Category: Diary

トホホな日

今日はひさしぶりに取材の仕事。一件だけなのだが、取材場所が遠い。なんと、山梨県の甲府。三鷹から中央線で立川まで移動し、そこから特急に乗り替えて甲府まで行くことになる。

切符は昨日のうちに買っておいたので、割と余裕を持って駅まで行ったら、中央線が軒並みストップしている。少し前に荻窪で人身事故があったらしい。三鷹まで来ていた下り列車が動くとのことで、とりあえず立川まで移動。乗る予定だった特急をそのまま待ち続けると間違いなく取材に遅刻するので、その時点で一番早く来そうな甲府方面行きの特急に切符を振り替えてもらうことにする。みどりの窓口の長い行列に並んで待ち続け、ようやく切符の変更に成功。その頃には徐々に中央線の運行も復旧し、振り替えてもらった特急(それでも一時間遅れ)に無事に乗れた。

そんなこんなのバッタバタな状態で、予定時刻ギリギリに現場に到着。で、取材自体もいろいろあってバタバタしてしまい、すっかり疲れ果てて甲府駅に戻る。せめて少しでも旅らしい気分を味わおうと、地元の名物らしき駅弁を買い、帰りの列車の車内で食べる。‥‥が、味、ボリュームとも、残念ながら期待はずれ。何だよまったく。

何から何まで、トホホな感じだった一日。やれやれ。

名残惜しき冷やしうどん

ここ数日、めっきり涼しくなって、朝晩もよく眠れるようになった。それまでのうだるような蒸し暑さから解放されてほっとした気分になるが、同時にちょっと名残惜しい気もする。

というのも、ここしばらく、自宅で冷やしうどんを食べることにハマってしまって(笑)。

それまでは、近所のスーパーで売ってる1パック3玉入り105円のうどんでかまたまうどんを作っていたのだが、夏の暑い時期は、うどんを茹でた後に冷水で締めて氷で冷やし、既成品のごまだれと薬味で食べるのがすっかり気に入ってしまった。インドから戻ってきて以来、主食は冷やしごまだれうどんと言っても過言ではない(笑)。あと十日後にはタイに行ってしまうので、中途半端な期間で米を買ってしまいたくないというのもあるのだが。

これ以上涼しくなると、今までのように冷やしうどんが堪能できなくなるのが、ちと残念。まあ、仕方ないか。本当にどうでもいいことをつらつらと書いてしまった。

東京五輪について

2020年のオリンピックの開催地に、東京が選ばれた。僕はもともとオリンピックというイベントにはあまり興味がなくて、北京五輪もロンドン五輪もまったく見ていない(開催期間中、ずっとインドの山奥にいたからなのだが)。なので、今回の決定についても、正直「ふーん、あ、そう」という反応しかできない(苦笑)。

この件についてネットでTwitterなどを見ていると、賛否両論、いろんな反応があるのがわかる。震災の被災地や原発のことをほったらかしにして能天気に浮かれてる人は正直どうかと思うし、日本の行末を悲観するあまりヒステリックに拒絶反応を示してる人も、もうちょっと冷静になればいいのにと思う。

原発事故の後処理(これは想像を絶する困難を伴うけど)と震災からの復興は、今の日本がもっとも優先して取り組むべき問題だ。その優先順位さえ取り違えないのであれば、東京でオリンピックをやれるというなら、やってもいいのではないかと思う。むしろ、オリンピックの開催を日本全体の復興に利用するしたたかさを持つくらいでもいい。

ただし、あくまで、日本が取り組むべき問題の優先順位を取り違えないのであれば、の話だ。どれだけオリンピックに人を感動させる力があるとしても、それよりもはるかに大切にすべきことが、世の中にはたくさんあるのだから。

高校時代の同級生

昼、西国分寺のクルミドコーヒーへ。高校時代の同級生とひさしぶりに会う。ひさしぶりというか、二十年以上ぶりくらいか。故郷に寄り付かなくなると、こんなことになってしまう。

彼は年相応に貫禄をつけていたけれど、温かみのある目線や声色は高校の頃のままだった。予備校の名物講師として各地を忙しく飛び回る彼は、二十代半ばで結婚して、今は大学生になった娘さんもいる。大勢の教え子に慕われる先生としても、家族を支える父親としても、彼はとても大きな、立派な存在になったのだなあ、と感じた。

ふりかえって、自分はどうだろう? ‥‥ダメだな。さっぱり成長してない(苦笑)。まだまだ、いろいろ甘すぎる。

本屋をぶらつく時間

午後、こまごました用事や買い物を片付けるため、出かける。気張らしがてら、新宿や青山、代官山の本屋めぐり。

本屋の店内をぶらつく時間というのは、僕にとってかなり大切な時間だ。というのも、僕が新しい本の企画をふっと思いついたりするのは、結構本屋をぶらついてる時という場合が多いのだ。店頭に並んでいる売れてそうな本のアイデアをパクるわけではない。その時々の売れ筋をチェックしつつも、「‥‥だったら、こういう本はまだ存在しないけど、あったらいいんじゃね?」という感じで、この世にまだ存在しない本のアイデアを、あーでもない、こーでもないと考えていく。

ただ、このアイデアの練り方、どんな本屋でも通用するわけではない。棚がきちんと手入れされていない、入荷したのをただ雑多に並べてるだけの本屋だと、それが気になって仕方がない。猫も杓子も凝った文脈棚を作れというわけではないけれど、本が可哀想になるような扱い方はやめてあげてほしいな、と思う。