Category: Diary

残りの時間

昨日、本屋に入って、ぶらぶらしながら棚を眺めていて、ふと、僕にはもう、ここに並んでいる本を全部読み通すだけの時間は、たぶん残っていないのだろうな、と思い当たった。

世界地図を眺めてみると、確かに、今までに行ったことのある国はそれなりに多いけど、行ったことのない国、行きたい場所に全部行けるかというと、たぶん、そこまでの時間は残っていない。

今、僕は本を作る仕事をしているけれど、はたして、あと何冊、作ることができるだろうか。10冊? 5冊? それとも……。

願いを全部叶えるだけの時間は、僕にはない。結構歳も取ったし、そもそも人間の寿命なんてたかが知れている。残りの時間の中で、何を選び取るか。これからは、今まで以上に慎重に、考えなければならないのかな、と思う。

夕暮れの中を歩く

午前中、八丁堀で打ち合わせ。今作っている本の初校戻しと、PR関係の確認など。昼には終わったので、八重洲まで歩いて、地下のエリックサウスでランチミールス。平日ランチタイムの店内は戦場のような忙しさだったが、お客さんを笑顔で巧みにさばき続けるスタッフさんたちのチームワークに感心させられた。

午後は小石川のジュレーラダック事務所に寄って、買い取ってもらった本につける小冊子とポストカードの納品と代金の清算。それから荻窪の雷鳥社に行って、社内で発掘してもらった小冊子とポストカードの引き取り。その後、ひさしぶりにTitleさんに寄った。眺めているだけで楽しくてワクワクする本棚。奥のカフェでコーヒーとアップルパイをいただきながら、本を読む。気になってた本も一冊買った。

店の外に出ると、澄んだ空が暮れ色に染まりはじめていた。そんなに風も冷たくなかったし、歩けるだけ歩いたれ、と思って、西に向かって歩き出す。途中、わざと知らない道に入っていってみたり。きれいな夕暮れだった。街がシルエットになり、灯りが点きはじめる。三鷹の自分の家まで、1時間半くらい歩いただろうか。頭と身体の内側がすっきりするような散歩だった。

確定申告やつれ

ついに、というか、ようやく、というか、嫌々ながら、確定申告の準備に着手。

書類ケースを開けて去年の領収書をひっぱりだし、月別、用途別に仕分けて、数字をまとめていく。ネットで買い物をした分は、カードの口座とネットショップの履歴を確認して、これも月別、用途別に整理・確認。あとは家賃や光熱費の情報と、もちろん収入の情報と……まだ支払調書が届いてないクライアントもあった。その後は仕訳帳を作って、もろもろの書類を作成する準備をして……。

あほか。めんどくさ。毎年々々、時間とエネルギーの無駄。

夕方、晩ごはんにスープを煮ている時、何の気なしに体重計に乗ったら、去年の暮れ頃からの最低値を記録していた。カオニャオ太りの後からの、確定申告やつれ。やれやれである。

国税庁に言ってやりたい

冷たい雨は、夕方頃からみぞれに変わってきた。雪になって積もるかどうかは、ちと微妙。

終日、部屋で仕事。新しい本の初校には一通り目を通し終えたので、そっちはほんの少し冷却期間を置いて、3月掲載分のWeb連載の準備をば。とりあえず、5回分を書き上げて、サーバにアップ。これで直近の危機はどうにか回避。

しかしなあ……これからの季節、確定申告の準備が、あるんだよなあ……つらい。今の国税庁長官が、去年国会でいけしゃあしゃあとのたもうてたみたいに、「書類? 全部処分しましたけど、それが何か? さあ、還付金払ってくださいよ」とでも税務署で言ってやりたい。いやほんとに。

実際、今の日本、政府も、役所も、どうかしてると思う。

カオニャオ太り

約2週間のラオスの旅で、とにかく毎日最高に楽しめたのは、食事だった。

ラオスのレストランでは、隣国タイの料理とよく似たメニューも結構あるのだが、タイは取材で毎年行ってるし(苦笑)、できるだけラオスらしい料理を食べようと思っていた。すると、しぜんとほぼ毎晩、ラープとカオニャオを選ぶようになった。

ラープというのは、肉や魚を粗みじんにして炒め、香草やライムと和えた料理だ。カオニャオはもち米のこと。食べる時は、カオニャオを適当な大きさで手に取り、ラープと一緒に指で挟み込むようにして口に入れる。これがもう、抜群にうまい。それと一緒に飲むビアラオ・ダークもたまらない。ラープ、カオニャオ、ビアラオ・ダーク。毎晩どころか、毎食この3つの組み合わせでもいいくらいだった。

そんなこんなでラオスの食をエンジョイして、日本に戻ってきてみたら、2キロ近くも太っていた(苦笑)。そりゃそうだ。毎日たらふくもち米を食らって、暑くなった旅の後半はビールもがばがば飲んでたんだから。

さすがにちょっとまずいので、この3日間ほど節制して、ほぼ元の体重まで戻した。でもまあ、幸せな太り方だったなあ。カオニャオ太り(笑)。