ヒーヒーと大変な目に遭う。トウガラシが丸ごとゴロゴロ入ってるような料理はある程度警戒して臨めるのだが、本当に辛いタイ料理は、往々にして見た目はとてもおとなしいというか、「あら、ワタシ全然辛くありませんことよ?」とすました顔をしてるのが多い。たとえばラープとか、ソムタムとか、ヤムウンセンとか。で、つい油断してぱくっと頬張ると、ヒェーッと口から火を吹くことになるのだ(笑)。
タイ料理は、辛味の伏兵にご用心を。
節約しすぎ
終日、部屋で仕事。関係各所とのメールのやりとりをしつつ、タイ取材の経費のチェックと領収書の整理。
今年の取材は去年より一日長かったし、タイでも物価がいろいろ値上がりしていたので、かかった費用もきっと増えてるのだろうな‥‥と思っていたのだが、もろもろ全部差し引き整理してみたら、去年よりもちょっと安いくらいの金額に収まっていた。びっくり。
意外といえば意外だが、思い返してみると、今年は結構、安食堂や屋台でさくっと食事をすませてしまうことも多かったし、多少の土地勘が備わったことで、自然と無駄な出費をしなくなったのかもしれない。別に意識してケチっていたわけでもないのだけれど。
まあでも、最終的にこの金額に収まるとわかっていたら、もうちょっとだけ奮発して、ところどころでゼイタクごはんを食べてくればよかったな、とも思ったり(笑)。まあ、安食堂や屋台の方が性に合ってるから、いいんだけど。