Category: Diary

ドタキャン

ここしばらく、原稿書きやら打ち合わせやら連絡業務やらに振り回されつつ、その合間に明日からのインド取材の荷造りや、家を留守にする準備をしていた。それらもようやくメドがついたので、夕方からリトスタで、ビールを飲みつつ、うまいもんを食いだめ。

と、そこへiPhoneに電話がかかってきた。依頼元から。話を聞いて、文字通り、耳を疑った。明日からの取材、今になって急にキャンセルするという。インドに同行する予定だったスタッフの中心人物の方が、今日になって事故で足を負傷し、取材に行けない状態になってしまったのだとか。

まさに、我が人生最大のドタキャン。事故なので、誰が悪いというわけでもないのだが、それにしても‥‥。取材にあてるはずだった明日から約2週間、スケジュールがまっしろなんだけど。

まあいいや。とりあえず今夜は、目覚ましを気にせず、ゆっくり寝よう。

迂闊な在庫

旅に出る前になると、留守にする家の後始末で、何かとあたふたする。短い旅ならどうということはないが、半月以上留守にするとなると、いろいろやっておかなければならない。生ゴミを捨てるタイミングを確認し、洗濯物ができるだけ残らないように計算し、冷蔵庫の中身をチェックして‥‥。

あ。しまった。

夜になって冷蔵庫を開けてみると、なぜか一番下に、6本入りのソーセージがひと袋残っていたのだ。賞味期限は‥‥今日まで。捨てるにはもったいないけど、キープしておいても日本に戻ってくる頃には食えなくなってる。さて、どうするか‥‥。

ええい、ままよ。今宵の酒の肴は、ゆでソーセージ6本だ(苦笑)。

ばったばた

終日、部屋で仕事。先日のノルウェー取材の原稿の執筆。

プロットを決め、写真を選んでフォトショで調整し、原稿を書き、推敲し、写真とのマッチングを確認し‥‥。金曜からはしばらくインドに行くので、それまでにできるだけ進めておかなきゃならない。インドの仕事の方も、スケジュールや予算のチェック、空港までの足や携行品保険の手配、現地の状況の確認、荷造りの準備など、やることは山ほどある。もちろん、それ以外の仕事だって気がかりだし‥‥。

なんつーかもう、ばったばたすぎて、いろいろやばい。ほっとひと息つけるのは、いつの日か。

下北沢に還元

昨日の夜は、下北沢にある書店B&Bでの「撮り・旅!」と「エスニックファッション シーズンブック」に出演させていただいた。今回のイベント、オンラインで申込段階で決済が発生するシステムだったので、直前までかなり予約が低調だったのだが、当日予約なしで直接お店に来た人がたくさんいて、開始時間になってみると、大入満員の大盛況。相当心臓に悪い展開だったが、お店のペイラインも余裕で超えてくれたので、ほっとした。

トーク自体も、eTHno loversのみなさんは会場を華やかに楽しく盛り上げてくださったし、旅音の林さんは写真もトークも抜群の安定感だったので、僕自身はかなり楽な気分で話をさせていただけたと思う。全体的には、まずまずうまくいったんじゃないだろうか。会場のお客さんたちにも、楽しんでいただけていたらいいのだけれど。

撤収が終わった後は、会場のすぐ近くの中華居酒屋で、10人くらいでのささやかな打ち上げ。B&Bさんから僕たちにいただいた出演料は、そのままきれいに飲み代に使わせていただいた(笑)。下北沢にそのまま還元できて、まあ、よかったかな。

長蛇の列からの解放

昼過ぎ、最寄りの税務署へ。ここまでさんざん苦労して準備した、初の青色での確定申告。

税務署の建物の前には、すでに長蛇の列。うららかな小春日和で、並んで待っていても寒くはなかったが、それにしても待たされる。建物の入口まで来たと思ったら、そこからさらに長い列が。結局、受付に辿り着いたのは、並びはじめて1時間以上も経ってからだった。とはいえ、僕はまだ運が良かった方で、背後の列はさらに長く長く伸びていた。

青色申告の相談コーナーであれこれ指南してもらいつつ、どうにか決算書類の体裁を整え、パソコンでの申告書作成コーナーへ。一時、ケアレスミスで金額が合わなくなりかけてちょっと焦ったが、すぐに気づいて事なきを得た。やれやれ。

すべての書類を提出して、税務署の建物を出たのは、すでに夕方。あと30分もすれば税務署が閉まってしまうような時間だった。あー、なんて清々しい解放感。これでやっと、自分が本来やるべきことに集中できる。

駅の反対側の理髪店で散髪し、まほろば珈琲店でコーヒー豆を補充し、たかねで今季初の道明寺を買う。いろんなことが、ようやく自分本来のペースに巻き戻った気がした。