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年間スケジュール

昨日今日と、割と家でゆったり過ごしている。今休んでおかないと、この先もたないような気がして(苦笑)。

夕方、コーヒー豆の補充をしに、まほろば珈琲店さんへ。「陽の出てる時間がだいぶ長くなりましたねえ」と言われ、そういえばそうだなと気づく。隣のこいけ菓子店さんでショートブレッドを買った時は、「これからバレンタインで忙しくなりそうで」と言われる。もうそんな季節か……ついこの間、正月になったばかりと思ってたのに。

今年から週イチペースでWeb連載を担当するようになったので、毎週どんなテーマの記事を作っていくかをいろいろ検討している。今の段階で、夏はもちろん、11月くらいまでを見越してスケジュールを組んでおかないと、とてもじゃないがやりくりできない。他にもいろんな仕事が絡んでくるし。そんな状況で年間スケジュールを組んでいると、年の瀬感というか、早くも2016年が終わってしまったような気分になる。

まだ1月だというのに……でも、きっと、あっという間なんだろうな。

半天賛歌

ここしばらく、ようやく冬らしい冷え込みになってきた。うちの部屋は鉄筋マンションの一階なので結構冷える方なのだが、未だにエアコンはほとんど使っていなくて、机の下に置いているデロンギの小さなオイルヒーターだけ。それでも十分しのげている。

なぜなら、この冬は半天を着用しているからだ。

うちで使っているのは、かまわぬの半天。ふんわりと軽くて、まるで布団にくるまってるように暖かく感じる。朝起きて、これを羽織って仕事机の前に座っても、そのまま突っ伏して二度寝してしまいそうな気分になる(笑)。とにかく着ていてラクなのだ。着るというより、ただゆったり羽織るという感じで、身体を締め付ける部分がどこにもない。それでいて身体の熱が外に逃げることもない。よくできてる。昔の人の知恵はすごい。

おっさんが半天を羽織って机に向かってる様子は、いかにもしがない泡沫ライターといった風情の見た目だと思うけど(笑)、どうでもいいや。

残雪

午後から外出。十日前に注文しておいた自宅作業用のメガネを吉祥寺の店で受け取り、駅前で少し休憩して、電車で代官山に移動。春頃に計画しているたくらみについての打ち合わせ。

東京では日曜の夜から月曜にかけて結構雪が降って、僕はずっと家に引きこもって仕事をしていたのだが、電車は大幅に本数が減ったり遅れたりで、都内は阿鼻叫喚の大騒ぎだったらしい。東京が雪に慣れることは永遠にないのかもしれない。

今日はさすがに屋根や道路の雪はほとんど消えていたが、道端には雪かきをした後に積み上げられた雪の塊が融け残っていて、近くを通りがかると冷え冷えとした空気を肌に感じた。今が寒さの底なのかな。これから徐々に暖かくなっていくのだろうか。

……と思って天気予報を見たら、今週末も、雪かもしれない? まじっすか。

耐寒仕様

午後、赤羽橋で打ち合わせがあったので、出かける。

昨日から結構寒くなった気がしたので、今日は自分が持っている服の中で一番暖かい組み合わせにした。キャプリーンのロンTにフリース、その上にダスパーカ。襟元はマフラー、頭はビーニー、手には手袋、足先はヌプシブーティー。ジーンズの下にタイツをはきこまなかったくらいで、ほぼ完璧な耐寒仕様と言っていい格好になった。

で、どうだったかというと……暑すぎた(苦笑)。外を出歩いている時は、冷たい風が吹いても気にならないくらいポカポカ暖かかくて、こりゃいいやと思ってたのだが、電車に乗ると暖房と人いきれで、むわんと暑くて……。ロンTの下にうっすら汗をかくほどだった。

何事も過ぎたるが及ばざるがごとし、だな。

人生の終え方

東京は今日、初雪が降ったらしい。終日、部屋で仕事。

デヴィッド・ボウイが昨日亡くなったということで、J-WAVEもInterFMも追悼特集を組んで彼の曲を流し続けている。ヒーローズ、ジギー・スターダスト、チャイナ・ガール、ライフ・オン・マーズ、ファイブ・イヤーズ……。今日だけで、世界中でどれほど多くの人々が彼の曲に耳を傾けたのだろう。

ラジオで、彼が死の二日前にニューアルバム「ブラックスター」をリリースしたばかりだったと知る。一年半に及ぶ癌との闘病を続けながら、文字通り最後の最後まで、一人のミュージシャンとして音楽を作り続けていたのだと。そして今、世界中の人々が彼の人生を思いながら、彼の曲を聴いている。何という人生の終え方だろう。こんな時にカッコイイという安易な言葉は使いたくないが、それでもカッコよすぎる。

僕も自分の人生を終える時は、最後の最後、ギリギリまで、文章を書くこと、写真を撮ること、本を作ることにこだわり続けていたい。デヴィッド・ボウイのようにカッコよすぎる終え方は絶対できなくて、僕はきっと、みっともなくじたばたあがいてるうちに終えてしまうと思うけど。

次の本が最後の一冊になっても後悔しないように、精一杯、心を込めて本を作ろうと思う。