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カレーにソースをかける

終日、部屋で仕事。先々週に収録したロングインタビューの草稿は、とりあえず完成。推敲のためにいったん寝かせて、年明けから始まるWeb連載の構成決めと写真のセレクトに取りかかる。

今年の年末は、本当にのっぴきならないほど忙しい。晩御飯をゆっくり自炊をする心理的余裕もない。なので今夜は外食。ひさしぶりに近所のココイチで、カキフライカレーを食べる。

いつからだったか忘れたが、僕はカツカレーなど揚げ物トッピング系カレーを食べる時、揚げ物の部分にウスターソースをちょろっとかけて食べるのが好きになった。カレーにソースをかけるのは、カレーの味の濃度にもよるし、好き嫌いが分かれそうだけど、オーソドックスなカレーと揚げ物にソースをちょろがけするのは、個人的にはアリだと思っている。

生卵をのせるとか、ソースをかけるとか、カレーの食べ方に関して僕はかなりマイノリティなのかもしれないけど、食ってる本人がうまいと思うなら、いいじゃんそれで、と開き直ってみる。

仕事の後の甘やかし

まるで台風のような、生ぬるい強風が吹き荒れた日。終日、部屋で仕事。

先週収録したインタビューの音声起こしがようやく終わり、それを基にした原稿の執筆に着手。言葉を選び取って磨きをかけるうちに、たぶん文字数は半分以下になってしまうと思うけど、単調で果てしのない音声起こしに比べれば、言葉を研ぎ澄ませていくのは、ずっと愉しい作業だ。

とはいえ、異様に集中力を要求される作業でもあるので、数千字も書いていると、脳がめっちゃ疲れる。こういう時は、仕事の後の甘やかしが必要だ。今宵のおやつは、ひさびさに買った、レヴェのポムドテール。しかも2個。じゃーん。

深夜、一人ぼっちの部屋でうれうれとミルクティーをいれている、しがないおっさんであった。

歌舞伎揚とぼんち揚

僕には、主に晩酌の時間を軸に、時折何の脈絡もないマイブームが訪れる。今のマイブームは、歌舞伎揚である。

僕がよく食べているのは、天乃屋(というか歌舞伎揚という商品を作っているのがこの会社)のぷち歌舞伎揚、食べきりサイズ。スーパーやコンビニなど、割とどこでも手に入る。味はまあ、何というか、歌舞伎揚なのだが(笑)、最近これをつまみにビールを飲むのが、妙にしっくりくる。カロリー的にやばいであろうことは承知の上で。

でも、岡山に住んでいた子供の頃は、歌舞伎揚は見たこともなく、代わりに食べていたのはぼんち揚だった。調べてみると、関東は歌舞伎揚、関西はぼんち揚が、それぞれ圧倒的なシェアを占めているそうだ。どちらも形はかなり似ているけれど、食べ比べてみると、微妙な味の違いはあるらしい。

そんなわけで、今宵も高カロリーなつまみでビールを飲んでしまった。さすがにやばいなこれは。

安上がりな幸せ

酒が好きか嫌いかと聞かれれば、好きな方だと思うし、酒に強いか弱いかと聞かれれば、それなりに強い方だと思う。二十代の頃に比べれば酒量は減ったけど、淡々と飲み続けるだけなら、5時間でも6時間でも飲める。

じゃあ、酔っ払うのは好きかというと、正直、それはあんまり好きじゃない。

もともと、飲んでもほとんどテンションも性格も変わらないたち(だから学生の頃の飲み会では主に介抱役)というのもあるが、酔っ払ってストレスを発散するという飲み方は、どうも苦手なのだ。飲むなら、おいしいお酒をおいしくいただきたいなあと。だから、飲んだ翌日に二日酔いになったという記憶は、ここ数年まったくない。

毎日、風呂上りに350mlのサッポロ黒ラベルをひと缶、ぷしゅっとやれれば、僕は幸せだ。安上がりな幸せ(笑)。

餃子の日

今日は、ひさしぶりに家にいられる平日。ゆっくり寝て起きて、コーヒーをいれて脳にカフェインをキメ、大事なメールを書いたり、先週からたまってる取材原稿のノルマに取り組んだりする。

原稿の構成に悩みつつ、夕方、近所の中華料理屋へ。何にしようかとカウンターの前に貼られたメニューをふと見ると、「今日は餃子の日! 餃子セットが割引価格!」というポップが上にくっついている。今日は餃子の日なのか、4月15日で餃子‥‥どういう語呂合わせなんだろう‥‥と首をひねっていると、横っちょの方に、「毎月15日は、餃子の日!」と書かれた別の大きなポップが。何だ、この店オリジナルの餃子の日だったのか。

「餃子の日!」を告知するその大きなポップには、いったい誰の発案なのか、扇子を持ったチャイナドレス姿の二次元美少女キャラが、いささか残念な画力で描かれていた。まあ、味は普通にうまいんだけどね、とフォローしておく。