昨日の夜は、なかなか寝つけなかった。これから先の仕事について考えているうちに、どうにも眠れなくなってしまったのだ。
自分がやりたいこと。自分がやらなければならないこと。周囲から求められていること。日々の生活を支えるために必要なこと。何を優先すべきか。どう組み合わせていけば目標を実現できるか。いや、そもそも目標とは何なのか。自分はどこに向かおうとしているのか。
答えなど簡単に見つかるはずのない場所へ、僕は向かおうとしているのかもしれない。今夜も眠れなさそう。
昨日の夜は、なかなか寝つけなかった。これから先の仕事について考えているうちに、どうにも眠れなくなってしまったのだ。
自分がやりたいこと。自分がやらなければならないこと。周囲から求められていること。日々の生活を支えるために必要なこと。何を優先すべきか。どう組み合わせていけば目標を実現できるか。いや、そもそも目標とは何なのか。自分はどこに向かおうとしているのか。
答えなど簡単に見つかるはずのない場所へ、僕は向かおうとしているのかもしれない。今夜も眠れなさそう。
午後、目黒で打ち合わせ。タイ取材関連のデータや紙モノ一式を編集者さんに引き渡す。これで、この案件の一番大変だったところはクリアした。何だかほっとした。
帰りに新宿で途中下車して、本屋や家電量販店をぶらつく。晩飯にふと思い立って、新宿西口に昔からあるとんかつ屋に行ってみる。学生の頃以来だから、二十年ぶりくらい? 店内はリフォームされてこぎれいになっていたが、とんかつは昔ながらのボリュームだったし、このご時世に、未だにごはんも豚汁もおかわり自由なのを守り続けてるのが、すごいなあと思った。
昔はとにかく、すきっ腹を満たしたくて、ごはんも豚汁もおかわりしまくってたんだよなあ。今夜はとりあえず、豚汁だけおかわりしておいた(笑)。
終日、部屋で仕事。今日のタスクは、タイ取材の取材経費の計算と領収書の整理。
取材期間中、何にいくら遣ったかということについては、タイにいる間に毎晩ノートに整理して書き留めておいたのだが、今日はそれを、エクセルでこしらえた一覧表に一つずつ番号を振って入力して、それに対応する領収書やレシートをA4の紙にホチキス留めして番号を振っていく作業をした。これが、やたらめったら時間がかかる。何しろ、領収書もレシートも、大半がタイ語(苦笑)。一目見たくらいでは何のレシートだか皆目見当もつかないので、目を凝らして日付や金額を頼りに見つけ出さなければならない。結局、昼過ぎから始めたのに、夜中近くまでかかってしまった。
ともあれ、これでもろもろ準備は整った。タイの仕事、決着間近。
台風一過、すかっと晴れた、いい天気。昼、新宿のニコンプラザへ。最近ちょっと調子が悪くなっていた、カメラのレンズの具合を点検してもらいに行く。
このレンズは、普段の撮影でも一番よく使う標準ズームレンズ。たぶん、今まで撮ってきた写真の七、八割くらいは、これを使ってるんじゃないかと思う。「風息」をはじめ、ラダックガイド本も、共同通信社の新聞記事も、先日の「ソトコト」の記事も、このレンズが大事な役割を担ってきた。カメラ本体と同じくらいなじみ深い、長年連れ添った相棒のような存在だ。
今日の点検の結果、工場で一度分解してチェックして、必要な部品は交換するなどして修理した方がいいと言われた。見積りの金額は、メチャクチャ高くもないが、決して安くもない。でも、このレンズにまだ働いてもらえるなら、喜んで修理に出そうと思った。また達者になって戻ってきてもらえるといいな、この相棒に。
タイ北部の街チェンラーイの郊外に、最近、多くの人々から注目を集めている二つの場所がある。「チェンラーイのブラック&ホワイト」と呼ばれるこれらの場所に共通しているのは、タイを代表する著名な芸術家によって作られた、いや、今なお作り続けられている「作品」であるということだ。