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トマトとツナのそうめん

終日、部屋で仕事。一昨日くらいからめっきり涼しくなって、秋の気配を感じる。夏が終わってしまわないうちにと、今日はトマトとツナのそうめんを作ることにした。

トマトは湯剥きして、さいの目にざくざく切る。切ったトマトとツナを和え、ごま油を少々入れて香り付け。そうめんを普通に茹で、冷水で締め、氷でしっかり冷やす。そうめんを皿に移し、トマトとツナを上に載せ、市販のそうめんつゆを適量回しがけ、ネギなどの薬味を散らせば完成。

ものすごく簡単なメニューだが、和風の冷製パスタみたいな感じで、さっぱりしてて食べやすい。インドに行ってぶらぶらしてた分、人よりだいぶズレてるかもしれないが、こんな風にして今さらながら夏の気分を味わっている。

冷や奴とごま油

終日、部屋で仕事。一昨日と昨日の取材の疲れが意外に抜けなくて、あまりはかどらず。

夕方、晩飯の食材の買い出しへ。十日後にはインドに発つので、あまりあれもこれもとは買い込めない。主菜は惣菜のコロッケにするとして、副菜は‥‥冷や奴にしようかな、と小さめの豆腐を買う。

冷や奴、別に特別な食べ方はしない。おろししょうがと刻みネギ、かつお節をたっぷり載せ、ごま油を少々たらし、醤油を回しがけ。以上。こういう普通の冷や奴が食べたかった。うまし。

もうすぐ、こういうのも当たり前に食べられなくなるのだな‥‥。マサラ。マサラの日々が。

南風荘ビール

終日、部屋で仕事。先週取材した分の原稿は、どうにか形になってきたので、ひと安心。

風呂の後、ビールを飲もうと思ったが、こんな暑い日には気分を変えて、南風荘ビールを作って飲もうと思い立つ。要するにビールをグレープフルーツジュースで割ったものなのだけれど、特に暑い時にはさっぱり飲めて、うまかったりする。

南風荘ビールはもともと、高山なおみさんも関わっていた吉祥寺の名店KuuKuuのメニューだったそうだ。その後は国立のニチニチや国分寺のトネリコに受け継がれたが、トネリコは閉店してしまったし、今、南風荘ビールという名前で飲めるお店は、ニチニチのほかにどこかあるのかな。

そう思うと、何だかちょっと、ほろ苦い味。

マタルの味

実家から送られてきた野菜の中にグリーンピースが入っていたので、それを使って豆ごはんを作ることにした。

米をいつもより若干少なめにして、いつもの量の水を入れ、酒と塩を少し。ごはん鍋を火にかけて、沸騰してきたらグリーンピースを投入し、蓋をして弱火で炊き、蒸らせばできあがり。

グリーンピースはインドでは「マタル」と呼ばれていて、ジャガイモとグリーンピースのカレー(アルー・マタル)など、インド料理ではよく使われる野菜だ。インドの中でも一番上等なマタルは、スピティ産のものだと言われている。標高四千メートルに達する高地の村々で栽培されるマタルは、畑でもいでさやから取り出し、生のまま頬張っても、まるで果物のように甘い。去年の夏、スピティの村から村へと歩いて旅していた時、収穫に精を出す村人たちが、もぎたてのマタルをよく手づかみで分けてくれたっけ。

僕にとっては懐かしい、マタルの味。もうすぐ、またあそこで味わえるかな。

エベレスト盛り

何が何でも、豚肉のしょうが焼きが食べたい。今日はなぜかそんな気分だった。

スーパーでそれ用の豚バラ肉を買ってきて、しょうがをおろし、タレを作って肉を漬け込む。その間につけあわせ用のキャベツを千切りに。中途半端に残っていたので、えいやっと全部刻むと、何だかすごい量に。皿にうずたかく盛りつけたら、文字通り山のようになってしまった。

聞けば今日、三浦雄一郎さんが80歳にしてエベレストに無事登頂したとのこと。ええい。その記念だ。豚肉のしょうが焼き、キャベツエベレスト盛り。肉もキャベツもおいしくいただいた。満足。