Tag: Ladakh

愉しい仕事

午後、築地で取材。チベットやラダックに関係のある方へのインタビュー。年が明けてからの実質的な仕事始めがこういう取材だと、何だかとても気分がいい。

仕事をいい結果に結びつけるには、いろんな方法や工夫の仕方があるけれど、僕の場合、やってて愉しいなあと思える仕事は、ある程度いい結果に結びつくことが多いと思う。逆に、どこかもやもやとしたままやってしまった仕事は、結果もコケることが多い気がする。

今日の取材は、やっててとても愉しかった。こんな風に思える仕事の割合を、これからはできるだけ意識して増やしていけたらと思う。

来年はいろいろと

今日は一日、家でのんびり過ごす。部屋中に掃除機をかけて、気分的にもすっきり。帰省のための荷造りは、あっという間に終わった。

来年の二月上旬頃、とあるグループ写真展への出展のお誘いをいただいたので、その写真選びと展示のシミュレートなどをぼちぼちとやってみる。枚数が限られているし、他の出展者の方との兼ね合いもあるので、地域や時期を絞り込んで、キュッとコンパクトにまとめようと思う。地味だけどじわじわくる、みたいな感じで(笑)。

来年はそのグループ写真展だけでなく、自分の写真を人に見てもらうための場を、何度か設けられればと思っている。それに合わせて、本も形に‥‥できるといいな。いろいろとがんばらねば。こだわりでも意地でも、とことん貫き通せば何かにつながるはず。

明日12月30日から1月2日まで、実家に帰省するため、ブログの更新をお休みします。よいお年を。

好かれる人

昨日は夕方から銀座へ。ジュレーラダックの元スタッフ、荒川さんの結婚パーティーの二次会に出席。

荒川さんは数年前にカナダの農場で働いていた時期があって、ご主人のグラントさんとはその頃に知り合ったそう。会場は銀座のど真ん中だけあってすごく華やいだ雰囲気で、そんな中に、普通に黒のタートルネックセーターにピーコートという格好で乗り込んでしまった(苦笑)。会場にはびっくりするくらい大勢の人が集まっていたのだけれど、とても和やかな雰囲気で、素朴で飾らない、誰からも好かれる荒川さんらしい、いいパーティーだったと思う。

終わった後は数人の知人と、近くのルノアールでお茶。みんなそれぞれ、いろんな人生があるのだな。

人に会うこと

昨日の夜は、綱島のポイントウェザーで、旅音の林さんたちとの旅人飲み会。僕は、あまりにも大人数な飲み会は人見知りがしてしまって正直得意ではないのだが、昨日は少人数でしっぽりと、異国のビールを飲みながらののんびりとした宴。いつもの交遊範囲では話せないような旅のあれこれを話すことができて、とても楽しかった。

そして今日は、昼に三鷹で庄司康治さんとお会いした。デイリーズでおひるをご一緒して、これまた他の人にはまったく通じないような濃い話(たとえば、チャダルの行程上にある洞窟の名前について、とか)をさせていただく。庄司さんはアラスカでの経験も豊富にお持ちなので、この機会にとあれこれ質問させていただいた。お会いするたびに思うのだが、庄司さんの経験値は本当にすごいなあと思う。僕など足元にも及ばない。

ここ数日、気分的にはあまり調子がよくなかったというか、正直かなりしんどい部分もあったのだが、昨日今日とこうした方々にお会いしていろいろ話せたおかげで、だいぶ楽になった気がする。人に会うことは、時にとても力強い後押しを与えてくれる。がんばらねば。

来年の計画

年の瀬で何かとバタバタしてる今日この頃だが、その一方で、来年の個人的な計画も少しずつ固めつつある。

今年は特に前半でいろいろ苦戦して、諸事情も重なり、結局自分自身の企画での書籍を上梓することができなかった。来年は、前半のうちに一冊、年末までにもう一冊、作ってみたいと思っている。前半に出したい一冊は、去年からかれこれ一年も出版交渉を続けている本なので、何とか実現させたい。年末までに出したいもう一冊は、これも去年から大苦戦しつつ交渉を続けている本だが、今後の状況によっては僕個人の出版レーベルで刊行することも具体的に視野に入れつつ、準備を進めている。それに合わせて、来年末には写真展などのイベントも開催したいと思っている。

今年でほぼ唯一、自分自身の企画として納得できた仕事は、雑誌「ソトコト」2013年11月号での巻頭グラビア記事。スピティからラダックまでの道を辿る旅について、たぶん一番いい形とタイミングで世に出せたのはよかったと思う。こうした雑誌などの場での仕事も、納得できる形で携われるのであれば、来年はもっと増やしていきたい。まずはとにかく世に出さないと、誰にも何も伝わらないわけだし。

旅については‥‥今年の秋のタイ取材のような仕事は入るかもしれないが、その一方で、ラダックには来年は行かないと思う。仕事として依頼されれば別だが。その代わりというわけではないが、来年は夏の終わりに、二週間ほどアラスカへ行ってこようと思っている。狙っていた日程でのキャンプサイトの予約も無事に取れた。いきなりすごい成果を挙げられるとは毛頭考えてないので、まずはビギナーらしく、かの地での旅の仕方を勉強してこようと思う。

そんな感じかな。常に一年くらい先のことを考えておかないと到底やっていけないのが、フリーランスの身のきついところだ(苦笑)。