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そば湯

夕方、ひさしぶりに「きびや」へ。三鷹南口にある、そばの名店。以前は割とよく行っていたが、こちらが引っ越して距離が離れたのと、人気が上がって常に混み合うようになってから、しばらく足が遠のいていた。

注文したのは、玉子焼き、揚げだし豆腐、つけ鴨そば。あと、焼酎のそば湯割り。そばはきりっと角が立っていて美しいし、鴨の肉は柔らかいし、料理もどれもうまかった。ひと通りたいらげてから、鴨の旨味が溶けたつけ汁をそば湯で割って飲む。

そばを食べた後にすするそば湯は、おいしいものを堪能した後の穏やかなフィナーレみたいな感じで、とても好きだ。だいたい、焼酎があれば必ずそば湯割りにして注文するくらいだし。ある意味、茹でる時の副産物でしかないのに、偉大な存在だなあ、と思う。

反省した。これからは、もっとそばを食べよう。

音楽と牡蠣の夕べ

昨日は日中バリバリ働いて、夕方から外出。品川のグローリア・チャペルで開催される畠山美由紀さんのライブへ。

この日のライブは、先日発売されたばかりの「Coffee & Music –Drip for Smile-」に収録されているカヴァー曲がメイン。畠山さんの歌は言うに及ばす、ギターの小池龍平さん、フレットレス・ベースの織原良次さん、ピアノのジェイコブ・コーラーさんによる演奏が素晴らしかった。それぞれ途轍もない技量を持っている人たちが、さりげなく、こともなげに、心地よいメロディとリズムを紡いでいく。休日の午後、鎌倉散歩の途中にディモンシュでコーヒーを飲んでるような気分になった。

ライブの後は、近場で遅い時間にも開いてる店ということで、品川のグランドセントラル・オイスターバー&レストランへ。思い返すと、オイスターバーに来たの、二年ぶりかも‥‥。ヱビスビールを飲みながら、つるつるっと立て続けに生牡蠣を口に放り込み、バジルやオランデーズソースを載せた焼き牡蠣をハフハフ頬張り‥‥あー、幸せ。帰り道で身体がポカポカ火照るほど、牡蠣の滋養をがっつり吸収した感じ。

音楽と牡蠣に恵まれた、よい夕べだった。

居酒屋の記憶

たまに、無性に居酒屋に行きたくなることがある。

気の合う友達二、三人と、けっしてチェーン系ではない、場末の地味な居酒屋へ。瓶入りのサッポロラガーに、小さめのコップ。肴は焼き鳥の塩ナンコツ、川エビの唐揚げ、それから煮込みとか。そんな感じで際限もなく、ゆるゆる、だらだらと飲み続けたい。

そんなことを想像していたら、はたと気づいた。それって、大学に進学して東京に出てきた時に連れていかれた、学生寮の近所の居酒屋のメニューそのままじゃないか。酒を飲みはじめた頃に刷り込まれた記憶は、その後もずっと飲み方に影響するのかもしれない。

ネットで調べてみたら、当時連れていかれた居酒屋は、もう、なくなってしまったようだった。

雨の日曜日

朝からずっと、ざんざん、どばどばと、雨が降っている。ビニール傘を差し、外へ。リトスタで、日替わりランチのねぎとん定食とビールを注文し、しばしまったり。昼からビールを飲む、そこはかとない背徳感、イイ(笑)。

その後、デイリーズまで歩き、今日が最終日の「ダカフェ日記の小さな写真展」を見る。ひさびさに森さんや編集の酒井さんにご挨拶。今回の展示では、森さんのご自宅のリビングがほぼそのまんま会場に再現されていて、あの世界にすぽっと入り込んだような気分になった。写真ももちろん素晴らしかったし、会場で買った「続々 ダカフェ日記」にサインもしていただいたし、満足、満足。

帰りにはたかねに寄って、あんみつとお茶のセットを堪能。ひさびさに甘味への欲求が満たされた感じ。家までの道程は結構な吹き降りで、傘を差していても膝から下がびしょ濡れになってしまったけど、いい日曜日だった。

飲み会続き

一昨日、昨日、そして今日と、三日連続で飲み会だった。

一昨日はリトスタ。昨日は吉祥寺南口にあるオーツキ食堂というバルと、ハバナムーンをハシゴ。そして今日は、中野で仕事の打ち合わせの後、中野ブロードウェイ近くの飲み屋街にある小さな韓国料理店で。インドから戻ってきていきなり立て続けにお誘いいただいて、ありがたいことではある。

三日間とも酒量は控えめにしておいたのだが、それでもたらふく飲み食いしてることに変わりはなく、スピティの山の中を歩き回ってるうちにごっそりこそげ落ちた身体のぜい肉も、いくぶんリバウンドしてきた気配。ま、いいか。