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足踏みの日々

この三日間、自宅作業を淡々と進められたので、ノルマはおおむね達成。先々週からの取材ラッシュでヤバかった執筆状況も、どうにか追いついてきた。

今日から四月。今年ももう四分の一が終わってしまった計算になる。この三カ月、自分は前に進めていたのかな‥‥いや、進めてないな。少なくとも、自分自身の個人的な目標に対しては、もどかしいほどの足踏みを強いられていたような気もする。まあでも、それは自分の力不足ゆえでもある。まだまだ甘い。

今月中には、前から下準備を続けていた、二つの新しい企画に対する答えが出る。さて、どうなるか。

桜吹雪

今日は午前中に本郷で取材。午後の八丁堀での打ち合わせまでちょっと間があったので、不忍池のあたりまで、ぶらぶら歩く。

おひるは、たまたま見つけた天ぷら屋で、天丼。えび、いか、きす、あなご、とたっぷり載ってて、おいしかった。取材疲れからちょっと立ち直って、不忍池を横切って上野公園の方へ歩いていく。咲き誇っていた桜が、はらはらと散っている。風が吹くと、桜色の吹雪があたりを包み込む。まるで、夢の中を歩いてるような気分だった。

こんな桜吹雪を、あと何回、見ることができるのかな、と、ふと思った。

夕暮れの桜

夕陽に照らされた桜の花

昨日の午後は、小金井公園まで花見をしに行った。桜は八分咲きといったところだったが、たてもの園の前で桜の木々が密集しているあたりは、桜色の雲がふわーっとたなびいてるように見えるほどだった。途中のコンビニで買ったビールを飲み、屋台でたこ焼きを買って食べる。天気もはじめのうちは曇っていたけれど、帰る間際になって晴れてきた。夕暮れの光に桜の花弁が照らされて、とても綺麗だった。

今の仕事の立て込み具合だと、花見どころではない気もしないではないけれど、仕事は、他の日に根詰めてやれば、まだ何とかなる。でも、この美しい桜は、今年はこのタイミングでしか見られない。忙しさにかまけて、心を亡くすようなことはしたくないな、と思う。

春の颶風

夕方、吉祥寺で取材。一件だけだったこともあって、割とスムーズに終了。駅前でささっとラーメンを食べ、足早に帰路につく。

今日は風がすごい。颶風といっていいくらいの荒っぽい風が、四方八方から吹き付ける。あちこちで、がらがら、どんがらがっしゃん、と何かが吹っ飛ばされてる音が響く。うっかり何かが飛んできて、頭にでも当たったら大変だ。外に長居は無用。

残念だったのは、近所の木蓮。一昨日くらいにようやく咲き揃ってきたのに、今日の風で、早くも花弁がぼとぼとと落ちはじめていた。こんな風に、春の嵐が幾度か過ぎて、季節はめぐっていくのだな。

今、部屋の窓の外で、雨音が聞こえはじめた。

煙霧

昨日の午後は、友人の宮坂清さんが登壇する、ラダックのシャーマンについての講演へ。話自体も、初心者にもわかりやすく噛み砕いた内容で面白かったし、ひさしぶりに会って、お互いの近況を話せてよかった。ただ、打ち上げの席では、別の参加者の絡み酒に邪魔されて(苦笑)、あまりゆっくり話し込めなかったのは残念だった。

で、今日は午後から、チベット・ピースマーチへ。電車に乗って向かう途中、中野駅のあたりで、急に空が灰黄色にどろんと濁ってきた。渋谷駅から外に出ると、強い風に煽られた砂埃で、目も開けていられないほど。黄砂にしては異様だなと思ったら、煙霧という現象らしい。ピースマーチが始まる頃には、ある程度収まってくれてほっとしたが。

夕方になっても風は吹き止まず、昼頃の陽気が嘘のように冷え込んできた。