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キリムのクッション

夕方、ひさしぶりにデイリーズに行って店内をぶらついてると、キリムの布を使ったクッションがいくつかあった。

キリムというのは、トルコや中央アジア一帯で古くから使われている、ウールの織物。どこか幾何学的な独特の絵柄と素朴な風合いが特徴で、僕が見かけたのは、それをクッションカバーに仕立て直したものだった。だから、絵柄は全部バラバラで、どれも一点モノ。気に入った柄に出会えるかどうかは運次第。

今日の僕は運がよかったようで、自宅のカリモクのソファにちょうどいい大きさの、長方形の小ぶりなクッションを発見。絵柄も、淡い水色を基調にした控えめな感じで、ソファの緑色に合いそうだ。というわけで、そのままさくっとお買い上げ。

これでやっと、うちのソファにクッションが加わった。今さらかよ。

断捨離

先日から続いている、生活メンテナンス。今日は夕方にちょっと空いた時間を使って、吉祥寺の無印良品でポリプロピレン製の収納ケースを二個購入。両手に提げて、えっちらおっちら持ち帰る。

しばらく前からぐっちゃぐちゃになっていたクローゼットの中を見直し、アウトドア用や自転車用の服とグッズを買ってきた収納ケースに移すと、見違えるようにすっきり整理できた。「もう、これ絶対着ないだろ」というボロボロの服もひと通り断捨離できたし。やれやれ。

そういえば、断捨離という言葉は、古めかしい響きのような気もするが、実はつい最近出てきた造語で、登録商標にもなっているらしい。別に好んで使おうとも思わないけど。今回の自分の場合は、モノへの執着を捨て去るというより、単にボロボロのものを選り分けて捨てるのが今までメンドクサかっただけだな。

生活メンテナンス

今日は仕事で特に大きな動きがなさそうだったので、午後、吉祥寺へ買い出しに出かける。

今日買ったのは、ポータブルハードディスク、マウスパッド、スラックス用ハンガー、まくらとまくらカバーなど。どれも、「いつかは何とかしなきゃ‥‥」と思ってはいたものの、手つかずのままだった、普段の生活の中でのちょっとした問題を解決するためのもの。仕事環境を整えたり、クローゼットの中を整理したり、寝心地をよくしたり。特に、まくらなどはかさばるものだから、買って持ち帰るだけでも億劫だったのだが、思い切って買ってきてみると、気分がとてもすっきりした。

昨日のやかん磨きから始まった、生活メンテナンス。いい傾向だから、もうしばらく続けていこう。

やかんを磨く

去年の暮れに新しいコーヒーミルを手に入れてから、家でコーヒーを淹れるのが一段と愉しくなった。で、あらためて自分のコーヒー道具を見渡してみると、「こりゃ何とかした方がいいな」というものが目に入った。それは、やかん。

うちで使っているやかんは、柳宗理のステンレスケトル。もう思い出せないくらい前に買ったものだが、とても使いやすいのでずっと愛用し続けてきた。しかし今、やかんの外側は、油がこびりついて焼き付いた長年の汚れで、ひどいあばた面。買い替えようかとも思ったのだが、その前にとりあえず、できる範囲でリカバーしてみようと一念発起。

まず、油汚れ落とし用の洗剤で、油分をできるだけ浮かすように試みる。しばらく時間をおいて洗い流した後、フロッシュのオレンジクリームクレンザーをつけ、たわしで根気よくゴシゴシ。すると、思いのほか効果があって、ほぼ元通りのピカピカな姿にまで復活した。好きなやかんだっただけに、買い替えるよりも数倍うれしい。

すっかり気分がよくなった僕は、シンクからコンロの周囲まで、台所をかたっぱしから磨きまくったのだった。

カリタ セラミックミル C-90

カリタ セラミックミル C-90自分で普通にコーヒーを淹れるようになってから、たぶん七年くらいにはなると思う。そのための道具は当初からずっと変わってなくて、ザッセンハウスのミル、月兎印の琺瑯ポット、コーノ式のドリッパーという取り合わせだった。

だが最近、ザッセンハウスの手挽きミルがそろそろ寿命に近づいてきた。ハンドルや臼歯などのメカ部分を本体の木部に取りつけている木ネジが、緩んで外れてしまうようになったのだ。そこで次は、電動ミルを導入することにした。確かに手挽きミルは風情があっていいのだけど、正直、手を動かすのが億劫になる時もあった。コーヒーは、飲みたい時にさくっと淹れて、くいっと飲みたいから。あと、電動ミルの方が手挽きよりも均一に挽けるので味が安定するという話にも興味が湧いた。

コーヒー用の電動ミルは安いものなら2000円程度で手に入るが、高速回転するカッターで砕く方式のものは、均一に挽けないし、熱が伝わって香りが飛んでしまう。カリタのナイスカットミルやフジローヤルのみるっこDXは、コーヒー好きなら誰もが憧れる高性能な家庭用電動ミルだが、少々お高いのと、かなり大きいので置き場所に困る。

で、大きさ的にも、性能的にも、よさそうなものとして目をつけたのが、カリタのセラミックミルC-90。その筋では定番のロングセラーモデルだそうだ。ファインセラミック製の臼歯が低速回転する方式なので、余計な熱が伝わらずに均一な粉が挽けるのだという。大きさもそこそこで、使わない時は戸棚にしまっておける。

いつも飲んでるまほろば珈琲店の豆を挽いてコーヒーを淹れてみたのだが、正直、びっくりした。冷凍庫(コーヒー豆は冷凍するとある程度保つ)から出して少し経っていた豆なのに、お湯を注ぐとよく膨らむし、飲んでみても、香りも味も上々。ミルを変えただけでこんなに差が出るとは思わなかった。今まで使っていた手挽きミルがイマイチ思い通りの粗さに挽けていなかったのだが、C-90は9段階に挽き分けられる。ホッパーや粉受に静電気で微粉がくっつくのはまあ仕方ないが、それを差し引いても有り余るラクさ。

何だかすっかりうれしくなって、コーヒー熱、再燃(笑)。