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雨の日とコーヒー

朝からずっと、雨。弱まったと思ったら、またバシャバシャと強まったり。昨日までに書き上げた原稿を推敲して納品して、今作ってる本に関係するこまごました準備を進める。

こんな天気だと気分もふさいでしまいがちだけど、雨の日に部屋でコーヒーをいれるのは好きだ。うるおった空気に香りが漂って、飲むと身体をしゃんと温めてくれる。あえてラジオもつけずに、窓を叩く雨音を聞きながら。

忙しくても、悩みごとがあっても、そういうひとときを愉しめる余裕みたいなものは、いつも持てるようになりたいなと思う。まあ、なかなかそうはいかないけど。

タマネギづくし

終日、部屋で仕事。むしっとした天気で身体もしゃんとしないので、晩飯にはスタミナがつきそうなものをと思って、豚肉とタマネギのしょうが焼を作る。おいしくできた。

そういえば、昨日の晩飯は、オニオンスープにタマネギとツナのサラダだった。二日連続で、主食がほぼタマネギ。これだけ毎日食べ続けてても、先月実家から送られてきたタマネギ、まだたくさんある。素性の良い、うまいタマネギだし、日陰に置いとけば日保ちするから、まあ大丈夫なんだけど。

硫化アリルに涙を流しながら包丁でタマネギを刻み続ける日々は、もうしばらく続きそうだ。

十周年

今夜、外でごはんを食べるとしたら、リトスタしか考えられなかった。今日、六月一日は、リトスタが開店して十周年の日。

この季節に似合うヒマワリの花を買って、夕方お店に行くと、店内のカウンターの上は、すでに色とりどりのお祝いの花々でいっぱい。十周年記念に作られた刺繍入りの白いシャツや、それを着たお店のスタッフさんたちの写真パネルと相まって、ずいぶん華やいだ雰囲気になっていた。でも、予約札の置かれたテーブルが次々と常連さんで埋まっていくと、やっぱりいつもの、リトスタらしいリトスタ‥‥誰もが何も気にせずおいしいごはんを食べて、お酒を飲み、朗らかに笑い合える場所になっていった。

同じ街の同じ場所で、お店を十年続ける。簡単なことではないと思う。三鷹南口の商店街だけでも、この十年でどれだけたくさんの店が生まれては消えていったか。そんな中でリトスタのスタッフのみなさんは、おいしいものを作って、心を込めて出す、という日々を、丁寧に十年間積み重ねていった。そういう日々の積み重ねでしか、得られないもの、届けられないものが、この世界にはある。今夜のリトスタの店内には、確かにそれがあったように思えた。

おめでとう。ありがとう。そして、これからもよろしくお願いします。

デニムとゲリラ

昨日の夜、ジーンズやジャケットなど、手持ちのデニムの服をまとめて洗濯して、外に干した。今朝は遅くまで爆睡していたら、急に激しい雨音。やばい、と飛び起きて、あたふたとデニムの類を取り込む。

すると、ものの10分もしないうちに雨は止んで、うららかな日射しが差してきた。何だ人騒がせな、と思いつつ再びデニムを干し、おひるを食べてコーヒーを飲んでたら、また激しい雨が降ってきて、あたふた。何なんだ今日は。

ぱりっと乾いた洗いたてのデニムの感触は好きなんだけど、それを味わうためにまとめ洗いをしたばかりに、気まぐれなゲリラ豪雨に振り回されまくってしまった。やれやれ。

とろみのすすめ

昨夜から降り続いていた雨も、午後には止んだ。ちょっとひんやりする。

今週はほぼずっと家にいるので、食事は自炊ばかりしている。自炊はいい。昼も夜も自炊すると、コーヒー代やビール代(発泡酒ではなく)を含めても、食費が一日千円でおつりがくる。その日食べたいものを好きなだけ食べられるし。昨日はカブのしょうが焼、今日はほうれん草とひき肉のあんかけを作った。

数年前から本格的に自炊を始めて以来、個人的に重宝する調味料だなあと思うのは、片栗粉。炒め物を作る時に肉にまぶしておいたり、煮物やスープの仕上げに水溶き片栗粉でとろみをつけたり。もともととろみ好きというのもあるが、ともすると毎日同じような味付けのメニューになってしまいがちなところに、時々とろみを加えることで、うまい具合に変化をつけられる気がする。

この春から一人暮らしで自炊を始めた人で、自炊きついなあと思ってる人は、片栗粉をぜひ。