Tag: Health

一歩も外に出ず

約1週間ぶりくらいに、外に出かける予定がない日。一歩も外に出ず、完全に引きこもった。がっつり寝て起きた後、洗濯をし、先週末の取材の原稿を書き、その後は一昨日のロングインタビューの音声起こし。

食事とトイレの時間以外、ほぼずっと机に向かいっぱなしだったので、一区切りついた頃には、身体が冷えてこちこちになっていた。昨日の反省をふまえ、YouTubeで映像を見ながら、ラジオ体操第一。おお、すごい。思いの外、身体がほぐれる。気持ちいい。こんなにいいものだったのか、ラジオ体操第一。子供の頃は、さっぱりありがたみがわからなかったのに。

……この年の瀬に、何やってるんだ俺は(苦笑)。

ラジオ体操第一

冬になると身体が冷えるので、毎日エクササイズをやる前に、ある程度準備運動をして、筋肉をほぐして暖めている。正直めんどくさいのだが、暖機運転が不十分なままガッと負荷をかけると、ケガをしかねないので。

で、今日の準備運動は気分転換に、ラジオ体操第一をやってみた。とりあえず、記憶の中に残っているあのメロディを脳内再生しつつ、これまた記憶を頼りに、身体を動かしてみる。最初から4つめくらいまでは覚えていたのだが、そこからだんだんあやふやに……。

なんか釈然としなかったので、ひと通りやった後、YouTubeで本物の動画を見てみた。途中から全然違う(苦笑)。たぶん、自分が比較的好きな気持ちいい感じの動きは覚えていて、そうでもない動きは記憶から抜け落ちてしまったんだと思う。

しかしまあ、子供の頃、夏休みにあれだけうんざりするほどやらされたラジオ体操第一を、忘れるとは。耄碌したなあ。

2017年に買ってよかったもの

2017年に買ったものの中で、一番「買ってよかったなあ」と思ったのは、ダントツで、体重計(笑)。タニタのHD-661-WHという、ただ体重を計る機能だけの、超シンプルな製品。

思い起こせば、去年の年末年始、安曇野の温泉の脱衣場で何の気なしに体重計に乗ってみたら、自分史上過去最大の68キロ台を記録していたのだった。忙しさにかまけての不摂生と慢性的な運動不足が祟ったのだろう。で、帰京してすぐにアマゾンで体重計を注文し、それまで毎晩1缶飲んでいたビールを2日に1缶に減らし、腕立て伏せと腹筋とスクワットを毎晩やりはじめた。体重計には毎朝起き抜けに乗り、前日からの増減を確認することにした。

毎朝体重をチェックしていると、しぜんと無茶な不摂生は控えるようになる。たまに飲み会でしこたま飲んでも、翌日と翌々日はちょっと節制してリカバリーに充てたり。食事制限のように変に何かをストイックに我慢することはまったくしていないのだが、自分の身体の状態が数値で目に見えるというだけで、人間の意識は結構変わるものだ。

その後、体重自体は1カ月ほどですとんと3キロ落ちたが、毎晩身体を動かしながら痛感したのは、二十代の頃に比べて明らかに筋力が低下していたことだった。体重は昔と大差なくても、筋肉と脂肪の割合が変わってしまっている。だから体重がある程度目標値まで落ちてからも、毎晩のエクササイズは継続し、少しずつ負荷を上げていった。これも、続けることがストレスになるような無理なやり方にならないように気をつけた。

今では、毎朝体重計に乗って、毎晩身体をちょこっと動かすことが、日々のちょっとしたお楽しみのような感じになっている。身体と手足が自分の思いのままに軽々と動かせるのは、やっぱり気持いい。重い撮影機材を背負って取材現場を駆けずり回る時も、ある程度は無理が効く。この習慣、来年以降もちまちまと続けていこうと思う。

頭痛にバファリン

今朝、目が覚めて、トイレに立とうとしたら、結構な頭痛。特に熱はないし、風邪の症状もないのだが、頭だけがズキズキする。とりあえず、家にあった備蓄のバファリンを2錠飲んで、午前中は横になって過ごす。

昼過ぎに起きてみると、痛みはだいぶひいている。おひるにトーストを食べつつ、もう一回薬を飲んで、様子を見る。どうやら大丈夫そう。午後半ば頃から仕事を再開。

しかしまあ、風邪でもなく、もちろん二日酔いとかでもなく(笑)、いったい何だったんだろう。ここしばらく、新しい本の執筆・編集で根を詰めすぎて、神経が音を上げたか。だとしたら、ほっそい神経だな(苦笑)。

産毛の変化

昨日、ひさしぶりに髪を切ってもらいに近所の理髪店に行った。カットとシャンプーが終わり、顔を剃ってもらう段になって、いつも担当してくれている理容師さんが僕の頰を軽く触りながら、「ああ、元に戻りましたね」と言った。

「戻ったって、何がですか?」と聞くと、「夏の終わりに、インドからお戻りになった後にうちにいらした時に気づいて、でもその時は言わなかったんですけど……あの時はすごかったんですよ、お顔の産毛が、ごわっとしてて。でも今はいたって普通ですね」

スピティやラダック、ザンスカールで約2カ月を過ごした後、僕の顔の皮膚は、理容師さんが剃刀を当ててびっくりするくらい、産毛でごわごわになっていたのだそうだ。高地で極度の乾燥と紫外線に晒されるうちに、身体がしぜんと防衛体制を取っていたのだろう。かたや、ふんだんに湿気のあるタイでは、そこまで防御する必要はなかったということか。

しかし、「元に戻った」か……どっちが「元」なんだろうな、僕にとっては。