修羅場でマイペース

午後、神保町で取材。今日は比較的近場だし、取材も一件だけだったので、若干楽だった。とはいえ、二月末にバングラから戻ってきて以来、ほぼ常に取材と原稿に追いまくられてるので、疲労もかなりピーク。

こういう修羅場の時、なるべく心がけるようにしていることが三つある。一つ目は、睡眠時間をちゃんと確保して、削らないようにすること。二つ目は、たとえ外食が多くなっても、メシは栄養がありそうなものをがっつり食べておくこと。そして三つ目は、その日にやるべきノルマをあらかじめ決めて、その達成を目指しつつ、必要以上の無理はしないこと。今回に限らず、特に書籍の執筆作業に入った時などは、こういうマイペースな心がけで臨まないと、長丁場の苦行を乗り切れないと思う。

しかし、今回の修羅場は、かなり長い上にきつい‥‥。何とか乗り切らねば。

違う風にあたる

昼から夕方まで、豊洲で取材。昨日と今日で合計7件の取材という過密スケジュールだったが、どうにか乗り切る。まあ、明日も1件あるんだけど。

取材を終えた後、恵比寿に移動。新しいクライアントの方との顔合わせ。自己紹介でこれまでの自分の経歴をかいつまんで話したのだが、自分でもつくづく変人だなと呆れてしまう(苦笑)。相手の方が旅好きでインドにも行かれたことがあるそうで、その点では若干救われたかもしれない。今後何かしらの形でお仕事をご一緒することになるかも。

今までのつながりの中で仕事を積み重ねていくのももちろん大事だけど、違う風に当たってみることで、何か別のものが見えてくるかもしれない、とも思う。逆に言えば、自分に対してそう思える余裕が少しは出てきたのかな。

たまにはこんな日も

朝から夕方まで、大宮方面で取材。それなりに準備を整えて臨んだのだが、僕の役割の範囲外のところでいろいろあって、終始バタバタの状態。どれも、僕自身は何もできない部分なのだけれど、うーん‥‥もう少し何とかならなかったものか‥‥。

そんなこんなで、ちょっとやさぐれた気分で帰りの電車に乗っていると、池袋駅で埼京線が緊急停止。山手線に乗り換えたら駅間で緊急停止。何事かと思ったら、中野駅の総武線で人身事故が起こったらしい。詳しい事情は知る由もないが、新宿からは異常なくらいに激混みの中央線に乗り込むしかなく、身体をぺちゃんこにされながら、どうにか三鷹に帰り着いた。

ほんとにもう、今日はさんざんだった。それも、自分自身ではどうにもできないところばかりで。まあ、たまにはこんな日も‥‥と、すっぱり忘れて、気持を切り替えた方がいいのかな。

トイレの修理

数日前から、家のトイレの配管がぽたぽたと水漏れするようになった。スーパーでシーリング剤を買ってきて塗ってみたりもしたのだが、構造的に常に水圧がかかる部分らしく、水漏れは防ぎきれない。この忙しい時期に、面倒なことになったと頭を抱える。

とりあえずマンションの管理人さんに電話すると、管理会社経由ですぐに水道修理の業者さんがチェックしてくれることになった。夕方になって来てくれたのは二人の男性で、とても丁寧に挨拶してくれた後、てきぱきとしたチームワークで修理に取りかかってくれた。チェックの結果、古くなっていた短めの管とパッキンなどを交換することになり、二時間後にはすっかり直ってしまった。片付けを終えて帰る時の挨拶まで、すごく感じのいい二人だった。

けっして楽な仕事ではないと思う。行く先々の家にもいろんな人がいるだろうし、煩わしいことも多いと思う。でも彼らは、地味かもしれないけど、この世の中になくてはならない役割を果たしている。いろんな人のいろんな仕事によって自分の暮らしが支えられていることを、あらためて思い出させてもらった気がする。

僕も、自分の役割をきちんと果たさなければ。

下町の休日

スカイツリー

ひさしぶりにすぐ近くから眺めた、東京スカイツリー。といっても上に上ったわけではなく、近くのショッピングモールに行ったわけでもない。押上の駅から少し歩いたところにある、スパイス・カフェというお店にカレーを食べに行ったのだ。日替わりのポークビンダルとラッサムのカレーランチをいただいたのだが、スパイスのくっきりとした味と香りで身体の血の巡りがしゃきっとするような、素晴らしいカレーだった。

その後はぶらぶら歩いて吾妻橋を渡り、蔵前に先日オープンしたNAOT TOKYOで、角田明子さんの写真展を拝見しつつ、ちゃっかりと自分の靴を試し履きして購入。その後はエムピウで、靴に合わせた革のベルトも。馬喰町ART+EATやスターネットに寄り道しつつ、秋葉原から電車で三鷹に戻り、リトスタで今季初のたけのこと塩昆布のチャーハン。いろいろ完璧な休日。これだけまるっと休みらしい休みの日も、ひさしぶりかもしれない。

さて。明日からまたがんばりますか。