Tag: Book

ルーティンに従う

終日、部屋で仕事。タイから帰国して新しい本の執筆・編集作業に入って以来、仕事をする日の行動パターンは、毎日ほとんど同じ。

午前中遅めの時間に起床。シャワーで完全に目を覚まし、ラジオのスイッチをオン。朝昼兼用の食事は、インスタントラーメンと即席うどんとトーストのローテーション。食後にコーヒーをいれ、飲み終えたらラジオを切って、作業開始。夕方、必要に応じてスーパーに食材の買い出しに行き、適当に自炊して晩飯。食べ終えたら作業再開。その日のノルマと決めたところまで進んだら終わり。腕立て伏せ、腹筋、スパイダープランク、スクワット。晩酌のビールは1日おきに1缶。気が向いたらブログを書いて、だらだらネットを眺めて、深夜に寝床に潜り込む。

意外と思われるかもしれないが、僕は、こういうルーティンを守ること自体は、別に苦にならない。特に、本の執筆のように大きな仕事に取り組んでいる時は、ルーティンに従って行動していた方が、余計なことに気を取られずに作業に集中できる。で、そのうち、毎日ルーティンに沿って動き回っている自分を、別のところから客観的に眺めているような気分になってくる。そしてそれが、少し滑稽に思えたりもする。

まあ、物書きの日常なんて、そんなものである。

ビューティフル・ドリーマー

終日、部屋で仕事。新しく作る本の執筆・編集。細かい作業を一つひとつ、ちまちまと積み重ねていく。

いつかも書いたように、本づくりの作業は僕にとって、この世で一番楽しい仕事だ。但し書きをつけるとすれば、〆切というものがなければ、もっと楽しい(笑)。まあ、〆切がなければ、いつまでたっても何も形にはならないだろうけど。

子供の頃、「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」という長編アニメ映画を観た。細かい展開はあまり覚えていないのだが、ヒロインのラムの夢の中で、学園祭の前日がいつまでもいつまでもくりかえされるという物語だったと思う。本づくりの仕事も、いつまでもいつまでも〆切前日のままなら、ある意味楽しいのかもしれない……いや、やっぱりそれはしんどいか(笑)。

完成した本を、読者の方に手に取って読んでいただくまでが、本づくりの仕事。なので、しばらく辛抱して、がんばります。

ムズカシイ本を読むこと

例によって、最近また、まったく読書ができていない。帰国してから約1カ月、想定外の忙しさでばたばたしてるうちに、このていたらく。読みたい本は本棚で何冊も待機してるし、帰国してからも何冊か買い足した。ずいぶん前から読みかけの本もあるのだが、ほかと並行して読んでるうちに、それだけ取り残されてしまっている。

世の中に存在する本は、さらっと簡単に読めてしまうものばかりでなく、読みごたえがあるというか、読みこなすのに骨が折れる、難解な内容の本もたくさんある。そういう本は往々にして手が伸びなくなりがちなのだが、がんばって読み終えると、なんだかちょっと清々しくもなる。そこから身につくことも、たぶん少なからずある。

以前取材した、とある大学の先生が、若いうちにムズカシイ本をがんばってたくさん読んでおくと、あとで読むよりずっと身につく、という意味のことを話していた。それが本当かどうかはわからない。僕自身、確か中学生になるかならないかの頃に、父からヘルマン・ヘッセの全集をあてがわれて、頭を抱えながら読んだ記憶があるが、はたして、それで賢くなれたのかどうか。

ともあれ、来週からのタイ取材、忙しいのは目に見えてるが、とりあえず、読みかけの本は持って行く。もうまったく若くはないけども。

チーム再結成

午後、都心へ。来春出す予定の新しい本について、デザイナーさんと印刷会社の担当者さんを交えての打ち合わせ。

この顔ぶれで集まって本を作るのは、これで2冊目。再結成したチームの、お互いによくわかっているという安心感と信頼感。そしてまた、本をまるまる1冊、一緒に作れるのだという、ぞくぞくするような期待感。仕事なんだけど、作りはじめる前から作業が楽しみで仕方ない。きっと面白い仕事になるし、必ずいい本にしてみせる。そして、一人でも多くの読者のもとへと届ける。よっしゃ。

……その前に、今、目の前で山積みになってる、先に片付けとかなきゃいけない別の仕事を、なんとかします……。

キックオフ

水曜日は夕方から、八丁堀にある出版社で打ち合わせ。来年の春に出す予定の新しい本を作るための、版元の編集者さんとのキックオフミーティング。制作予算の内訳、発売までのスケジュール、発売後のプロモーション戦略、あとは本のタイトルとか、ページ配分とか……。今回の編集者さんと組んで本を作るのも、これで三冊目。気心の知れた者同士で組める安心感。いい本を作れそうな手応えはあるし、いい本を作らなければならないとも思う。

打ち合わせを終えた後、ひさしぶりに飲みに行きましょう、ということで連れて行かれた近くの店は、茨城県大洗町のあんこうを使った料理がウリの店。「うまいですよ〜」と言われたのだが、あんこうは7、8月が禁漁期で、次に水揚げされたあんこうが入荷するのは来週とのこと。まあ仕方ない。刺身の盛り合わせやメバルの煮付けをいただきつつ、編集者さんとサシで飲みながら、仕事のこと、旅のこと、いろんな話をした。

さあ、いよいよ、本づくりの始まりだ。がんばろ。