Tag: Outdoor

青梅丘陵散策

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ひさしぶりに外で、しかもかなりお気楽に身体を動かそうと思い、青梅駅からすぐの場所にある青梅丘陵ハイキングコースを散策してきた。白いシャガの花々が咲く向こうに、木々の梢に芽吹いた新緑が次第に色濃くなっていくさまが、瑞々しいグラデーションとなって現れていた。澄んだ空気を深く吸い込む。気持いい。

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天気予報では今日は快晴となっていたが、朝から晩まで、あいにくの薄曇り。暑くなかったので身体は楽だったけど、ひさしぶりにおひさまの光を浴びたかったなというのは、ちょっと贅沢か。青梅丘陵ハイキングコースは平坦で楽に歩ける割に爽快感もあるし、アクセスも楽なので、結構気に入った。途中に休憩所もたくさんあるので、今回はジェットボイルを持参して、休憩所のテーブルで温かい食事を作って食べた。

こんな休日、いつ以来だろう? いいリフレッシュになった。

South Africa, Into the Wild

「BE-PAL」ラダックフォトレポート短期連載

bepal_ladakh1501小学館のアウトドア雑誌「BE-PAL」のWebサイト上で、2015年7月から8月にかけてラダックで取り組んだ取材を基にしたフォトレポートの短期連載が始まりました。9月30日(水)から毎週水曜日、全部で5回の記事が掲載されます。マナリからレーに至るまでの山越えの道の様子をはじめ、パンゴン・ツォのメラクで数日間滞在した時の体験や、SECMOLフェイ・キャンパス訪問記など、いろいろ盛りだくさんです。興味のある方はご覧になってみていただけるとうれしいです。よろしくお願いします。

金木犀

連休中、というより先週アフリカから戻ってきて以来、ほとんどずっと働きづめだったので、今日は丸一日オフ。昼から昭和記念公園に出かける。

今日のお目当ては、満開になっているというコスモスの花と、以前たまたま食べて以来ぞっこんの五浦ハムのハム焼きだったのだが、思いのほか心を掴まれたのは、金木犀の香りだった。西立川の駅を降り立ったとたん、青空の下を吹き渡る風に乗って、何とも言えない爽やかな匂いが漂ってくる。深く呼吸をして吸い込むと、身体の中の澱みがすっかり洗い流されていくような気がする。

公園内を歩いていると、それこそ至るところで金木犀の木々が花を咲かせている。昔、この公園の設計をした人は、秋になるとこんな風に金木犀の香りがたちこめることを想像していたのだろうか。だとしたらその人に、こんな清々しい気持にさせてもらったお礼を言いたいような気がした。

キリンを撮る

この間の南アフリカ取材では、ピーランスバーグ国立公園で大小いろんな種類の野生動物の写真を撮った。何しろ相手は動物なので、簡単に撮れるようなことはほとんどなく、いつも右往左往しながら連写を重ねて、当たりが混じるように祈るような撮り方しかできなかった。

たとえば、ゾウのように図体の大きな動物なら、ある程度距離が近ければいくらでも好きなように撮れると思いがちだが、納得のいく表情の写真を撮ろうとすると、ゾウはなかなか手ごわい。長い鼻がしょっちゅうくるんくるん動くので、中途半端にフレームから外れたり、しっくりこない形になったりしてしまう。

一番苦労させられたのは、キリンだった。背の高い草食動物ならではの警戒心の強さもあるが、いざ撮れそうな位置にポジショニングできても、あの長い首はものすごく厄介だ。右に左にゆらゆら傾いて、顔にフォーカスを合わせてもすぐに外れてしまったり、首の先だけひょいとフレームアウトしてしまったりする。あれには本当にあたふたさせられた。

動物撮影の経験値を積むのには確かにいい機会だったけど、あの分野の奥の深さを思い知らされたのも確か。ネイチャーフォトグラファーの人たちって大変だ、ほんとに。