Category: Diary

荒波越えて

先週は、かなりばたばたしていた。

水曜日、昼から御茶ノ水で記者会見の取材と撮影。帰宅してすぐに写真のセレクトと現像。木曜日、午前中から記事の執筆。写真データをサーバにアップしようとしたら謎のエラーが出て困惑。午後から渋谷で本のデザインや進行の打ち合わせ。帰宅して記事制作の続き。どうにか原稿と写真をアップして、編集部チェックに回す。

金曜日、朝から異様に頭が重い。たぶん眼精疲労系の頭痛で、あまりにもどよんどよんな状態だったので、相方を送り出してから、午前中ずっと寝込む。午後になっていくぶん持ち直して、夕方にカレーを自炊して食べる頃には、ほぼほぼ回復。しかしまあ、この程度の作業の詰まり具合で半日寝込むとは、無理が効かなくなったものだなあと思う。

そんなこんなで荒波越えて、超特急で書いた記事、「BE-PAL」のサイトにアップされてます。よしなに。

週末の平日感

昨日はシネスイッチ銀座で映画を見るため、ひさしぶりに銀座に行った。

人が少ない。駅も歩道も、すいすい歩ける。百貨店の中も、すっかすかだ。いつもは行列の千疋屋のパーラーにも並ばずにすんなり入れた。週末のはずなのに、まるで平日に銀座に来たみたいな感じだった。

新型肺炎の影響で、中国人を中心とした外国人観光客が激減して、日本人も「無理に出歩かなくてもいいか」という心理になっているのだろう。しかし週末であの状況では、街で商売をしている人たちは、大変だと思う。百貨店や商店は売り上げガタ落ちだろうし、人が集まる飲食店もなんとなく敬遠されるだろうし。

2020年は、世の中が、いろいろしんどいことになりそうな予感がする。

平和産業

今年の旅行業界は、かなり厳しい状況に陥ると思う。

理由は、例の新型肺炎だ。実際の危険性よりも、得体の知れない病が流行しているという情報の蔓延が、必要以上に人々の警戒心を煽っている。用心し過ぎるに越したことはないのだが、そういう警戒心によって、人々の行動の選択肢から真っ先に排除されていくものの一つが、旅行だと思う。

インバウンドもアウトバウンドも、旅行会社はすでに青息吐息の状態だろうし、新型肺炎が終息するまで(半年はかかるのでは)持ちこたえられない会社も出てくると思う。僕自身の仕事は旅行関係の書籍を作る仕事だが、ガイドブックを出している出版社は印刷部数を低めに設定し直すに違いないし、出版社に新刊の企画を持ち込んでも通しにくくなるだろう。影響は、僕や同業者にも少なからずある。

旅行業界は、結局、平和産業なのだ。政情不安やテロ、戦争、そして疫病の流行など、何かが起これば、もろに影響を受ける。その大波が静まるまで、僕らはじっと耐えて待つしかない。最近は、そういう大波の押し寄せる頻度が、ずいぶん増えてきているようにも思う。

まあ、こればっかりは、仕方がない。できる範囲で、がんばろ。

ピリ辛ネギ

自宅作業の日のおひるに、インスタントラーメンをよく作る。以前は、食べるラー油と生卵をよくトッピングしてたのだが、最近は食べるラー油の代わりに、ピリ辛ネギを自作してトッピングするようになった。

ピリ辛ネギの作り方は簡単。長ネギ2分の1本を縦半分に切って斜め切りにし、醤油小さじ1と豆板醤小さじ2分の1とゴマ油小さじ2であえるだけ。これを味噌ラーメンに合わせると、なかなか満足度が高い。ピリ辛ネギ単体にゴマなどを振って、酒の肴にするのもいいと思う。

家での自炊に味噌汁を作る関係で、長ネギも最近よく買うのだが、中途半端に残ってしまうことも結構ある。なので、ピリ辛ネギラーメンは、そういう余りネギを有効活用できるソリューションだと思っている。ソリューションて。

範を示せ

昨日から、確定申告の準備に、嫌々ながら着手している。まったく気の進まない作業だが、これを終わらせなければ、やるべき作業、やりたい作業に取りかかれないので、渋々と。

取引先からの支払調書とか、手元にため込んだレシートの山とかをちまちま整理してると、何だかとてもアホらしくなってくる。だってそうだろう。今の日本の総理大臣は、自分の後援会主催で地元有権者を800人も集めたパーティーを高級ホテルの宴会場で開催しておいて、その収支を政治資金収支報告書に記載していないばかりか、パーティーで参加者に渡したという領収書も、ホテル側に料金を支払った際の明細書も、提出しようとしないのだ。一国の長が身勝手に法律を破っているのに、なぜ僕ら庶民は、コンビニのレシート1枚まできっちり保存しろと税務署に言われなければならないのか。

森友問題では多くの公文書が改ざんされ、その作業をさせられた近畿財務局の職員の方が自殺に追い込まれた。加計問題でも、官邸側に都合の悪い内部文書の多くが握り潰されている。当たり前のまっとうな正義がねじ曲げられてしまっている。もう、うんざりだ。

首相としての矜持があるなら、範を示せ。非を認め、世間に詫び、身を処せ。