Category: Diary

春から夏へ

昼、ふらりと出かける。長袖シャツ一枚だけなのに、何だか暑い。Tシャツでもいいんじゃないかと思えるほど。

電車を乗り継いで、九品仏のD&DEPARTMENTへ。時間をかけて日用品をあれこれ物色した末、スガハラのロックグラスを色違いで二つと、白山陶器のひめとんすいを購入。階下のカフェでアイスコーヒーとチーズケーキ。

九品仏の駅まで歩いて戻ると、学校帰りの女子高生たちがプラットホームできゃいきゃいとはしゃいでいた。みんな白い半袖の夏服。そっか、もう衣替えの季節なのか。ついこの間、冬物のコートをクリーニングに出したばかりだと思ってたのに‥‥。

帰りに代官山の蔦屋書店に寄り、本を眺めつつ、あれこれ考えごと。本の企画を考えるには、本屋でぶらぶらするに限る。それから渋谷まで歩き、電車で三鷹まで戻り、先週ソール貼り替えに出していたビルケンシュトックのサンダルを引き取る。まるでヴィンテージ加工した新品のサンダルのようになっていて、かなりうれしい。

そんな、どうということのない一日。

自主的な早起き

週間天気予報を見ていたら、明日は天気がいいらしいが、それ以降は不安定な状態が続くらしい。先週の取材原稿も片付いて、今は急ぎの作業もないし、明日は奥多摩の方へ山歩きに行ってみることにした。

目指す登山口近くのバス停までの乗り継ぎ方や時刻まで、ネットで調べれば簡単にわかるようになった今は、つくづく便利だなと思う。で、調べて逆算してみると‥‥明日の朝は、四時半起きくらいか(苦笑)。先月の遠方朝イチ取材の時よりはるかに早い。午前中の涼しいうちに登り区間を終わらせて、午後の早い時間に歩き終えるのが一般的な山歩きのセオリーなので、結果的にこうなってしまうのだが。

まあ、自分の娯楽だから、別に苦にはならないけど。しかし早いな(苦笑)。

コピペに思う

他の人のツイートやFacebookでの発言を見ていると、時々、「あー、これ、コピペだ」という文面に出くわすことがある。

たとえば、何かの宣伝・告知目的で、いろんな人に対してかたっぱしからまったく同じ内容の文面のリプライを飛ばしたり、いろんなコミュニティのトピックにかたっぱしから同じ文面を投稿したり。同じ内容だからコピペするという意図なのだろうが、あちこちにまったく同じ文面が機械的に投稿されているのを見せられると、正直げんなりする。

結局、それは投稿する側の人が、そういうコピペをあちこちで見せられる側の人の心境を想像しようとせず、ただ自分の都合を通すことしか考えていないからだろう。自分自身が損をしていることに気付いていないのだろうか。

ニュースリリースとかは別として、ソーシャルメディアで同じ内容を何度かくりかえし伝える必要があるなら、一つひとつの文章をその都度ちゃんと書くべきだ。読み手はちゃんとその違いに気付く。

ハードル、無駄に上がる

午後、横須賀で取材。横須賀‥‥遠い(苦笑)。家から駅まで歩く時間も考えると、片道で軽く二時間以上かかる。でも、取材だからしょうがない。

今日の取材は、いつも組んでいる依頼元の担当営業さんの他、入社してまだ一週間という新人さんも一緒だった。取材前に担当さんが新人さんに、「この人が、うちでひっぱりだこの‥‥」と、やたらハードルを上げる形で僕を紹介してしまったので、正直弱った。これから取材なのに、やりにくいったらありゃしない(苦笑)。

取材はまあ、いつもの要領で淡々と進めたのだが、新人さんには「なんだー。この程度か」と思われたかもしれない。まあでも、それがこっちの実力の限界なんだから仕方ない。許してつかあさい。

靴の新旧交代

昼、板橋で取材。一件だけで早めに終わったので、帰る途中で新宿に寄り、新しいトレッキングシューズを買う。キーンのタージーIIローカット。買うのはなんとこれで三代目。オーソドックスな造りの履きやすい靴で、僕のような使い方、つまり、ラダックのような土地でロングトレイルを踏破するのには適している。

今まで使っていたこの靴の二代目も、履けるのは履ける状態なのだが、底の突起はごっそりすり減り、クッションもへたってしまって、ソールがいつ割れはじめてもおかしくない状態。特に長旅の途中で割れてしまうと、どうにもならない。先週の山歩きでその限界を実感したので、意を決して買い替えて、二代目は普段の近所歩き用に退役してもらうことにした。

昔、陸上をやっていた頃、コーチに「靴を大切にして長く履き続けるのは美徳だと思う。だが、それで脚を壊したら元も子もない」と言われたことがある。あの頃履いていたランニングシューズは、練習での酷使で半年も保たなかった。だからといって、ぽいぽい捨てるのもどうかと思うけど。古びた靴は、それでも役立つ場面で使ってあげるようにしたいなと思う。