Tag: Mitaka

金柑

今日は寒い。まるで冷蔵庫の中にいるみたいに、空気が冷え冷えとしている。

ニットキャップを思いっきり深くかぶって、外に出かける。そういえば、冬のラダックに滞在していた時、よくデチェン・ラモから「タカ! ニットキャップをかぶりな! でないと寒さで頭が痛くなるよ!」と言われたっけ。

三鷹南口にある果物屋さん、一富士の前を通りがかった時、鮮やかなリンゴやミカンが並ぶ中に金柑があるのを見つけたので、一パック買ってみた。金柑を一日一個、ぱくっと生で食べていると、風邪をひきにくくなるらしい。

来週は打ち合わせがいくつもある上に、大事な企画のプレゼンも二件あるので、ここで風邪とかひいてるわけにはいかない。気合を入れて乗り切らなければ。

散蓮華

午後、歯医者での治療を終えた後、少し歩いて、ひさしぶりにデイリーズへ。

店に入ると、白山陶器のフェアをやっていた。その中に、前から欲しくて、でもなかなか見つけられずにいた磁器のレンゲがあったので、テンションが上がる。やった。これで、今使っている5寸深めん丼とセットにして、うどんやラーメンを心おきなく堪能できる(笑)。

そういえば、何でこの陶製のスプーンを日本では「レンゲ」と呼ぶのかと思ってググってみたら、ウィキペディアによると「散蓮華」というのが、より正式な呼び名らしい。「蓮の花(蓮華)から散った一枚の花びらに見立ててこの名がある」のだとか。散蓮華‥‥何かいい感じ。

仮歯

夕方、歯医者へ。今日の治療は、二年前に治療した部分にかぶせていた義歯を外して、内側の部分を再度治療して薬を埋め込むというもの。

椅子の背もたれを倒され、がしっ、と口を開けた状態で半ば固定され、ウィンウィン、シュゴーッ、とやられ続けること一時間。アゴが疲れて感覚がなくなりかけた頃になって、ようやく終了。この間の散髪と違って、歯医者では考えごととかしてる余裕は微塵もなかった(苦笑)。

治療した部分には今、仮歯が装着されている。今年は、このまま年を越すことになりそう。お餅と一緒に仮歯を飲み込んだりしないように、気をつけねば‥‥。

散髪の効用

午後、電話やメールでの連絡業務に追われる。某所から思いがけず好感触の回答をいただいたりして、ほくほくした気分になる。世の中、何事もやってみるものだな。

夕方、三鷹駅前の理髪店に行って散髪。これは僕だけなのかもしれないけど、散髪をしてもらっている間の時間というのは、あれこれ考えごとをするのにすごく適した時間ではないかと思う。身体が完全にリラックスした状態で静止しているので、目を閉じていると、かえって脳が活性化されるような気がするのだ。

今日は昨日打ち合わせをした新しい本の仕様について考えていたのだが、自分でもびっくりするくらい、いろんなアイデアがポコポコと浮かんできた。散髪してもらいながらの一人ブレスト、いいかも。

酔っぱらいのルール

夕方、三鷹の駅前にあるわざやというパスタ専門店へ。ここは昔からちょくちょく行っている店で、単価はちょっと高めだけど、ちゃんとした味のパスタを食べさせてくれる。大盛りが無料なのも、食べ盛りにはありがたい(笑)。今の季節は、牡蠣を使ったパスタがあるはずなので、それを目当てに。

ところが今日は、店に入ってみると、何だか様子がおかしい。見ると、細長い店内の奥の席で、四人くらいのおっちゃんとおばちゃんが、ものすごい大声でゲラゲラ笑いながらくっちゃべっている。テーブルの上には、空のボトルと、飲みかけのワイン。どうやら、すっかり酔っぱらっているようだ。最初は彼らの隣の席に案内されたのだが、こっちの声が全然聞こえないほどうるさいので、入口近くの離れた席に移動させてもらった。

それにしても、パスタ専門店であれだけ派手に酔っぱらう人たちも珍しい。店の人たちは困惑しているし、ほかのお客さんたちも食べ終えるとすぐ逃げるように店を出て行くありさま。たぶんあの人たちは昼のうちからどこかで飲んで、すっかりできあがってからなだれ込んできたのだろう。どうせなら、すぐ近くにある和民か白木屋にでも行けばよかったのに。

酔っぱらいは、酔っぱらうことを許されている店で、酔っぱらってくれたまえ。