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五月晴れ

午前中から昼過ぎにかけて、都心で二件取材。終わった後、すぐさま最寄り駅までダッシュして、中央線ではるばる終点の高尾へ。そこからさらにバスに乗り、もう一件取材をこなす。終わってからも、家路が遠い(苦笑)。

こんなに忙しい日でも、そんなに疲れを感じなかったのは、天気があまりにもよかったからだと思う。本当に、雲一つないすっきりとした青空で、夏のような日射しが降り注ぎ、風はさらりと心地よかった。まさに五月晴れ。

同じ仕事のノルマでも、一日中雨に降られていたら、それこそぐったりだったろう。でも、来週明けにはもう、梅雨入りしてしまうのかな。時が過ぎるのは早い。

春キャベツのスープ

最近、晴れたり降ったり、蒸し暑かったり急に冷えたり、イマイチ定まらない天気が続いている。その変化に身体もついていけないのか、昨日の朝は、起きたら軽い頭痛がして、少し横になっていた。たいしたことはなかったけど、イマイチしゃんとしないことは確か。

こういう日は、身体が暖まって、しっかり野菜を摂れる料理にしようと思って、冷蔵庫にあった春キャベツとソーセージでスープを作ることにした。鍋でオリーブオイルを熱し、刻んだニンニクとショウガを投入し、ソーセージを炒め、ざっくり切ったキャベツを放り込み、ひたひたに水とコンソメキューブを足して、軽く煮る。塩こしょうで味を調整して完成。簡単。

はふはふとスープをすすっていると、ほんとに身体の内側からぽかぽかしてくる。こういう天気だからって、冷たくてさっぱりしたものばかり食べてるといけないな。うまくバランスを取らねば。

霧雨の日

朝から駒沢で取材。窓から見える雲行きは怪しいが、降ってないのかな、と思って玄関を開けたら、細かい霧雨が音もなく降っていた。

取材先までの電車は軒並み遅延。駅から小走りに駆けて行って、待ち合わせ時間ギリギリにどうにか到着。取材自体はまずまず首尾よくこなせたが、終えてビルの外に出たら、どしゃ降り。こういう日は地味に疲れる‥‥。

帰りに中野で途中下車して用事を片付け、三鷹駅から家までの道程を歩く頃には、雨はまた霧雨に変わっていた。家に着くと、ジーンズから上着やシャツまで、全身、じっとり。やれやれ。

春から夏へ

昼、ふらりと出かける。長袖シャツ一枚だけなのに、何だか暑い。Tシャツでもいいんじゃないかと思えるほど。

電車を乗り継いで、九品仏のD&DEPARTMENTへ。時間をかけて日用品をあれこれ物色した末、スガハラのロックグラスを色違いで二つと、白山陶器のひめとんすいを購入。階下のカフェでアイスコーヒーとチーズケーキ。

九品仏の駅まで歩いて戻ると、学校帰りの女子高生たちがプラットホームできゃいきゃいとはしゃいでいた。みんな白い半袖の夏服。そっか、もう衣替えの季節なのか。ついこの間、冬物のコートをクリーニングに出したばかりだと思ってたのに‥‥。

帰りに代官山の蔦屋書店に寄り、本を眺めつつ、あれこれ考えごと。本の企画を考えるには、本屋でぶらぶらするに限る。それから渋谷まで歩き、電車で三鷹まで戻り、先週ソール貼り替えに出していたビルケンシュトックのサンダルを引き取る。まるでヴィンテージ加工した新品のサンダルのようになっていて、かなりうれしい。

そんな、どうということのない一日。

春は過ぎ行く

午後、池袋で取材。今日は一件だけだったので、さくっと終わった。電車で三鷹まで戻ってきたのもまだ早い時間。髪の毛がぼさぼさに伸びていたことを思い出し、駅の近くの理髪店へ。頭が軽くなって、さっぱりした。

家に戻る前に、ひさびさにたかねをのぞく。商品棚の中に、道明寺と柏餅が並んでいる。どうしようかなと思ったが、持ち帰りで道明寺を二つ注文。するとお店の人が「よかった、道明寺、今年は今日の分で終わりなんですよ」と。夜のテープ起こし作業の後にいただくことにする。

桜が散って、道明寺が終わって、いつのまにか、春は過ぎ行く。ぼやぼやしてると、見失ってしまうもの、忘れてしまうこと、たくさんあるのかもしれないな。