夕方、赤羽橋へ。来月発売される予定の本の色校のチェックと打ち合わせ。
何だかんだで、ほぼすべての写真の色味を調整し直すことになり、デザイナーさんと相談しながら、120ページ分の写真の一枚々々に修正指示を加えていく。印刷所にとってはまた面倒な作業になると思うが、ここで妥協したら元も子もない。明日の色校の引き渡しにも立ち会って、僕からも要望を印刷所に直接伝えることにした。
最後の最後まで、何一つ、気を抜けない。それが本づくりの大変さであり、醍醐味でもある。
夕方、赤羽橋へ。来月発売される予定の本の色校のチェックと打ち合わせ。
何だかんだで、ほぼすべての写真の色味を調整し直すことになり、デザイナーさんと相談しながら、120ページ分の写真の一枚々々に修正指示を加えていく。印刷所にとってはまた面倒な作業になると思うが、ここで妥協したら元も子もない。明日の色校の引き渡しにも立ち会って、僕からも要望を印刷所に直接伝えることにした。
最後の最後まで、何一つ、気を抜けない。それが本づくりの大変さであり、醍醐味でもある。
沖縄への旅を終え、昨日の夜、東京に戻ってきた。気温の落差が激しすぎる(苦笑)。
初めての沖縄、しかも目的地はやんばるという、知らないことだらけの土地への旅だった。二泊三日という駆け足の滞在だったので、やんばるの表面をささっと撫でたくらいのことしか見聞きできなかったが、それでも一つひとつの出会いが本当に新鮮だった。その場所を旅してみなければわからないことはたくさんあるのだと、あらためて思い知らされた。
たぶん、いつかまた、行くことになるのだろうな。写真は、天仁屋の高台にて。
最近やたらめったら忙しく、編集作業で毎日のように膨大な数の写真とにらめっこしてたから、自分でも意外な気がするのだが、今年に入ってから、仕事でカメラを担いで出かけたのって、2回くらいしかない。それも、申し訳程度に何カットか撮るためだけに。こんなことじゃダメだな、ただでさえヘタなのにさらにサビつく、とは思うけど、いかんせん、ここしばらくの忙しさではどうしようもなかった。
明日からは、2泊3日で沖縄取材。本島のやんばるの方面を訪ねる。ひさしぶりにカメラを手に、初めて訪れる場所を気の向くままに撮り歩くことができそうで、かなり楽しみだ。問題は、明日明後日の天気予報がイマイチなことくらいか。まあ、天気ばかりはなるようにしかならない。雨なら雨で撮れるものもある。
それよりも問題は、明日の朝、4時起きってことだな……それが一番やばい……。
身体がすっかりなまっている。いつもなら、時間がなくても部屋の中でスクワットの5、60回もやってるところだが、最近はそれもやらないでいた。
実は去年の夏、インドに行っている間に、左膝を痛めた。どこでどう痛めたのか全然心当たりがなく、たぶん撮影でアドレナリンが出まくってた時に何かのはずみで、ひねるか何かしたのだと思う。立ったり歩いたりするのにはさほど問題なかったのだが、深く足を曲げてしゃがんだり胡座をかいたりするのは、正直かなりきつかった。
ラダックツアーのガイドを務めていた時は、ごまかしながら乗り切った。その後の南アフリカ取材では、そこまで自分の足で駆けずり回らなくてもよかったので、何とかクリア。毎日死ぬほど歩き回るタイ取材が始まるまでにはどうにか普通に歩けるようになったが、それでもしゃがみこんで撮影する時などは、慎重に足を曲げるようにしていた。
今は痛みも腫れもまったくないけど、運動不足の分、筋力はかなり落ちていると思う。だからといって、いきなり片足スクワットは無理なので(笑)、ゆっくり慣らしながら、春先にはどこかの里山に歩きに行きたいなと思う。
今年の夏から秋にかけても、いろいろあるしね。
来月下旬に出す予定の本の制作が、どうにか印刷所に入稿できる段階にまでこぎ着けた。あとは色校の段階で慎重にチェックすれば、ほぼ問題なく完成させることができるだろう。
肩の荷が一つ下りて、かなりほっとした気分になっているけど、正直、ちょっとさみしくもある。
自分自身の本を作る時間は、なんだかんだで、楽しいのだ。スケジュールに追われて気は焦っていらいらするし、目は疲れるし、肩は凝るし、寝不足にもなるし、しんどいことだらけなんだけど、でも楽しい。人それぞれに天職と呼べる仕事があるのなら、僕にとっては本づくりがそうなのだと思う。
しんどくも楽しい時間が過ぎていく。そして一冊の本ができあがり、誰かのもとへと旅立っていく。