Tag: Goods

包み込むもの

今日はちょっと早起きして、電車に乗って鎌倉へ。材木座のゲストハウス亀時間で開催される、旅人バザールに行く。

去年の旅人バザールでは、僕は品物を持って出店する側の人間で、自分の売り場であたふたしてるうちに何も買えずに終わってしまったのだが、今年は普通に客として、ただただエンジョイするためだけに行った(笑)。ピルスナーウルケルとタコスのおひるを食べつつ、振り切れるくらい個性豊かな今年の出店者のみなさんのブースを見て回る。迷ってると欲しかったものはあっという間に売り切れてしまうので、早々にトリピエさんラオスの手刺繍のコースターなどをゲット。会場は、大盛況ながらものどかな雰囲気。ひさしぶりに会う知人のみなさんともご挨拶とおしゃべりができて、うれしかった。

このイベントのいいところは、誰かしらとつながりのある人も、そうでない人も、みんなをゆるーく包み込んでくれる温かさがあることじゃないかなと思う。去年出店させてもらった時もアウェイ感はまるで感じなかったし、客として訪れた今年も、本当に居心地がよくて、いくらでも会場にいられるんじゃないかと思った。

また来年も、期待してます。

荷造り

インドへの出発が来週月曜に迫ってきた。ぼちぼちと、荷造り開始。

荷造りの時は、以前作っておいたパッキングリストを見ながら、いちいち確認しつつ揃えていく。僕は元来おっちょこちょいなところがあるし、撮影機材やトレッキング道具などは現地調達が難しいものも多いから。荷造りの作業自体はそんなに時間はかからないのだが、「ある」と思っていたものが実は手元になかったり、「使える」と思っていたものがダメになっていたりすることもたまにあるので、いつも三日くらい前から確認していくことにしている。

今回は、意外なところに落とし穴。向こうに持って行くスケジュール表や連絡先リストをプリントアウトしようとしたら、突然プリンタがインク切れ。これは地味に困る(苦笑)。明日、インクを買ってこなければ。

新しい家電

朝、アマゾンから荷物が届く。一昨日まとめて注文した、新しい家電。バルミューダのGreenFan miniと、オリンパスのVoiceTrek V-803

電化製品をこんな風にまとめ買いしたのは、ずいぶんひさしぶりだ。どちらも以前から必要に迫られていたものの、決断するまではかなり迷った。とはいえ、買ってしまえば何だかんだでウキウキするもの。うれうれと説明書をめくりながらセットアップ(笑)。

GreenFan miniは、夏の間、なるべくエアコンに頼らずに過ごしたいと思って選んだ。うちの部屋は一階で直射日光も当たらないので、一度冷やして中で風を動かしていれば、それなりに快適に過ごせる環境にある。この扇風機は羽根が二重構造になっていて、自然に近いふんわりと優しい風を送ってくれる。消費電力は1Wで、財布にも優しい(笑)。

VoiceTrek V-803は、言うまでもなく完全な仕事道具。今まで使っていたのもオリンパスのICレコーダーなのだが、液晶が小さくて見づらい、ボタンが押しづらい、バッテリーの減りが早いなど、地味にいろいろ悩まされていた。今回買ったものは、内蔵のUSB端子でパソコンに直挿ししてデータのバックアップやバッテリーの充電ができるし、液晶や操作ボタンも大型化して扱いやすくなっている。

何でも新しければそれでいいというわけではないけれど、せっかく買ったものだから、大切に、楽しく使おう。

春から夏へ

昼、ふらりと出かける。長袖シャツ一枚だけなのに、何だか暑い。Tシャツでもいいんじゃないかと思えるほど。

電車を乗り継いで、九品仏のD&DEPARTMENTへ。時間をかけて日用品をあれこれ物色した末、スガハラのロックグラスを色違いで二つと、白山陶器のひめとんすいを購入。階下のカフェでアイスコーヒーとチーズケーキ。

九品仏の駅まで歩いて戻ると、学校帰りの女子高生たちがプラットホームできゃいきゃいとはしゃいでいた。みんな白い半袖の夏服。そっか、もう衣替えの季節なのか。ついこの間、冬物のコートをクリーニングに出したばかりだと思ってたのに‥‥。

帰りに代官山の蔦屋書店に寄り、本を眺めつつ、あれこれ考えごと。本の企画を考えるには、本屋でぶらぶらするに限る。それから渋谷まで歩き、電車で三鷹まで戻り、先週ソール貼り替えに出していたビルケンシュトックのサンダルを引き取る。まるでヴィンテージ加工した新品のサンダルのようになっていて、かなりうれしい。

そんな、どうということのない一日。

ファクスに思う

近頃、仕事でファクスを使うことが、めっきり減った。

十年ほど前、フリーランスの編集者・ライターとして仕事を始めた頃、ファクスはなくてはならない機材だった。何しろ、毎月数十ページ分の雑誌記事を担当していたから、編集部やDTPスタッフとのゲラのやりとりだけで、えらい枚数を費やしていたのだ。ADF(自動給紙)機能は必須。一枚ずつ手差しなんてやってられない(笑)。

ところが、ラダックでの長期取材を終え、日本で再び編集の仕事をするようになってからは、ほとんどファクスを使わなくなった。書籍の仕事がメインになったからか、ファクスで送るには膨大すぎるゲラは紙に出力したものを宅配便で受け取るようになり、細かいやりとりはPDFやスキャン画像をメールで送受信するようになった。周囲でも、ファクスを仕事で頻繁に使ってるという話はとんと聞かない。時代は変わったなあ。

そんなわけで、ファクス機能付きの複合機はもういらないんじゃないかとは思うのだが、ごくたま〜に、いきなり資料をファクスで送ってくるクライアントもなくはないので、一応、まだ持っておいた方がいいのかもしれない。悩まし。