Category: Diary

Aside

女優オードリー・ヘップバーンが登場するチョコレートのCM。光が燦々と降り注ぐイタリアの港町で、身動きが取れなくなったバスから颯爽と降り立ち、オープンカーの後部座席に乗るオードリー。往年の名画を思い起こさせる微笑を浮かべる彼女が、全部CGで描かれているというのだから、びっくりだ。VFXの進化も、行くところまで行き着いたなという感じ。

今日も歩く

昼、用事があって都心へ。終了後、他に予定もなかったので、ぶらぶら歩くことにする。今日はやたらめったら風が強い。春一番だろうか。

新橋から銀座、八重洲、大手町、神保町と、途中で書店やアウトドアショップに立ち寄りながら、がしがし歩く。水道橋から総武線に乗り、吉祥寺で降りてラーメンを食べ、そこからさらに家まで歩く。結局、トータルで四時間くらい歩いたと思う。結構な歩行速度を維持していたからか、ハムストリングにほどよい疲労感。

ふー。なんか、身体がすっきりした。

ファクスに思う

近頃、仕事でファクスを使うことが、めっきり減った。

十年ほど前、フリーランスの編集者・ライターとして仕事を始めた頃、ファクスはなくてはならない機材だった。何しろ、毎月数十ページ分の雑誌記事を担当していたから、編集部やDTPスタッフとのゲラのやりとりだけで、えらい枚数を費やしていたのだ。ADF(自動給紙)機能は必須。一枚ずつ手差しなんてやってられない(笑)。

ところが、ラダックでの長期取材を終え、日本で再び編集の仕事をするようになってからは、ほとんどファクスを使わなくなった。書籍の仕事がメインになったからか、ファクスで送るには膨大すぎるゲラは紙に出力したものを宅配便で受け取るようになり、細かいやりとりはPDFやスキャン画像をメールで送受信するようになった。周囲でも、ファクスを仕事で頻繁に使ってるという話はとんと聞かない。時代は変わったなあ。

そんなわけで、ファクス機能付きの複合機はもういらないんじゃないかとは思うのだが、ごくたま〜に、いきなり資料をファクスで送ってくるクライアントもなくはないので、一応、まだ持っておいた方がいいのかもしれない。悩まし。

おでんの終焉

昨日あたりから、またえらく冷え込む。今夜はおでんを作ろう。そう思って、午後、近所のスーパーに買い出しに行くと、ちょっとした異変が。

おでん種売場に行くと、いつも買っている手作りおでん種セットが姿を消し、その半額くらいの大手メーカーのセットだけが残っていた。売り切れたのかな? でも、少し離れた別のスーパーに行ってみても、あるのは大手メーカのものだけ。これはあれか、スーパーがはやばやとおでんの季節の幕引きを図ろうとしているのか?

思い起こしてみると、スーパーは結構季節の幕引きをするのが早い。以前、まだ残暑が厳しい九月中旬頃、そうめんを食べようと思ってスーパーに行ったら、そうめんつゆが忽然と姿を消していてびっくりしたことがある。もうちょっと粘ってもいいんじゃないかと思うのだが。

大手メーカーのもので作ったおでんは、おいしいけど、ちょっと物足りなかった。

キリムのクッション

夕方、ひさしぶりにデイリーズに行って店内をぶらついてると、キリムの布を使ったクッションがいくつかあった。

キリムというのは、トルコや中央アジア一帯で古くから使われている、ウールの織物。どこか幾何学的な独特の絵柄と素朴な風合いが特徴で、僕が見かけたのは、それをクッションカバーに仕立て直したものだった。だから、絵柄は全部バラバラで、どれも一点モノ。気に入った柄に出会えるかどうかは運次第。

今日の僕は運がよかったようで、自宅のカリモクのソファにちょうどいい大きさの、長方形の小ぶりなクッションを発見。絵柄も、淡い水色を基調にした控えめな感じで、ソファの緑色に合いそうだ。というわけで、そのままさくっとお買い上げ。

これでやっと、うちのソファにクッションが加わった。今さらかよ。