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青菜大量消費スープ

昨日は杉並区のブータンイベントにちょっと顔を出したり、吉祥寺で新そばを食べたりしたのだが、今日は終日、部屋で原稿執筆。明日も一日中取材があるので、少しでも進めておかないと年末が結構やばい。

一昨日、実家から大量に野菜が届いたので、ダメになる前に消費しなければならない。根菜はまだ日もちするからいいけど、青菜の類は早く食べないと黄色くしおれてしまう。特に、レタスやサラダ菜はサラダでたくさん食べようとすると大変だし、おなかが冷える。なので、今夜はレタスをスープにしてしまうことにした。

鍋でニンニクと生姜をごま油で炒め、冷蔵庫で余ってたソーセージを刻んで一緒に炒め、水を注いで、鶏ガラスープの粉末を投入。煮立ってきたら手で適当にちぎったレタスを投入し、軽く煮立たせてから溶き卵を回し入れて火を止める。最後に塩こしょう。5分で完成。

身体もあったまるし、テキトーに作っても大丈夫だし、青菜を大量消費できる。あと何回か作らないとまだまだ追いつかないけど。

子供と大人の味覚

食べ物に関して、僕はほとんど好き嫌いがない。日本人感覚でいうゲテモノは自ら進んで食べたりはしないが、食えと言われたら、まあ、食えなくもない。この間もタイの田舎町で、何かの拍子に炒ったイモムシをすすめられて、ぽいっと食べちゃったし。

でも、子供の頃は、嫌いとまではいかないけど、別にうまくもないなあと思いながら食べてたものは、結構たくさんあったような気がする。たとえば、岡山県はばら寿司が割と有名だが、あれに使われる酢じめの魚やレンコンといった具材が苦手で、ばら寿司自体もうまいとは全然思っていなかった。焼いたアナゴも割とよく食卓に上っていたけど小骨の感触が好きになれなかったし、野菜だとさやいんげんとかさやえんどうの類はもきゅもきゅした歯ごたえがイマイチだと思っていた。まあでも、そういうのを食べずに残すことが許されるような育てられ方でもなかったし。

今となっては、どれもこれも、何のためらいもなく、ぱくぱく食べられる。子供と大人、味の感じ方というのは変わるものだなあと思う。単に鈍くなっただけかもしれないが。

ハチミツドーピング

原稿書きやゲラチェック、写真の編集など、デスクワークが立て込んでくると、脳が疲れる。くらりと感覚が鈍くなって、思考がスローダウンしてしまう。なので、どうにかして立て直さないといけない。

10分くらいの休憩は定期的に入れるようにしているのだが、何か甘いものを軽く食べて、脳に糖分を送る必要もある。ただ個人的には、甘いお菓子をばりぼりむしゃむしゃ食べるのはそんなに好きじゃない。で、最近編み出した方法は……。

ハチミツを、スプーンでひとさじすくって、なめる。

たったひとさじのハチミツだけど、これが意外と効果があるのだ。なめた後にブラックコーヒーを飲むとさらに効果的。ぎゅーんと脳が冴えてくるのがわかる。ハチミツを、ちょっと奮発していいモノにすると、疲れてる自分へのご褒美感が出てさらにいい。ちなみに僕が最近好きなのはオレンジのハチミツ。しゃりしゃりとした結晶が残っていてうまい。

とまあ、こういうささやかなことで、へこたれそうな自分を鼓舞して、どうにかやっております。

カレーの充足感

今週は、今日あたりまでにいろんな連絡や原稿素材が届くはずだったのだが、昼の間はまるで音沙汰なし。まあ仕方ない、と食材の買い出しに近所のスーパーへ。豚肉が全部4割引だ。煮込み料理用のバラ肉を買う。今夜はカレー。

タマネギをみじん切りにし、オリーブオイルと一緒に中火でじわじわ炒める。水気が飛んで飴色になったところで、豚肉、ニンジン、ジャガイモと順次追加。全体に油が回ったら水を入れ、沸騰したところでアクを取り、しばらく弱火でコトコト煮る。隣のコンロにごはん鍋をかけて米を炊き、それが蒸らしに入るあたりのタイミングで、カレーの方にルウを投入。さらにトロ火にして、焦げ付かないように時々かき混ぜながら煮る。

炊きたての白いごはんに、具だくさんのカレーをとろりとかけ、おもむろにスプーンですくって頬張る。うまい。自分の家で好きなようにカレーを作って、腹いっぱい食べる時のこの満たされた感じは、いったい何なんだろう。ほかの料理ともちょっと違う、カレーならではの充足感。

すっかり満足して、さあ風呂入ってのんびりするかとソファから立ち上がったとたん、Macに立て続けにメール着信。届くはずだった連絡や素材から、新しい仕事の相談まで。何だこのタイミングは……いや助かるけど。これもまあ、仕方ないか。

豚汁カレー

去年、豚汁について割とテキトーに調べてるうちに見つけた、余った豚汁にカレーを投入するというレシピ。昨日たっぷり豚汁を作ったので、今夜、満を持して、いそいそと試してみた。

鍋に入った残りの豚汁を温め、煮立ったところに崩したカレールーを指定の半分の量投入。弱火で5〜10分ほど煮込んだらできあがり。口にしてみると、具だくさんでまろやかで、食べやすい和風カレーといった趣き。あんな雑な作り方をしたとはとても思えない(笑)。今回はいつも家で愛用してるジャワカレー辛口のルーを使ったのだが、豚汁の味噌と出汁のまろやかな味とルーの辛味とが、ちょうどいい塩梅で噛み合った気がする。まあ、たまたまだろうけど。

豚汁のいい消費法を覚えてしまった。またやってみよう。