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春の颶風

夕方、吉祥寺で取材。一件だけだったこともあって、割とスムーズに終了。駅前でささっとラーメンを食べ、足早に帰路につく。

今日は風がすごい。颶風といっていいくらいの荒っぽい風が、四方八方から吹き付ける。あちこちで、がらがら、どんがらがっしゃん、と何かが吹っ飛ばされてる音が響く。うっかり何かが飛んできて、頭にでも当たったら大変だ。外に長居は無用。

残念だったのは、近所の木蓮。一昨日くらいにようやく咲き揃ってきたのに、今日の風で、早くも花弁がぼとぼとと落ちはじめていた。こんな風に、春の嵐が幾度か過ぎて、季節はめぐっていくのだな。

今、部屋の窓の外で、雨音が聞こえはじめた。

煙霧

昨日の午後は、友人の宮坂清さんが登壇する、ラダックのシャーマンについての講演へ。話自体も、初心者にもわかりやすく噛み砕いた内容で面白かったし、ひさしぶりに会って、お互いの近況を話せてよかった。ただ、打ち上げの席では、別の参加者の絡み酒に邪魔されて(苦笑)、あまりゆっくり話し込めなかったのは残念だった。

で、今日は午後から、チベット・ピースマーチへ。電車に乗って向かう途中、中野駅のあたりで、急に空が灰黄色にどろんと濁ってきた。渋谷駅から外に出ると、強い風に煽られた砂埃で、目も開けていられないほど。黄砂にしては異様だなと思ったら、煙霧という現象らしい。ピースマーチが始まる頃には、ある程度収まってくれてほっとしたが。

夕方になっても風は吹き止まず、昼頃の陽気が嘘のように冷え込んできた。

繁忙の兆し

昨日の夜は、知人主催の旅系イベントに顔を出していた。家に帰りついたのは夜半過ぎだったが、今日は朝六時起き。眠い目をこすりつつ、取材のため、堀切に向かう。駅を降りると、荒川河川敷が目の前。吹く風はまだまだ冷たい。

午前中のうちに二件の取材を終え、三鷹へ戻る。駅に着いたら税務署に直行し、確定申告の手続き。申告書類作成会場前の長蛇の列に心が折れそうになったが、どうにかこうにか、終わらせる。月曜にして、もうヘトヘト。

今週は取材やら何やらで、毎日出歩く日々が続く。家にいる時は原稿を書かねばならないしで、かなり忙しない。繁忙期‥‥の兆しなのかな。その割には、確定申告でも明らかになったように、さっぱり儲かっていないのだが(苦笑)、どうしたものか。

おでんの終焉

昨日あたりから、またえらく冷え込む。今夜はおでんを作ろう。そう思って、午後、近所のスーパーに買い出しに行くと、ちょっとした異変が。

おでん種売場に行くと、いつも買っている手作りおでん種セットが姿を消し、その半額くらいの大手メーカーのセットだけが残っていた。売り切れたのかな? でも、少し離れた別のスーパーに行ってみても、あるのは大手メーカのものだけ。これはあれか、スーパーがはやばやとおでんの季節の幕引きを図ろうとしているのか?

思い起こしてみると、スーパーは結構季節の幕引きをするのが早い。以前、まだ残暑が厳しい九月中旬頃、そうめんを食べようと思ってスーパーに行ったら、そうめんつゆが忽然と姿を消していてびっくりしたことがある。もうちょっと粘ってもいいんじゃないかと思うのだが。

大手メーカーのもので作ったおでんは、おいしいけど、ちょっと物足りなかった。

音楽と牡蠣の夕べ、再び

昨日は、のんびりした休日だった。

昼、前から気になってた中目黒のファイブスターカフェという店に行き、マレー風ブラックカレーのおひる。その向かいにトラベラーズノートの路面店を見つけてぶらついたり、そのまま代官山まで歩いていって、旅行書コンシェルジュの森本さんにご挨拶したり。そこから恵比寿までの道の途中、お気に入りの喫茶店ヴェルデに寄ってコーヒーを飲み、家飲み用に深煎り豆も購入した。

夕方からは、品川グローリア・チャペルで開催された羊毛とおはなのライブへ。教会という会場にふさわしく、ストリングスも加わったバンドでの素晴らしい演奏に聴き惚れた。三年ほど前、恵比寿ガーデンプレイスでのフリーライブで彼らの歌を初めて生で聴いた時のことを、なぜかまざまざと思い出した。

ライブの後は、品川駅のグランドセントラル・オイスターバーで牡蠣三昧。たぶん今季は、これで最後だろうな。牡蠣の季節が終われば、もう春だ。