Stay Gold

家での仕事の合間に、夕方、近所の歯医者へ。歯石の掃除であと2回ほど通うことになりそうだが、治療自体は今日で終わり。帰る前に駅のみどりの窓口に寄って、年末年始に安曇野に行くための切符を買う。

窓口にいたのは、まだ若い、人のよさそうな女性で、僕の前でもたついていたおばさんを嫌な顔もせずニコニコと案内していた。僕の番になっても、ものの言い方とかがいちいち丁寧。まだあまり窓口業務に慣れてないらしく、端末のモニタを慎重に確認しながら操作している。で、支払いの段になったのだが、なぜかレジが動かない。レシートのロールペーパーが切れていたらしい。

そこから彼女は、たぶんあまり経験がなかったであろうロールペーパーの交換作業に取り組むことになった。ペーパーのセット方法は結構アナログで、それなりにコツがいるらしく、5分くらいはかかったと思う。終わった後、「大変お待たせして、本当に申し訳ありませんでした……」と深々と頭を下げていたが、別に僕は急いでなかったし、後ろにも誰も並んでなかったから、そこまで謝らなくても、と逆にちょっと恐縮してしまった。

窓口業務、きっといろいろ大変なんだろうけど、できれば、これからも、そのままで。

言うべきことを言うということ

僕は基本的に、思ったことを割とそのまま口にするタイプの人間だ。それが他人を傷つけてしまわないかということにはもちろん留意するけれど、他人の顔色を窺ったり、それによって自分が他人からどう思われるかを気にしたりは、全然しない。そんなことは、心底どうでもいい。

世の中には、誰かの不条理なやり方によって、権利や心を踏みにじられるような思いをさせられている人が、少なからずいる。そうした不条理に対して、誰も何も言わなければ、それがそのまままかり通ってしまう。安っぽい正義感と言われようが、人目を気にしてだんまりを決め込めるほど、僕は「大人」ではない。

だから僕は、僕が言うべきだと思ったことを、これからも折につけ、口にしていくし、書いてもいく。今までもこれからも、僕はそういう人間だ。

「地上」2018年1月号 「極奥物語 第七話」


12月1日(金)発売のJA(農協)グループ刊行の雑誌「地上」2018年1月号のカラーグラフに隔月で掲載されているシリーズ「極奥物語」に、ザンスカールについての写真紀行「苛烈の谷の安息」を寄稿しました。

この雑誌は一般の書店では販売されていませんが、下記のページから申し込めば、単月号を1部から購入できます。必要事項をフォームに記入して申し込むと、雑誌と請求書兼払込用紙が送られてくるとのことです。

「地上」購読申し込み|地上|雑誌|一般社団法人家の光協会

写真は1枚を除いてすべて今年の夏に撮影したもので、文章も書き下ろしです。よかったらぜひご一読ください。

頭痛にバファリン

今朝、目が覚めて、トイレに立とうとしたら、結構な頭痛。特に熱はないし、風邪の症状もないのだが、頭だけがズキズキする。とりあえず、家にあった備蓄のバファリンを2錠飲んで、午前中は横になって過ごす。

昼過ぎに起きてみると、痛みはだいぶひいている。おひるにトーストを食べつつ、もう一回薬を飲んで、様子を見る。どうやら大丈夫そう。午後半ば頃から仕事を再開。

しかしまあ、風邪でもなく、もちろん二日酔いとかでもなく(笑)、いったい何だったんだろう。ここしばらく、新しい本の執筆・編集で根を詰めすぎて、神経が音を上げたか。だとしたら、ほっそい神経だな(苦笑)。

黄葉、落葉

まだ安心できるような状況ではないが、抱えている仕事の一つがかなり整理できてきた。夕方、ごはんを食べに、外へ。

家のすぐ近所にある公園のそばを通りがかって、愕然とした。ほんのちょっと前まで、黄葉するまでもうしばらくかかるかなと思っていた大木の木々の葉が、今日は黄葉どころか、それを通り越して半分近くも散り落ちていたからだ。もっと早く気付けるタイミングもあったはずだが、頭の中に余裕がなさすぎたのだろう。まるで、2、3週間ほどタイムスリップしてしまったような、妙な気分だ。

いかんいかん。もう少し、立ち止まる余裕を持たねば。