Category: Diary

谷根千ぶらり

家の近所で、また税金無駄遣いの道路工事が始まってしまった。仕事どころか、おちおち考えごともできないので、今日は昼の間、外に出かけることにした。

中央線で御茶ノ水まで行き、丸善をちょっとのぞいて、千代田線で根津へ。根津神社に参拝して、今度出る本のヒット祈願(笑)。そこからぶらぶら歩き、往来堂書店へ。「文脈棚」で一躍名を馳せた書店で、丁寧に整えられた個性的な棚は、眺めているだけで時間を忘れるほど楽しかった。ここで本を一冊購入。

そこから西日暮里までてくてく歩き、駅前のドトールでちょっと休憩して、山手線で池袋へ。ひさしぶりにジュンク堂の本店やリブロを回る。それから新宿まで下りて、紀伊国屋書店をのぞき、晩飯にラーメンを食って帰路につく。

それにしても、暑かった。家に着くと、全身汗みどろ。いきなり夏にもほどがある。

日記という習慣

この二日間ほど、出かけたり仕事だったりでばたばたしてて、このブログを書かないでいたのだが、なぜかアクセス数はいつもよりだいぶ増えていた。「ヤマタカが日記を書かないなんて‥‥何かあったのか?」と心配して何度も見にきてくれた人がいたのかもしれない。すみません(苦笑)。

まあでも、それくらい僕にとって、こうしてWeb上で日記めいた駄文を書くことは、すっかり習慣として定着してしまった。最初に自分のサイトを作ったのは、確か‥‥(と、PC内に保存している当時のデータを見てみる)2001年3月10日。旅に出て少し途切れたりしたことはあっても、それ以来ずっと、この習慣を続けてきたことになる。

日記を続けることを目標にしてがんばってきたわけではまったくないし、別にいつでもやめていいとさえ思っている。そんなに大勢の人が読んでくれているわけでもなく、たいしたことを書いてるわけでもなく、これで文章が上達しているわけでもない。なのに、なぜか未だに続けてしまっている。

こうなったら、死の床に伏すまで、えんえんとどうでもいいことばかり書き続けるか。「あいつは最後まで、くだらないことばかり書いてたな‥‥」と言われるように。

ワイルドなエアコン

ガスの種火をつけてないのに、台所で蛇口をひねると、水ではなくぬるま湯が出てくるようになった。

それにしても、唐突に暑すぎる。今日はずっと部屋で原稿を書いていたのだが、昼過ぎには、どうにも蒸し暑くて集中できなくなってきたので、30分だけエアコンをつけて部屋の空気を冷やそう、と考えた。

うちのエアコンは引っ越してくる前からの備え付けで、夏も冬もあまり使わないので、リモコンの操作方法を未だによく把握していない。とりあえず運転モードを「冷房」にして、パワーの切替を‥‥どれにすればいいんだっけ。「パワフル」「ワイルド」「ソフト」「しずか」‥‥ん? ワイルド?

ワイルドなエアコンって、どんなエアコンなんだろう。しっちゃかめっちゃか、日本の家電にあるまじき破天荒な吹き荒れ方でもするんだろうか。そう思いながらもう一度よく見ると、「ワイルド」ではなく「マイルド」だった。何だ、がっかり。

しかし、それはそれで、マイルドとソフトの違いは何なのか、よくわからない‥‥。

夏のスイッチ

昨日の夕方、晩飯にゆでていたそうめんを流し台でざるにあけて、ゆで汁からたちのぼる匂いをかいだ時、あ、夏が来たな、と思った。

僕にとっては、そうめんのゆで汁の匂いで夏のスイッチがぱちんと入ったわけだが、世間的には、台風8号がそれだったらしい。台風一過の青空の下、さて、洗濯物を干そうかと戸口を開けたとたん、ぶわっと熱風が吹き込んできて、びっくりした。群馬の方では、38℃まで気温が上がったとか。スイッチどころか、いきなりアクセル全開である。

そんなわけで、今宵もそうめん。おかずには、昨日のうちに薄切りにして塩もみしておいたゴーヤを、茗荷と胡麻油であえたものを。これから先もいろいろ予定が詰まってるから、夏バテしないようにせねば。

あと二カ月

台風が近づいてるからか、風が強く、やたら蒸し暑い。何もしなくても気力がそげていく。

終日、部屋で仕事。昨日取材した分の原稿に取り組む。夜までにはほぼ形になったが、明日からはまた、いくつか書かねばならない原稿がある。小さいながらも切れ間なく仕事が来るというのはありがたいことなのだが、「撮り・旅!」という難関を終えた後なので、正直、しばらくぼーっとしていたい気分なのも確か。

誰もいない湖のほとりで、一週間くらいテントを張って、歩き回って、写真を撮って、本を読んで、寝転んで空を見上げて‥‥。あと二カ月ほどしたら、たぶん、そんな日々が来る。