Tag: Seasonal

白桃の剥き方

実家の母が手配してくれた、岡山の白桃の箱詰めが届いた。

白桃の剥き方、切り方にはいくつかの方法があると思うが、僕の知ってるやり方はこんな感じ。まず、冷蔵庫でキンキンに冷やした桃をまな板の上に置きつつ、ピーラーなどで慎重に皮を剥く。皮も果肉もとても柔らかいので、握りつぶさないように用心しつつ、ピロピロと皮を剥いていく。

皮を剥き終わったら、中心部にある大きな種をかわす角度で包丁を入れ、ざっくりと大ぶりに切り落とす。種だけ残す形で切り落とし終えたら、器に盛り、あんぐりと口を開けて頬張る。至福。

しかしまあ、岡山の白桃とシャインマスカットは、世界でも一、二を争うくらい、うまい果物だと思う。生産者の方々に、感謝。

あと何回、桜の花を

帰国して、四週間ほど経った。気がつくと、桜の花も盛りを過ぎ、そろそろ散りはじめている。今年は天候やタイミングにも恵まれて、割とたっぷり、桜の花を堪能できたような気がする。あわただしい年には、一、二度、ちらっと桜を見るか見ないかで終わってしまったような時もあった。

人生の折り返し点を過ぎると、春が来るたびに、「自分が生きている間に、あと何回、桜の花を見られるだろうか」と考えるようになる。実際、その回数は、そんなには多くない。不測の事態でさらに少なくなる可能性もある。

だから、世の中の人々は、桜の花が好きなのかな、と思う。過ぎていく時間と、残された時間を、桜の花の気配で感じ取りながら、慈しむように。

失われた季節感覚

インドから戻ってきて以来、周囲の他の人から「最近暖かくなってきましたね〜」とか「今日は冬に逆戻りしたみたいに寒いですね!」とか話しかけられても、うまく答えられずにいる。暖かいんだか寒いんだか、自分でも正直よくわからないのだ。

1月中旬から2月中旬までは、厳寒期のラダック。最低気温はマイナス20℃、最高気温でも氷点下。そこからデリーに移動すると、一年で一番寒い時期とはいえ、最高気温が26℃。そこからさらに暑いアムリトサルを経由してダラムサラに移動すると、まさかの吹雪に見舞われ(苦笑)、シムラーでもみぞれ混じりの冷たい雨。で、またデリーに戻ってくると、上はTシャツ1枚で過ごせるほどの陽気。行く先々の天気や気温が乱高下すぎて、季節感覚が結構ポンコツになってしまっているのだと思う。

まあ、風邪とか引いてるわけではないので問題ないといえばそれまでだが、いろいろまともな状態に戻れるのは、いつになることやら。

面倒なことは、さっさと

昨日は午後から渋谷方面で、打ち合わせの予定が2件。どうせ出かけるなら朝イチで家を出て、午前中のうちに面倒なことをさっさと終わらせておくことにした。

面倒なことというのはもちろん、確定申告。1月にインドに出発する前に泣きながら準備しておいたかいがあって、帰国した後、留守の間に届いていた支払調書と帳簿を突き合わせても、数字はピタリと合っていた。なので、このまますぐに税務署に行ける、と思ったのだ。

荻窪税務署の申告会場がオープンする少し前に列に並び、第二陣くらいのタイミングで中へ。決算書類に粛々と数字を記入し、パソコン入力コーナーでも粛々とデータを入力。問題なく手続きを終え、印刷してもらった書類一式を支払調書などと一緒にまとめて投函。ふー、片付いた。

毎度のことながら、確定申告を終えた後の、何ともいえない解放感。おひるに旅人の木で食べた油そばのうまかったこと。これで、もう少しちゃんと儲かっていたらいいんだけど(苦笑)。

年明け早々

年明け早々、ここ数日は、猛烈に忙しかった。

主な要因は言うまでもなく、確定申告の準備。今週末から3月11日までインドに行くので、今週のうちに仕訳帳などの準備を終わらせて、帰国したら留守中に届くはずの各クライアントからの支払調書を確認して、すぐ税務署に行けるようにしておかなければならない。文字通り半泣きになりながら、青色申告ソフトと格闘の日々。それもどうにかこうにか、今日の昼過ぎに一区切りついた。しんどかった……。

今日の午後は大学案件の取材も1件あって、帰宅してからついさっきまで、その原稿を書いていた。今週は仕事始めの時期特有の連絡業務のあわただしさもあったし、もちろん長く留守にする前の関係各所への申し送りもあったりで、もう……。なんでこんなに忙殺されなきゃならんのだ。主に税務署のせいだけど(苦笑)。

そろそろ、脳みそのチャンネルを切り替えて、来るべき取材に集中しなければ……。明日は荷造りをして、夕方は散髪に行ってこよう。