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執筆と編集の違い

この一週間、ほとんど自宅にカンヅメ状態。え、今って連休なの? てな感じ。

起きてる間はずっと机に向かって作業をしているので、目はショボショボに疲れるし、肩や腰の筋肉はバッキバキに凝り固まってくる。でも、考えてみると、こうした肉体的な疲労を感じるのは、他の人の本や記事を編集する作業の時だけ。自分で原稿を執筆する時は、こんな風には疲れない。ただ、うまく書けないとひたすら悶々として、心がすり減ってく感じにはなるけど。

ここしばらく、他の人の原稿を触る仕事をしてなかったので、こういう疲労感もある意味新鮮。この仕事が終わったら近場の温泉にでも行きたいな。

日々のノルマ

終日、部屋で仕事。編集を受け持っている書籍の原稿整理。深夜まで粘って、一日で30ページほど進めた。集中力の持続時間を考えると、これくらいが限界か。

フリーランスの立場で仕事をしていると、「一人でやってるのに、よくサボらずに自分に厳しくできますね!」と言われることがある。実際のところ、僕はそんなに真面目ではない(笑)。朝は決まった時間に起きなくてすむならできるだけ寝てたいし、Macで作業していても、しょっちゅうTwitterやFacebookの誘惑にかられる。どちらかというと、自分には甘い方だと思う。

ただ、自分で了承した仕事の〆切は意地でも守るし、それを達成するために必要な日々のノルマは、必ずクリアするようにしている。というのも、ノルマを達成できずに先送りしてしまうと、「まだ余計に残ってる」と脳裏にチラついてしまって、何だか気持が悪いのだ。それこそ、寝つきが悪くなるくらいに(笑)。それ以前に、〆切に対してルーズなフリーランサーは、よっぽど秀でたものがないかぎり、遅かれ早かれ干されてしまうというのもあるが。

とりあえず、今夜はぐっすり眠れそうだ。

フリーランスの休日

夕方、出版社からメール。今手がけている書籍の今後の進行スケジュールについて。

このスケジュール、正直、ちょっとありえないくらい厳しい設定‥‥。クリスマスの連休も関係なく、年末年始もゲラチェックなどをするのが前提になってしまっている。僕一人ならまだしも、今回は初めて組むDTPスタッフの方もいるので、あまりにも苛酷な設定は受け入れられない。最低でも、校了を一週間から十日ほど先送りすることを要請した。

去年の五月の連休の時。当初、僕は安曇野で実家の人間たちと会う予定だったが、その数カ月前に発生するはずだった仕事がクライアントのルーズな進行管理のせいでずれにずれ、結局、僕は連休中も東京で作業せざるを得なくなった。もし休めていれば、父がその三カ月後に死ぬ前に、もう一度会えていたはずだったのに。

フリーランスだって、休日は堂々と休んでいいのだと思う。だって、休日なんだから。

やっぱり向いてない

終日、部屋で仕事。書籍の原稿整理の続き。ようやく感じがつかめてきて、徐々にペースが上がってきた。

しかし‥‥やっぱり僕は、編集者には向いてないのかな。単に仕事としてできる、できないということとは別に、根本的に適性がないんじゃないか、と思えてきた。今になって!(苦笑)

自分勝手でいーかげんで、いつもふらふら旅してたい人間なのだ、やっぱり。阿呆は死ななきゃ治らない。

ひさびさの編集作業

週末ではあるが、昨日も今日も、自宅で仕事。来年の初め頃に発売される予定の、書籍の編集作業。ラダックのガイドブックの時も編集作業を自分で手がけはしたが、編集者として純粋に請け負った仕事ではひさしぶりだ。

この仕事は、版元の編集者さんが企画して著者の方に発注し、原稿整理の段階から編集の実作業を僕が引き継いで行っているという、ちょっと珍しい請け負い方の案件。これまでの作業では僕は関与していないというのが状況をややこしくしていて、実際に原稿整理を進めてみると、仕込み段階での意思疎通の行き違いで、うまくいってない部分がポロポロ出てきている。これはかなり手間取りそうだ‥‥。

まあ、泥沼化してる最前線の塹壕に投入されるのが、傭兵たるフリーランサーの宿命か。粛々とやろう。