Category: Diary

パスポートの切り替え

昨日は午後から新宿へ。今まで使っていたパスポートの有効期間が残り一年を切ったので、新しいものに切り替えるための申請をしに行った。旅券課の窓口はそれなりに混んではいたが、そんなに苦労することもなく、無事に申請することができた。出来上がりは一週間後。

今までのパスポートは、ラダックでの長期滞在を始める少し前から使いはじめていた。だから、ページをめくってもめくっても、出てくるのはインドビザのステッカーばかり。ほんと、アヤシイ以外の何物でもない。どこかの国で入国審査を受けるたび、審査官が「何だこのパスポート?」と眉をひそめながらページをめくり続けるのを、内心びくびくしながら見守っていた(苦笑)。

新しいパスポートになったら、そんな心配ともオサラバ、のはず。少なくとも、しばらくの間は……。まあ、今年の夏もほぼ間違いなく、行くことになるんだけどね、インド。

カレーの充足感

今週は、今日あたりまでにいろんな連絡や原稿素材が届くはずだったのだが、昼の間はまるで音沙汰なし。まあ仕方ない、と食材の買い出しに近所のスーパーへ。豚肉が全部4割引だ。煮込み料理用のバラ肉を買う。今夜はカレー。

タマネギをみじん切りにし、オリーブオイルと一緒に中火でじわじわ炒める。水気が飛んで飴色になったところで、豚肉、ニンジン、ジャガイモと順次追加。全体に油が回ったら水を入れ、沸騰したところでアクを取り、しばらく弱火でコトコト煮る。隣のコンロにごはん鍋をかけて米を炊き、それが蒸らしに入るあたりのタイミングで、カレーの方にルウを投入。さらにトロ火にして、焦げ付かないように時々かき混ぜながら煮る。

炊きたての白いごはんに、具だくさんのカレーをとろりとかけ、おもむろにスプーンですくって頬張る。うまい。自分の家で好きなようにカレーを作って、腹いっぱい食べる時のこの満たされた感じは、いったい何なんだろう。ほかの料理ともちょっと違う、カレーならではの充足感。

すっかり満足して、さあ風呂入ってのんびりするかとソファから立ち上がったとたん、Macに立て続けにメール着信。届くはずだった連絡や素材から、新しい仕事の相談まで。何だこのタイミングは……いや助かるけど。これもまあ、仕方ないか。

年間スケジュール

昨日今日と、割と家でゆったり過ごしている。今休んでおかないと、この先もたないような気がして(苦笑)。

夕方、コーヒー豆の補充をしに、まほろば珈琲店さんへ。「陽の出てる時間がだいぶ長くなりましたねえ」と言われ、そういえばそうだなと気づく。隣のこいけ菓子店さんでショートブレッドを買った時は、「これからバレンタインで忙しくなりそうで」と言われる。もうそんな季節か……ついこの間、正月になったばかりと思ってたのに。

今年から週イチペースでWeb連載を担当するようになったので、毎週どんなテーマの記事を作っていくかをいろいろ検討している。今の段階で、夏はもちろん、11月くらいまでを見越してスケジュールを組んでおかないと、とてもじゃないがやりくりできない。他にもいろんな仕事が絡んでくるし。そんな状況で年間スケジュールを組んでいると、年の瀬感というか、早くも2016年が終わってしまったような気分になる。

まだ1月だというのに……でも、きっと、あっという間なんだろうな。

初の沖縄へ

来月中旬、取材の仕事で、沖縄に行くことになった。今年最初の取材旅行は、意外にも国内からスタートする。

さらに意外に思われるかもしれないが、僕自身にとっても初の沖縄エリア訪問なのだ。現地では一般のご家庭に民泊させていただく予定。今の段階では土地勘も予備知識もまったくないのだが、逆にそれが楽しみでもある。もちろん仕事なので、出発までにある程度の下調べはするけれど。

思えばここしばらく、いろんな意味でエクストリームな場所にばかり行かされていたので、冬ののどかな沖縄を訪ねるというのは、何だかとてもほっとする。別にエクストリームな取材を専門にしてるわけではないと主張しても、なかなか信じてもらえない昨今なので(苦笑)、なおさら。

新鮮な発見や出会いがあることを期待しつつも、まずは目の前に立ちふさがる仕事の山を何とかせねば。

半天賛歌

ここしばらく、ようやく冬らしい冷え込みになってきた。うちの部屋は鉄筋マンションの一階なので結構冷える方なのだが、未だにエアコンはほとんど使っていなくて、机の下に置いているデロンギの小さなオイルヒーターだけ。それでも十分しのげている。

なぜなら、この冬は半天を着用しているからだ。

うちで使っているのは、かまわぬの半天。ふんわりと軽くて、まるで布団にくるまってるように暖かく感じる。朝起きて、これを羽織って仕事机の前に座っても、そのまま突っ伏して二度寝してしまいそうな気分になる(笑)。とにかく着ていてラクなのだ。着るというより、ただゆったり羽織るという感じで、身体を締め付ける部分がどこにもない。それでいて身体の熱が外に逃げることもない。よくできてる。昔の人の知恵はすごい。

おっさんが半天を羽織って机に向かってる様子は、いかにもしがない泡沫ライターといった風情の見た目だと思うけど(笑)、どうでもいいや。