粉雪

昼、銀座のスタバで取材と打ち合わせ。二時間ほどで終わり、店の外に出ると、雪が降ってる。朝、家を出る時は、よく晴れていたはずなのに。ビルの谷間に、音もなく舞い降りる粉雪。

昼飯に適当にハンバーガーを食べ、本屋などをぶらつきつつ、雪が止むのを待つ。止んだかな?というところで、次の取材&打ち合わせ先の八丁堀まで、てくてく歩きはじめる。と、また降りはじめてしまった。後戻りするには微妙な距離。ピーコートの肩に落ちる雪を横目で見ながら、まあいいか、と歩き続ける。

この冬の雪も、さすがでこれが最後かな。あと三週間もすれば、木蓮や桜も咲くはずだ。

力を受け取る

夕方、吉祥寺で、今取り組んでいる企画に関係する取材と打ち合わせ。昨日は同じ企画で地方在住の方とスカイプで打ち合わせをした。明日も同じ企画絡みで取材が二件。来週以降も同じような感じで、取材や打ち合わせが絶え間なく続いていくことになる。

取材をすれば原稿の執筆もあるわけで、いつもなら忙しすぎてそれなりにへばってるところだが、今のところ、そうでもない。何しろ一件々々の取材が楽しいので、たいして苦にならないのだ。人に会って話を聞くたび、力になるものを受け取ってるというか‥‥。

そうして受け取る力は、もちろん預かる責任も伴うものだ。だから中途半端なことはできない。自分が持っている知識と経験のすべてを尽くして、一番いいカタチに昇華しなければ。楽しいけれど、身の引き締まる思いも感じる。

校了まで、ノンストップでいくぜい。

谷川俊太郎×竹沢うるま「コヨーテの旅」レポート

二月上旬に渋谷で開催された、詩人の谷川俊太郎さんと竹沢うるまさんによるトークイベント「コヨーテの旅」の模様を紹介するレポート記事の執筆を担当しました。小学館の雑誌「BE-PAL」のWebサイトに、前編後編に分けて掲載されています。貴重な顔合わせのトークイベントだったので、ご一読いただけるとうれしいです。

マイペース復旧

窓の外から、うららかな日射し。だいぶ暖かくなってきた。

終日、メールでの連絡業務と、原稿の執筆。忙しいのは忙しいけど、それでもだいぶ落ち着いてきた。先週バングラデシュから戻ってきて以来、いきなりあれこればたばた忙しくて、気の休まる暇がなかったのだが、今日になって少しだけ自分のペースに復旧してきた感じがする。

とはいえ、新しい本の制作はまだ始まったばかりだし、大学案件の方はこれから一番の繁忙期。よりによってなぜこの時期にこの二つが重なってしまったのか‥‥と恨めしく思ったりもするのだが、まあ仕方ない。これを乗り切ったら、おいしい焼肉とビールで自分をねぎらおう。

まずは、目の前のことを、一つずつ。

ぬるむ空気

午前中、堀切で取材。三鷹からだと地味に時間がかかるし、ラッシュアワーの都心を横断しなければならないのが結構大変。まあでも、首尾よく終えられてよかった。午後は目黒に移動して、別件の打ち合わせ。こちらの打ち合わせも、とても楽しい雰囲気で進められたので、ほっとする。

帰りに吉祥寺で途中下車して、追加注文していた名刺を受け取り、歩いて家路につく。朝のうち小雨がぱらついてた空も、すっかり晴れ上がった。夕方の五時半を過ぎてもまだ明るい。ずいぶん日が長くなったな。バングラに行ってる間に、空気もぬるんできて、大雪が降った頃のキリキリと締めつけられるような寒さはなくなった気がする。

じりじりと、少しずつ春が近づいてくる。