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朦朧としつつ

今朝は6時起き。9時から武蔵境で取材2件。終わった後に新宿に移動し、午後の取材の前にひさしぶりに麺通団でかまたまうどん。隣の席には、きゃぴきゃぴした女子高生のグループ。隔世の感……。

午後の取材が予想よりスムーズに終わったので、2時間半程度だったけど、写真展会場のリトスタに在廊。すると、去年のラダックツアーの参加者の方が一人でふらっといらっしゃってくれた。ひさびさにいろいろお話もできたし、がんばって在廊しててよかった。

家に帰ると、朦朧としながらも短い原稿をどうにか一本書き上げ、連絡業務をあれこれと片付ける。もう限界だ……しかし明日も朝から取材。毎年のことながら、今の時期はきつい。今年は他にもいろいろあるから、なおさら。

在廊することの意味

今日は今週の平日で唯一、外での仕事や用事がない日。昼に吉祥寺に行って名刺の増刷を発注し、理髪店で散髪。午後半ばから、昨日から始まった写真展の会場のリトスタに在廊することにした。

さすがに週の真ん中の平日の午後なので、お客さんはちらほらだったが、その分、持ち込んだMacBook Airでの仕事ははかどった(笑)。夕方には関健作さんが顔を出してくれて、楽しくおしゃべりさせていただけたし。

今回の写真展で自分なりに決めているのは、仕事の都合がつくかぎり、できるだけ会場に在廊するということ。僕自身がそこにいるからこそ、写真とともに伝えられることは、必ずあると思うから。

今は一年の中でも大学案件が一番立て込んでる時期だし、なかなか思うようにはいかないだろうが、仕事に支障が出ない範囲でなるべくがんばろうと思う。なので、みなさんのご来場、お待ちしています。

あれよあれよと

昨日の昼は、小石川にあるジュレーラダックの事務所に行って、「ラダックの風息[新装版]限定特典セット」の通信販売分の梱包と発送作業のお手伝い。近くのインド料理屋でテイクアウトしたカレーで腹ごしらえした後、本を一冊ずつプチプチに包んで袋詰めして、台車に積んで郵便局に運んだ。予想していたよりたくさんの事前オーダーをいただいて、今も注文が入り続けているという。ありがたいことだなと思う。

その後は急いで三鷹に引き返して、リトスタでの写真展「風息の行方」の設営作業。僕はこういう時、あーでもないこーでもないと悩んだり、段取りが悪かったりして、作業がめっちゃ遅いのだが(苦笑)、今回もミヤザキさんたちの助けを借りて、どうにかこうにか、3時間くらいで設営を終えることができた。夜は近所の居酒屋で軽く飲み会。リトスタには足しげく通ってるけど、こんな風に外で飲むのはひさしぶりな気がする。

そして今日から写真展は始まり、本も書店の店頭にだいたい並び終わった。僕は次から次へと降りかかってくる取材と原稿に追われつつ、来月と再来月のトークイベントの内容もそろそろ詰めていかなければというプレッシャーも感じている。夏からはまた、いくつかの国に出かけなければならない。いろんなことが、あれよあれよと進んでいく。一つひとつ、全力で迎え撃つしかないな。

写真展「風息の行方 ラダック ザンスカール スピティ」

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ラダックの風息 空の果てで暮らした日々[新装版]」の発売に合わせ、ひさしぶりに写真展を開催します。会場は、東京・三鷹のリトルスターレストラン。前半の1カ月はパンゴン・ツォやツォ・モリリ、ザンスカールなどの主に自然をテーマにした展示。後半の1カ月はスピティとそこで暮らす人々をテーマにした展示にする予定です。会場では、書籍に小冊子とポストカードをセットにした「ラダックの風息[新装版]限定特典セット」の販売も行います。

開催期間中の在廊予定は、SNSなどで随時お知らせします。みなさんのお越しをお待ちしています。

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山本高樹 写真展
「風息の行方 ラダック ザンスカール スピティ」

インド北部、ヒマラヤの西外れにひっそりと息づくチベット文化圏、ラダック、ザンスカール、スピティ。この地をずっと見守り続けてきた「ラダックの風息[新装版]」の著者、山本高樹による最新写真展。空果つる地を吹き抜ける、風息の行方を辿る旅へ。

期間:2016年3月29日(金)〜5月29日(日)
会場:リトルスターレストラン
東京都三鷹市下連雀3-33-6 三京ユニオンビル3F
TEL&FAX 0422-45-3331 http://www.little-star.ws/
時間:11:30〜24:00(土日祝12:00開店/日祝23:00閉店)
定休:月曜日(臨時休業や貸切の日もあるため、同店のサイトをご確認ください)
料金:無料(会場が飲食店なので、1品以上のオーダーをお願いします)

※会場では山本高樹の最新刊「ラダックの風息[新装版]」に部数限定の小冊子「未収録エピソード」とポストカード2種をセットにした「ラダックの風息[新装版]限定特典セット」の販売も行います。

振り回される側

今日も昼は暖かくて、強くてぬるい風が吹いていた。今は風は止んだようだが、ぴしゃぴしゃと雨の音がする。

ここしばらく、本当にありえないくらい忙しい日々が続いていたのだが、ようやくここ2、3日、ほんの少し落ち着いてきたような気がする。まあ、多い時で7、8種類くらいの仕事という名の心配事を抱えていたのが、4種類くらいにまで減ったというだけのことだが。とりあえず、ほっとしてはいる。

編集者として仕切る側の方が、ライターやカメラマンとして仕切られるより大変だと思われがちだが、僕としては自分でいろんなことを把握して調整できる方が振り回されなくて済むのでありがたいと思っている。まあ、編集者の立場だったとしても、依頼元に振り回されまくって疲れ果てるというケースもあったけど(苦笑)。

好きなように旅をして、撮って、書いて、本を作る。もしそれだけで生きていけるなら、他に何もいらないとさえ思う。