引っ越しが終わって、新しい生活もようやく少しずつ落ち着いてきた。で、先日、煮物用の鍋を新しく買った。家でカレーなどの煮込み料理を作る時、手元にある鍋だと、イマイチ小さくて作りづらかったので。
新しく買ったのは、ストウブのココット・ラウンド、22cmモデル。今日さっそく、ナスとキノコのキーマカレーを煮込んでみた。
いやあ、すごい。びっくりするくらい、おいしく煮えた。
ストウブの鍋は、本体も蓋も分厚い鋳物琺瑯なので、いったん火にかけて熱すると、鍋自体が熱を蓄える。薄い片手鍋とかだと中火や強火にする場面でも、弱火で十分調理できてしまう。重い蓋のおかげで、水蒸気もほとんど逃げない。だから、材料に対する熱の伝わり方に偏りがなくて、全体的にじんわり、いい感じで煮ることができる。
僕自身は別に料理慣れしてるわけでもないけれど、ストウブの鍋での具材の煮え方は、素人目にも、今まで使ってきた鍋とは全然違う。ごつくて重い鍋と蓋は扱いにちょっと注意が必要だが、一度これを使ってしまうと、もう他の煮物鍋には戻れない気さえしてしまう。
ネットで検索すると、ストウブのファンサイトがたくさんヒットするのだが、みなさん、5つも6つも、人によっては何十個もサイズや型番違いのストウブの鍋を買い集めていて、びっくりした。調理鍋にも、沼の世界があるのか。