Category: Diary

冬の休日

昼、昨日からリトスタで催されているイベント「ひばりスターレストラン」へ。開店と同時に到着したので事なきを得たが、後からどんどん人がやってきて、長い行列が。お待たせするのも申し訳ないので、早めに食事を終わらせて店を出る。コーヒー豆や濾紙が切れていたので、まほろばで補充。

それから電車に乗って、都心へ。実家滞在中に妹から頼まれていた、彼女の旦那さんの財布を買うため、表参道のクラチカに行く。道すがら、アウトドアショップにちょこちょこ寄り道していると、変に物欲が刺激されてヤバいヤバい。危うく予定外の大買い物をやらかすところだった。タワレコのブックショップで、石塚元太良さんの「氷河日記 プリンスウィリアムサウンド」を購入。

渋谷まで歩いてカフェ・マメヒコに行くと、残念ながらまだ休業中。フレッシュネスでひと休みして、井の頭線で吉祥寺まで戻り、アムリタでタイスキのミニ鍋を食べる。身体ホカホカ、すっかりあったまった。満足。

冬の東京らしい、のんびりした休日だった。

名古屋での再会

一昨日、岡山から東京に戻る途中、名古屋に立ち寄った。ラダックのティクセで旅行会社とゲストハウスを営む、ツェワン・チンレイさんと妻の裕子さん、娘のミラちゃんとお会いするために。

三人とは去年の夏のラダック以来、半年ぶりだったのだが、お元気そうで何より。「タカさん、日本にいるのが似合わないですね〜」と思いっきり言われてしまった(笑)。やっぱ似合わないんだろうな。

栄の地下街で味噌カツ定食を食べた後、裕子さんの提案で、熱田神宮に参拝に行く。古くからの立派なお社で、人出もすごくてびっくり。おみくじを引いてみたら、大吉。元旦に岡山の吉備津神社で引いたのは凶だったのだが‥‥。いい方を信じよう(笑)。

ツェワンさんたちは僕が新幹線に乗る直前まで付き合ってくれて、コメダ珈琲店でお茶を飲みながら、積もるよもやま話をした。裕子さんが「私たちは、ぼちぼちやっていこうと思ってます」と言っていたのが印象に残った。結果を求めて一足飛びに焦って取り組むのではなく、できる範囲で着実に歩を進めていく。僕も「ぼちぼち」を心がけなきゃな、と思った。

また、夏か冬に、ラダックで再会できるといいな。

帰省の日々

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

年末年始は、岡山にある実家に帰省していた。冬を岡山で過ごすのは本当にひさしぶり。うちの実家はかなり古い建物で、部屋の中でも夜はかなり冷え込む。母と妹は僕をどこで寝させるかで相談したらしいのだが、妹が「お兄ちゃん、冬のラダックでも洞窟で寝るような人だから、どこでもいいんじゃない」と(苦笑)。どんな扱いだ。

帰省中、妹の一家と一緒の時は、例によって姪っ子と甥っ子のマンマークを受けて、かなり大変だった。それでも、遅めのクリスマスプレゼントやお年玉は結構好評だったようで、ちょっとほっとしたのだが。去年の秋に生まれた二人目の甥っ子は、この時期にしては横綱級、ぷっくぷくの健康優良児。元気に育っているようで、こちらもほっとした。

妹の一家がいない間は、母と二人で、黙々とカニ鍋を食べたり、元旦から十数キロも歩いて初詣をしたり、こたつにテレビでごろごろ過ごしたり‥‥。特別なことは何もしなかったのだが、母が「いい正月だった」と言っていたので、こういう過ごし方も悪くなかったかな、と思う。

そんな帰省の日々。そしてまた日常が始まる。

まだまだやれる

2012年、最後のブログ更新。

毎年同じことを言ってるようだが、今年もいろいろあった一年だった。仕事の面では、前の年からじっくり準備していた「ラダック ザンスカール トラベルガイド」をようやく上梓。ラジオに何度も出演させてもらったり、パタゴニア大崎店で大規模なスライドトークイベントをさせてもらったり、それなりにいろいろやれたと思う。夏にひさしぶりに訪れたスピティで、たくさんの村を歩いて訪ねることができたのは得難い体験だったし、母の付き添いで訪れたアラスカでは、これからの自分が目指すべきもののヒントも得られた。

でも、そうした出来事をふりかえって感じるのは、自分はまだまだやれる、ということ。その時その時で力を出し惜しみしていたわけではない。しかしこれからは、自分が一番力を使うべき分野に、もっと集約するように心がけなければならないな、と思う。仕事を選り好みするのとはちょっと違うが、一番大切にすべきものがおろそかにならないよう、うまくバランスを取っていきたい。

そう、僕は、まだまだやれる。

仕事納め

午後、自転車に乗って小金井へ。鉛色の空の下、空気はとことん冷え切っていて、自転車をこげばこぐほど、指先がぴりぴりとかじかんでくる。

昨日までにチェックを終えた初校のゲラを中村さんにお渡しし、打ち合わせの後、きょとんとしてたナロにも挨拶して(笑)、帰路につく。今にも雨が降り出しそうだったが、どうやら濡れずに家に着くことができた。

これで、今年は仕事納め。今回の本づくりの作業自体は年が明けてからもしばらく続くので、あんまり仕事が納まったような気分にもなれないのだが、今のところ特に大きなトラブルや手戻りもなく順調に進行しているので、とりあえずはひと安心。心穏やかに年を越せそうだ。

それにしても、寒いな。明日は一日、本を読んで過ごそう。