Category: Diary

ラタトゥイユ

先日収録したラジオ番組が今日の夕方放送されるので、自宅待機。いやはや、自分のしゃべくりの拙さに、聴いてるだけで緊張した(苦笑)。うまく編集してもらえたからまだよかったものの‥‥(汗)。でも、本の宣伝もしっかりしてもらえて、ありがたかった。

晩飯は、ひさしぶりにラタトゥイユを作ることにした。トマト、ナス、ズッキーニ、ピーマンを適当な大きさに切り、鍋でオリーブオイルを熱して刻んだニンニクを入れ、香りが移ったら中火でトマト以外の野菜を炒め、トマトと缶詰のツナを入れ、フタをする。水は野菜から出てくるので一切入れない。煮立ってきたら弱火にして、10〜15分くらい煮る。味見をして、必要なら軽く塩・胡椒をすればできあがり。

夏野菜でラタトゥイユを作ると、あー、夏が来るんだなあ、という気がする。今日もおいしくいただきました。

平積み

今日は午後に打ち合わせの予定があったのだが、朝になって、先方が体調不良とのことで急にキャンセル。あれこれ仕切り直した後、夕方に入っていた取材の少し前に、都心に出かける。

新宿の紀伊國屋書店に行くと、2店舗とも旅行書コーナーで「ラダック ザンスカール トラベルガイド」を、どーん!と平積みしてくれていた。毎月々々発売される膨大な数の新刊書籍の中で、平積みの面積を確保してもらえるというのは、どんなに恵まれたことか。ありがたいなあ、と素直に思う。

一冊でも多く、一人でも多くの人の手に渡るといいのだけれど。届け!

お金をもらうということ・その後

いい天気だなーと思ってたら、突然のスコール、そして虹。最近、妙な天気が続いている。

十日ほど前に言及したstudygiftの件だが、今日になってサービスの一時停止と支援金を返金することが発表された。

前のエントリーでは、件の女子大生をあれだけ最前線に押し出すのなら、炎上しないための配慮はすべきだったと書いたが、実はあれでも相当オブラートにくるんでいたようで(苦笑)、休学ではなく実は退学扱いになっていたとか、お金が集まっても再入学できるとは限らないとか、いろいろ残念な事実が後から露呈してしまった。率直に言って、件の女子大生も、周囲の関係者も、これでは世間に叩かれても仕方ないだろう。お金集めの動機と、そのやり方に対して。初めから、周囲のお金持の知人たちが、ニコニコ現金払いでお金を貸してやればよかったのだ。それを、動機にいささか無理がある人を看板にして新サービスを立ち上げて、うまいことやろうとしたりしたから、破綻したのだと思う。

しかし思うのは、あの若さで、195人の個人と26社の企業から支援を受けられるほどの人なら、別に無理して大学に再入学したりしなくても、普通に世の中を渡り歩いていけるんじゃね?ということ。大学を卒業することは、無駄ではないけれど、必須でもない。本当に実力のある人なら、人気の有無とか関係なく、ちゃんとやっていけるだろうに。

瑕ひとつない人生を送ってる人なんて、世の中にはいない。つまずいたら、自分で立ち上がればいいだけのことだ。

共に旅してこそ

この週末から、「ラダック ザンスカール トラベルガイド インドの中の小さなチベット」が書店に並びはじめた。実際に手に取って読んでくれた友人・知人の方々から、感想のメールや電話などを何件もいただいている。曰く、「適度にマニアックなのがいい」「折込地図がいい」「情報の広さと濃さのバランスがいい」などなど。そういう感想を目にするたび、じんわりと嬉しくなる。

ある方からは、「とても綺麗にできているので、ガイドブックとして現地に持って行って、ボロボロになってしまうのがもったいないくらい。でも、汚れてしまうほど使い込まれるのが、作者としては楽しみなんでしょうね」という感想をいただいた。確かに、本の作り手としては、自分が手がけた本は大切にしてもらえるに越したことはない。でも、ガイドブックは、使い込んでナンボというか、かの地を共に旅してこそ、真の役割を果たせる本だと思う。だから、読者の方には遠慮なくガンガン使い込んでもらいたいし、その方が僕も嬉しい。

「それでもやっぱりもったいない‥‥」という方は、もしよかったら、保存用にもう一冊どうぞ(笑)。

春の宴

昨日は、前の日に予約を入れておいた歯医者へ朝イチで出かける。奥歯の詰め物が部分的に欠けてしまったので、その補修に。起き抜けでいきなり歯を削られるのはかなり憂鬱だったが、まあ仕方がない。

いったん家に戻り、出版社から配送されてきたラダックガイドブックの見本誌を受け取って、すぐに出かける。代官山蔦屋書店へ。旅行書コーナー担当の方に、出版社の編集者さんと営業担当さんとご挨拶。「もう、平積みスペースを用意して待ってますよ!」と言っていただいて、恐縮至極。一人でも多くの人の目に触れるといいのだけれど。

夜は、六本木のスイートベイジルで、畠山美由紀さんのライブ「春の宴」を観る。素晴らしかった! 穏やかで、朗らかで、たおやかで、時に悲しく、でも美しく‥‥。生まれてこのかた、今まで観てきた中でも、最高のライブだったと思う。間違いなく。

いろいろなことが報われて、ご褒美をもらっているような気分になった。