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中央線と総武線

引っ越しまで、あと二週間弱。いつ終わるとも知れなかった不用品の整理にもかなりメドがつき、家具や電化製品の譲渡先も決まりつつある。譲りきれないものはリサイクル業者や粗大ゴミ回収に委ねることになるが、それらの処分をぬかりなく進めていって、引っ越し当日までに本と衣類と食器をきっちり梱包すれば、まあ、何とかなるだろう。

今日は東急ハンズでこまごましたものを買いに新宿まで往復したのだが、引っ越したら、電車に乗る時の感覚を切り替えなければ、と思った。三鷹なら中央線は快速も中央特快も停まるし、総武線や東西線は始発に乗れるのだが、引っ越し先の西荻窪ではかなり事情が変わる。中央線が停まるのは快速のみで、しかも土日祝日は通過してしまう。土日祝日は必ず総武線か東西線、もしくは早朝か深夜の時間帯の中央線の各駅停車に乗らねばならない。今までの感覚で土日もうっかり中央線快速に乗っちゃってそのまま三鷹まで、みたいなこと、絶対やらかしそうだ。ほんと、目に浮かぶ(苦笑)。

かれこれ十年以上、だものなあ。行きつけの本屋も、コンビニも、スーパーも、ラーメン屋も、全部変わる。何だか信じられないような、ピンと来ないような。僕にとっては、何処かの国に半年、一年と旅に出るよりも、大きな変化のような気がする。

サインペン危機一髪

仕事だイベントだ引っ越しだ何だかんだと、最近ばたばたしてるせいで、今日は危うく致命的なミスをやらかすところだった。

夕方、雨が止んだ頃合いを見て、洗濯をしたのだが、洗い終えた洗濯物の中から、なぜかコロリと、黒のサインペンが出てきたのだ。先週金曜のトークイベントの時、お客さんへのサイン対応の際に半袖シャツの胸ポケットにペンを挿したのを忘れたまま、洗濯機に突っ込んでしまったらしい。

ペンによっては、洗濯機の中でインクがあふれて大惨事になっていた可能性もあったが、幸いなことに、洗濯物にはノーダメージ。脱水の時の遠心力でペンのキャップ内でインクが少しあふれていたが、キャップの密封性が高かったおかげで、外にはまったく漏れていなかった。ふう。危ない危ない。

しかしまあ、普通じゃ考えられないようなミスだよなあ……気をつけよう。

澱を捨てる

月末の引越しに備えて、途方に暮れながらも着手しはじめたのは、不用品の整理。今度の転居先にはそんなにたくさんのものは持ち込めない。クローゼットや押入れ、その他あちこちに積み上がっているものを仕分けし、要らないと感じたら容赦なく、武蔵野市の有料ゴミ袋に突っ込んでいく。

この十年間でずいぶん増えたと思っていた持ち物の大半は、実は、なければないで別に困らないものだったことに、あらためて気付く。「あれ? こんなのまだ持ってたっけ?」と、存在すらとっくに忘れていたものも多い。自分でも気付かないうちに、いつのまにか、澱のように積もり積もっていたのだなあ、と思う。

もちろん、知り合いに譲ったら喜ばれるようなものは積極的に引き取り手を探してはいるのだが、この機会に一度、自分の生活をシェイプアップしてみようと思う。澱を捨てて、すっきりと。

十年ぶりの引越し

六月の終わりに、引越しをすることになった。

引越し先はそんなに遠くではなく、隣の杉並区、最寄駅は西荻窪。二十代の頃はしばらく荻窪に住んでいたから、再び杉並区民に戻るということになるが、正直、まだあまりピンと来ていない。

今住んでいるマンションに越してきたのは、ほぼ十年前。三鷹に住みはじめたのは、そこからさらに五、六年ほど遡る。途中、ラダック取材で日本にいなかった時期も結構長いので単純比較はできないが、高校卒業まで住んでいた岡山の実家と同じくらい、三鷹で暮らしてきた計算になる。

三鷹にはリトスタやまほろば珈琲店をはじめ、馴染みの店がたくさんあるから、これからも月に何度かは来るとは思う。それでも、やっぱりここを離れるとなると、それなりにいろいろ思い出してしまう。

今まで生きてきた時間と、これから訪れる時間の、割と大きな節目となるタイミングなのだろうな。とりあえず今は、引越し当日までに必要な準備と手続きが膨大すぎて、気が遠くなってる(苦笑)。

ウィキペディアさん

夕方、近所の理髪店へ。

店主さんが僕の髪にはさみを入れながら、「この間から、歯が痛いんですよね」と僕に言う。「へー、そうなんですか」と返事をすると、いろんな質問をされはじめた。ロキソニンはドラッグストアで買えるのか、歯間ブラシで歯ぐきを傷つけたのが原因っぽいのだがどうすればいいか、などなど。

「ほかのお客さんには最初からこんなこと訊かないんだけど、ほら、あなた、何でもよく知ってるからさ。ウィキペディアみたいに」

というわけで、僕は、このお店で「ウィキペディアさん」と呼ばれるようになってしまった。何だこの展開(苦笑)。