Category: Diary

言うべきことを言うということ

僕は基本的に、思ったことを割とそのまま口にするタイプの人間だ。それが他人を傷つけてしまわないかということにはもちろん留意するけれど、他人の顔色を窺ったり、それによって自分が他人からどう思われるかを気にしたりは、全然しない。そんなことは、心底どうでもいい。

世の中には、誰かの不条理なやり方によって、権利や心を踏みにじられるような思いをさせられている人が、少なからずいる。そうした不条理に対して、誰も何も言わなければ、それがそのまままかり通ってしまう。安っぽい正義感と言われようが、人目を気にしてだんまりを決め込めるほど、僕は「大人」ではない。

だから僕は、僕が言うべきだと思ったことを、これからも折につけ、口にしていくし、書いてもいく。今までもこれからも、僕はそういう人間だ。

頭痛にバファリン

今朝、目が覚めて、トイレに立とうとしたら、結構な頭痛。特に熱はないし、風邪の症状もないのだが、頭だけがズキズキする。とりあえず、家にあった備蓄のバファリンを2錠飲んで、午前中は横になって過ごす。

昼過ぎに起きてみると、痛みはだいぶひいている。おひるにトーストを食べつつ、もう一回薬を飲んで、様子を見る。どうやら大丈夫そう。午後半ば頃から仕事を再開。

しかしまあ、風邪でもなく、もちろん二日酔いとかでもなく(笑)、いったい何だったんだろう。ここしばらく、新しい本の執筆・編集で根を詰めすぎて、神経が音を上げたか。だとしたら、ほっそい神経だな(苦笑)。

黄葉、落葉

まだ安心できるような状況ではないが、抱えている仕事の一つがかなり整理できてきた。夕方、ごはんを食べに、外へ。

家のすぐ近所にある公園のそばを通りがかって、愕然とした。ほんのちょっと前まで、黄葉するまでもうしばらくかかるかなと思っていた大木の木々の葉が、今日は黄葉どころか、それを通り越して半分近くも散り落ちていたからだ。もっと早く気付けるタイミングもあったはずだが、頭の中に余裕がなさすぎたのだろう。まるで、2、3週間ほどタイムスリップしてしまったような、妙な気分だ。

いかんいかん。もう少し、立ち止まる余裕を持たねば。

師走の足音

この三日間は、執筆作業に集中。たまに資料探しや食材の買い出しに行ったりはしたものの、ほぼずっと家に引き籠っていた。

ほんの一週間くらい前には、そろそろ先行きが見えてきたかな……と思っていたのだが、甘かった。それから怒涛のように取材予定やら何やらが追加されて、わずかな私用の時間まで取られてしまい、王手、王手の連続状態に。詰んだ。まじで詰んだ。とにかく今は、前倒しできる作業は少しでも早く進めていくしかない。

何度も書いているけれど、フリーランスの仕事というのは、来ない時は全然来ないのに、来る時は信じられないくらい一気に集中する。もうちょっと、なだらかなペースでオファーしてもらえないかなあ……。まあ、師走の足音が近づいてきてる今ならではの現象なんだろうけど。

夜間飛行

宵の口、仕事の合間に缶コーヒーを買いに家の外に出たら、一機の飛行機が、澄んだ夜空に翼端灯を瞬かせながら飛んでいくのが見えた。

今の時代のテクノロジーをもってすれば、飛行機が夜でも飛べるなんて、当たり前のように思えるかもしれない。でも、それは場所による。ラダックでは、夜の間、飛行機は飛べない。民間と軍が共用しているレーの飛行場でも、山の端がとても近いので、夜間飛行は危険なのだという。

そんなラダックでも、夜、ブォーン、と飛行機のエンジン音が響いてくることがある。それは間違いなく、満月の夜だ。標高3500メートルの高地を照らす満月の光はとても明るいので、夜でも軍用機は有視界飛行が可能なのだそうだ。

東京の夜空を横切っていく飛行機を見ながら、そんなことを思い出した。