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去りゆく夏

昼、散髪をしてもらいに、近所の理髪店へ。頭がすっきり軽く、いくぶん涼しくなった(笑)。まほろば珈琲店でコーヒー豆を補充し、吉祥寺に移動して、こまごました買い物をして歩く。

今日も、日射しが照りつけているところでは肌がじりじりと焦げるようだったし、ビルの谷間にはクーラーの廃熱がむわあっとたちこめているような、暑い一日だった。とはいえ、空を見上げると、光の加減も、雲の形も、真夏といった気配ではもはやない。肌をなでる風も、どこかさらっとしている。もうすぐ秋なんだな。

‥‥まあ、九月下旬からは、しばしの間、タイで真夏に逆戻りなんだけど(苦笑)。

雨やどり

午後、夕飯を作るのに足りない食材を買いに、近所のスーパーへ。会計を終えて外に出ようとしたら、空は真っ暗、いきなりのどしゃ降り。

いったん小止みになりかけたところで家まで帰りかけたが、途中でまた雨が激しくなった。小さな商店街のアーケードの下で、しばらくの間、雨やどり。雨はさらに強さを増し、アスファルトの表面を雨水が川のように流れ、しぶきがはじける。軒先に干しておいた洗濯物が心配になるが、この雨ではどうしようもない。

目の前の道路を、背中を丸めて自転車で猛スピードで突っ切っていく人や、すっかりあきらめきって、傘もささずにずぶぬれで歩いていく女子中学生二人や、いろんな人が行き来していく。僕の隣で同じように雨やどりしていた若い母子も、意を決したように小さな傘をさして雨の中に出て行った。

雨やどり。何もせず、ただ降りしきる雨を眺める時間。でも、これは無駄な時間だろうか。もしかすると、日々の中で忘れてしまいがちな、穏やかな気持を思い出すことのできる時間なのかもしれない。雨の匂いをかぎながら、ぼんやりとそんなことを思った。

積み重ねたもの

梅雨入りしたとは思えないほど、爽やかな午後。吉祥寺界隈をぶらぶら散歩し、夜、リトスタへ。

リトスタは、昨日の六月一日で九周年。昨夜はさぞや混雑しただろうと思っていたら、常連さんたちは同じような予測をして牽制し合ったらしく(笑)、むしろ今日の方が混んでいて、開店直後からほぼ満席。合鴨スモークとフルーツのサラダ、手羽元とジャガイモのスープごはんなど、たらふくいただく。

自分でレストランやカフェをやってみたいと考えてる人は、世の中にたくさんいると思う。たぶん、お店をオープンするだけなら、本気でやろうと決意すればかなりの数の人が実現できる。でも、それを続けていくことは本当に難しい。リトスタがオープンしてから九年間、同じ商店街で、どれだけ多くの店が開店と閉店をくりかえしたことか。

リトスタが歩んできたこの九年間も、大変な苦労の連続だったと聞いている。日々のやらなければならない仕事と、こうすればもっとよくなるんじゃないかという工夫の、地道で丹念な積み重ね。僕らが何気なくすする一杯のコーヒーにも、淹れ方からお客さんへの出し方まで、彼らが積み重ねたものがたくさん籠っている。

九周年、おめでとう。次は十周年記念ライブで(笑)。

近所で火事

午後、用事のため、歩いて吉祥寺へ。年の瀬のアメ横かと見紛うほどのすごい人出。早々に退散して、玉川上水の方から歩いて三鷹に戻る。まほろばでコーヒー豆を補充し、デイリーズカフェで定食の晩飯。すっかり日が長くなった夕方の空を見上げながら、帰路につく。

歩いてる途中、何台もの消防車がけたたましいサイレンを鳴らしながら追い越していく。家の近所までさしかかると、あちこちで細い道が黄色いテープで封鎖されている。どうやら、家から数百メートルほど離れた場所にある住宅が火事になったらしい。現場につながる四方の道路にはそれぞれ何台ものポンプ車が停まっていて、消火栓から太いホースを通じて、現場の消防車に水を送り込んでいた。

遠くからだったので、現場の様子はあまりよく見えなかったが、何件もの住宅に延焼するほど激しいものではなさそうだった。人的被害が出てなければいいのだが‥‥。明日は我が身。火の扱いには気をつけよう。

ポスティングへの対策

以前もブログに書いた、自宅の郵便受けに毎日山のように放り込まれていたチラシや販促物の件。先頃、ちょっとした対策を施してみた。郵便受けに、こんな小さな貼り紙をしてみたのだ。

このポストへのチラシ・販促物の類の投函は一切お断りします。
投函されていた場合は、その広告主に通報させていただきます。

以前、友人の一人がこんな貼り紙をしたという話を思い出したのでやってみたのだが、これ、効果てきめん。あれだけしつこかったチラシの投函が、ぴたっと止んだのだ。こんなに効き目があるなら、もっと早く手を打っておけばよかったな‥‥。

この作戦のキモは、ポスティング業者に「この人を相手にしたらめんどくさそうだな‥‥」と思わせる雰囲気を醸し出す文面にすることだという。まあ実際には、チラシが投函されていたからといって、いちいちその広告主に電話するような煩わしいことはしやしないのだが。

ささやかなことかもしれないけど、チラシとか明らかに必要としていないという人は、こういう工夫をすると、資源の無駄な浪費を避けることに貢献できるかも。