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不公平

何だか最近、停電のことばかり話題にしている気がするが、今日になって東京電力からこんな通知が来た。

「国などの要請を受け、国民の基本的生活レベルの維持に大きな影響を与える鉄道用変電所と周辺地域を計画停電の対象外とする。これに伴い、今後、武蔵野市および周辺エリアの第2、第3グループも、当面、対象外とする」

要するに、僕が住んでいる武蔵野市は全域が計画停電区域の対象外となったらしい。‥‥もやもやする。何か、もやもやする。まさか、今の総理大臣の選挙区だから、とかいう理由じゃあるまいな(苦笑)。

そもそも、先週から計画停電が始まって以来、僕の家のある地域で実際に停電したのは、一、二回程度。あとはほとんど、直前になって中止されていた。停電しないならそれでいい、とは安易に言えない。だって、友人が住んでいる地域では、ほとんど毎日のように停電しているところもあるのだから。

ちょっとの停電くらい、喜んで受け入れるから、不公平はなくそうよ、ほんとに。

お互いさま

昼の停電が始まる時間までに、仕事に一区切りつける。今日も結局停電にならなかったのだが、ま、それはそれでいいか、と駅前に出かけ、理髪店で散髪をし、モリタコーヒーで本を読む。平日の割には人が多い。自宅待機になっている人も多いのだろうか。

僕はここ最近、近所のなじみのお店を一軒ずつ訪ねて回っている。どこのお店でも中に入ると、店員さんはほっとした表情を浮かべ、「いらっしゃいませ!」と笑顔で出迎えてくれる。僕の方も、そういったお店に入るたびに、相当ほっとした表情をしているのではないかと思う。お互いさまだな(笑)。

いつもと同じように、飲み食いしたり、のんびりしたりできるお店が近所でがんばってくれているというのは、本当にありがたいことだ。不安にかられて買い占めたカップめんを家に籠ってすするより、近所のお店でいつもと同じごはんを食べた方が、よっぽど気が楽になると思う。

気合空振り

今日は午後半ば頃から停電するかもしれないということで、それまでに今日のノルマを終わらせるべく、早い時間からバリバリと仕事。予定時間の20分前までにノルマ達成。我ながらあっぱれな集中力(笑)。

暖房の代わりに湯たんぽを用意し、準備万端。停電、かかってこいやー!と思っていたら、市の防災アナウンスで「この地域の停電は中止になりました」との報せ。気合空振り(苦笑)。まあ、仕事も一区切りついていたので、ソファに坐り、湯たんぽで足を温めつつ、積ん読状態だった本を読みはじめる。本を読むなんてひさしぶりだ。この一週間、そんな発想すらなかった。

夜はナロ写真展開催中のリトスタで、たかしまてつをさんと中村文さんと会食。店内はほとんど満席。みんな、心のどこかで安らぎを求めているのだな。いつもと変わらずおいしい料理、ごちそうさま。

リンバンテイデン

今日は夕方から夜にかけて、うちの界隈で停電になるらしい。昼からJ-WAVEを聴きつつ仕事に集中していたら、思いのほかはかどった。いつもこのくらい集中できればいいのに(笑)。

停電が始まるはずの時間になったが、まだ通電している。ま、そのうち消えるかもしれないし、と身支度をして外に出て、吉祥寺までぶらぶら歩いていくことに。途中、中道通り商店街にさしかかったところで、市の防災センターのアナウンスで、該当グループで停電が始まったとの知らせ。吉祥寺方面は問題なさそうなので、そのまま駅前に向かい、リトルスパイスでキーマカレーを食べ、ドトールでカフェラテを飲む。店内にはそこそこお客さんがいる。停電夜組の人たちが、同じように時間を潰しているのかもしれない。

同じ停電のグループで自宅にいる人たちが「電気が点いた」とツイートしはじめたので、店を出て、家に戻る。街が暗い分、夜空が澄んで見える。

いつもの日常

今日、もし停電になるとしたら朝の時間帯だったのだが、目が覚めた時には、もう終了時刻を過ぎていた(苦笑)。いつものようにラーメンを作って食べ、J-WAVEを聴きながら仕事。テレビのニュースは、もう見ない。必要な情報は、ラジオとTwitterがあればすぐに手に入るから。

夕方、外に出る。近所の家の庭では、盛りの過ぎた梅の花の代わりに、木蓮のつぼみがはちきれそうに膨らんでいた。どこの家からか、ピアノを弾く音が聴こえてくる。小さな公園では、小学生の女の子たちがフリスビーを投げて遊んでいる。いつもの何気ない日常が、そこにあった。

とよくにでうどんを食べてから家に戻ると、実家から送られてきた小包が届いた。「とりあえず家にあるものを中心に詰めた」という保存食。これだけあれば、血迷ってスーパーで買い占めしなくても十分(笑)。ありがとう。