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自転車でロケハン

昼、ひさしぶりに愛車ブロンプトンに乗って、野川公園へ。仕事から逃避するためのサイクリングではなく(笑)、一週間後に予定している撮影のロケハンのためだ。とはいえ、雲一つない冬空の下、澄み切った空気の中で自転車を走らせるのは心地いい。

公園の入口で同じく自転車で来たカメラマンさんと落ち合い、公園やその周囲、野川沿いの自転車道をゆっくり走りながら、どこでどんな風に撮影するかを相談する。太陽の位置から影が伸びる時間帯を推測して撮影ポイントを回る順番を検討したり、休憩や車移動のタイミングを考えたり。当日、天気にさえそこそこ恵まれれば、きっといい撮影ができると思う。

今回の撮影は、編集者としてのディレクションに徹するので、正直言って、ものすごく気が楽。今年の夏、ラダックでソナム・ワンチュクさんにインタビューした時は、企画・取材・執筆・撮影・編集と、何から何まで一人でやるしかなかったので、現場では本当に頭がパンクしそうなくらいテンパっていた。あの目まぐるしさに比べれば、どうってことない。

‥‥と言いたいところだが、明日はその企画に必要なロングインタビューの収録。執筆と編集はやっぱり兼任なのであった。いつまでたっても慣れない、取材前にのしかかってくる、プレッシャー。そんな師走のはじまり。

走り初め

今日はひさしぶりに、自転車に乗ることにした。コースは特に決めず、とりあえず、三鷹から南へ。多摩サイまで出たら、少しスピードを出して走ってみよう、という感じで。

雲ひとつない快晴。風もそれほど強くない。冷え冷えとした空気を吸い込みながら、ブロンプトンのペダルを踏んで、川沿いの道を走る。走り初めにはうってつけの自転車日和だ。こんなに清々しい気持になれたのはいつ以来だろう。

走り初めとはいっても、去年は確か、一度も自転車に乗らなかったはずだ。東京近郊の山歩きにも一度も行けてない。本の制作や取材に次ぐ取材で気忙しかったこともあるが、結局それも言い訳だよなあ、と今は思う。

自転車も、山歩きも、今年はもっと楽しんでいかなければ。

身体がなまる

終日、部屋で仕事。昨日の段階でかなりがんばって他の作業を進めておいたので、今日は大事な原稿にじっくり集中することができた。まずまず順調で、とりあえずほっとした。

それにしても、ここしばらく、身体がなまりになまっている。二月のバングラ取材の時は毎日カメラバッグを担いで歩き回ってたので、多少は身体も絞れていたのだが、今はすっかりゆるゆる。忙しすぎて太る余裕はないけど、まったくもってゆるゆるで、力が入らない感じなのだ。

この春は、かつて恒例だった自転車に乗ってのお花見にも行けなかったし(タイヤはもう空気が抜けてスカスカだ)、日帰りの山歩きにももちろん行けてない。どこかのタイミングでしっかり身体を動かしておかないと、何かしゃっきりしない。うーむ‥‥。

ゴールデンウイークは仕事三昧で東京に釘付けなのがほぼ決まりだけど、どこかに隙間を見つけられないかな。

縮まらない距離

午後、自転車で小金井方面へ。チェックを終えた書籍の再校ゲラを、DTP担当の中村さんに引き渡しに行く。

中村さんちの玄関の引き戸が開くと、びっくりしたことに、奥の部屋から、ナロがターッと駆けて出てきた。ここ何回かの訪問で馴染んでくれたのか、それとも単なる何かの勘違いか、わからないけど。

ところが、駆けて出てきたのはいいものの、ナロ的には、思いのほか僕に近寄りすぎてしまったらしい。後ろにぴんと伸びたシッポの毛をぷくっと膨らませ、じりじり、じりじり、と後ずさり(笑)。

ナロとの距離は、まだまだ簡単には縮まらないようだ。

仕事納め

午後、自転車に乗って小金井へ。鉛色の空の下、空気はとことん冷え切っていて、自転車をこげばこぐほど、指先がぴりぴりとかじかんでくる。

昨日までにチェックを終えた初校のゲラを中村さんにお渡しし、打ち合わせの後、きょとんとしてたナロにも挨拶して(笑)、帰路につく。今にも雨が降り出しそうだったが、どうやら濡れずに家に着くことができた。

これで、今年は仕事納め。今回の本づくりの作業自体は年が明けてからもしばらく続くので、あんまり仕事が納まったような気分にもなれないのだが、今のところ特に大きなトラブルや手戻りもなく順調に進行しているので、とりあえずはひと安心。心穏やかに年を越せそうだ。

それにしても、寒いな。明日は一日、本を読んで過ごそう。