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ゴーヤの塩もみ

暑い夏、ゴーヤが旬だ。近所のスーパーに行けば、三鷹産の立派なゴーヤが1本100円かそこらで手に入る。

ゴーヤを使った料理というと、昔はゴーヤチャンプルー(意外とキレイに作るのが難しい)くらいしか思い浮かばなかったが、先月くらいから、ゴーヤを塩もみにして食べるのに結構ハマっている。

縦半分に切って内側の種の部分をスプーンで取り除き、根気よく薄切りに。塩水に10分ほどさらし、水を切ってから小さじ1杯ほどの塩をもみ込む(ジップロックでやると楽)。しばらくして水が出てきたら捨てて、冷蔵庫で保存。

食べる時は、少量のごま油であえることもあれば、同じく少量のオリーブオイルであえることもある。醤油はたらすとしてもほんの少し。茗荷とかを合わせればさらに豪華だが、個人的にはシンプルにゴーヤをぽりぽり食べつつ、ビールをぐびり、というのが好きかな。

旬の緑黄色野菜、身体に悪いはずがない。飽きるまで食べ続けよう。

夏のスイッチ

昨日の夕方、晩飯にゆでていたそうめんを流し台でざるにあけて、ゆで汁からたちのぼる匂いをかいだ時、あ、夏が来たな、と思った。

僕にとっては、そうめんのゆで汁の匂いで夏のスイッチがぱちんと入ったわけだが、世間的には、台風8号がそれだったらしい。台風一過の青空の下、さて、洗濯物を干そうかと戸口を開けたとたん、ぶわっと熱風が吹き込んできて、びっくりした。群馬の方では、38℃まで気温が上がったとか。スイッチどころか、いきなりアクセル全開である。

そんなわけで、今宵もそうめん。おかずには、昨日のうちに薄切りにして塩もみしておいたゴーヤを、茗荷と胡麻油であえたものを。これから先もいろいろ予定が詰まってるから、夏バテしないようにせねば。

野菜の恵み

終日、部屋で仕事。「撮り・旅!」の色校正の修正指示の取りまとめと、一昨日の取材の原稿執筆。夕方までに、どうにかメドがつく。

午後、実家から荷物が届いた。畑で穫れた夏野菜が詰まっている。太陽の光をめいっぱい浴びて育った野菜たちは、手に取ると何だか福々としていて、これでうまくないわけがない、と思えてしまう。夕食にはさっそく、ナスとズッキーニとピーマンを使ったラタトゥイユと、刻んでゆでたモロヘイヤと納豆の和え物を作った。熱々のラタトゥイユを頬張っていると、じわっ、と汗が出てくる。

以前、大学の取材の仕事で聞いた話だが、植物が行っている光合成の仕組みをすべて人工的に再現することは、あまりにも複雑すぎて無理だろうと考えられているそうだ。今の人類の叡智を結集しても、その辺に生えてる草一本と同じ仕組みさえ再現できないのだという。

そう考えると、野菜ってのはすごい恵みなんだな、と思う。ありがたくいただきます。

オカヒジキの処遇

この季節になると、実家から季節の野菜の一つとして、オカヒジキが送られてくる。

初めてこの野菜を見た時は、「‥‥草じゃん!」という印象。どうやって食えばいいのかわからなくて、実家に電話した記憶がある。おひたしやサラダにして食べてみると、それ自体に味らしい味があるわけではないが、歯ごたえはシャキシャキとして心地いい。ただ、ひたすらシャキシャキ食べ続けてると、やっぱりそのうち飽きてくる。

だったら、その生命線である食感に変化をつければいいのでは、と、最近はエリンギと組み合わせることが多くなった。フライパンでオリーブオイルをニンニクとともに熱し、ベーコンとエリンギを炒め、刻んだオカヒジキを投入してさっと炒めて、最後に醤油と塩こしょう。オカヒジキのシャキシャキと、エリンギのコリコリした食感が交互に味わえるので、食べていても結構楽しい。オカヒジキの処遇としては、個人的には一番おすすめ。

それ自体の味に特徴はないけど、他の食材と組み合わせることで初めて存在価値が出る野菜。何だか、自分に似てるなあ、と思った。

再校出稿

昼、デザイナーさんから、今作っている本の再校のPDFが届く。きれいに仕上げていただけて、本当に感謝。そこからさらに詰めていく作業に、これから没頭するわけだが。

その後は、関係各所へのメールや電話での連絡や、本に使う用紙についての最終打ち合わせなどに追われる。夕方はちょっと外に出て、まほろばさんでコーヒー豆を補充し、晩飯の食材の買い足し。今日はラタトゥイユと、キュウリと刻みショウガとゴマ油で浅漬けのようなものを作ってみた。夏野菜を食べると、身体の血の巡りがよくなって、じめじめした気分を吹き飛ばしてくれる気がする。

さて、ここからだ。